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適応型アプリケーションをエッジに拡張

Kara Sprague サムネール
Kara Sprague
Published January 25, 2021
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本日、私たちはVolterraの買収が完了したことをお知らせできることを嬉しく思います。私とF5の社員にとって、正式にVolterraをチームに迎え入れることは喜びであり、エッジを再定義し、お客様のために適応型アプリケーションを現実のものにするために協力していくことを楽しみにしています。

私は以前、アプリケーションが私たちの生活を変えていくさまざまな方法についてお話ししました。パンデミックを通して、アプリケーションは、私たちの多くが買い物をしたり、銀行にお金を預けたり、仕事をしたり、友人や家族と連絡を取り合ったりするための主要な手段となりました。しかし、COVIDはこれらのデジタル サービスへの依存度を高めただけでなく、以前は物理的に体験していたことのデジタル化も加速させたことが最近、明らかになってきました。医者にかかることから、新しい家を購入すること、製造現場で働くことまで、かつては物理的な存在を必要としていた体験が、今ではますます、元に戻すことができないほどにデジタル化しています。

MicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏は昨年4月に、「世界は2年かかるデジタル トランスフォーメーションを2か月で経験した」と述べています。それからさらに9か月が経ち、デジタル化のペースは増すばかりです。そして、これらのデジタル エクスペリエンスに共通していることは?それは、アプリケーションを通じて提供されているということです。

この移行は、企業に課題をもたらしています。アプリケーションのデリバリとセキュリティの確保には、ローカルおよび広域 ネットワーク、パブリック クラウド、CDN、その他のエッジ インフラストラクチャが組み合わされた環境全体のかじ取りが求められます。今日のほとんどの企業は、アプリケーションごとに、これらの環境全体でアプリケーション ロジックとデリバリおよびセキュリティ テクノロジーを手動でつなぎ合わせています。このアプローチにより、新たな攻撃対象領域が生み出され、新たな脅威の扉が開き、信じられないほどの運用上の複雑さが生じています。

第1世代のエッジ ソリューション(F5では「Edge 1.0」と呼んでいます)は、動画などの大きなコンテンツ を物理的にエンドユーザーの近くにキャッシュできるように、低レイテンシのパフォーマンスを提供するために構築されたCDNでした。「Edge 1.5」への進化において、より動的なコンテンツをホストするためにCDNにエッジ コンピューティングが追加されて「SaaS化」され、「十分な」セキュリティが導入されました。Edge 1.0とEdge 1.5はどちらもクローズド エッジ ソリューションであり、容量はそれぞれの物理インフラストラクチャに制限され、アプリケーション デリバリ経路にさらに別のノードまたはホップを作成します。

企業は、各エッジベンダーにアプリケーションを適応させることを余儀なくさせています。それらはコンテンツ主導型であり、セキュリティの有効性を最優先事項とせず、異種のマルチクラウド ランドスケープ全体で管理と運用を簡素化するように設計されていないため、お客様のニーズに対応していません。私がお話を伺ったお客様たちは、複雑さを悪化させるだけのコモディティ セキュリティを備えたこれらのクローズド エッジ製品から移行する準備ができています。

Volterraは、この問題を解決するための画期的なプラットフォームを構築しています。同社のユニバーサルなマルチクラウド テクノロジーにより、業界標準のコンテナをパブリック クラウド、プライベート クラウド、企業のデータ センターを問わず、どこでも実行できます。F5の業界をリードするアプリケーション セキュリティとデリバリ テクノロジーとともに、当社は初のEdge 2.0プラットフォームを導入し、企業やサービス プロバイダの厳しいニーズに応えるエッジを提供する予定です。当社のEdge 2.0プラットフォームは、CDNをベースにした現在のEdge 1.xプラットフォームが提供できるものをはるかに超え、セキュリティを第一に考え、アプリケーション主導であり、無制限の拡張性を備えています。

Volterraのテクノロジーは、パブリック クラウド プロバイダが構築した(そしてまだ構築を続けている)広大なインフラストラクチャを活用するように設計されていますが、お客様の施設にもシームレスに拡張されます。また、ネットワーキング製品とセキュリティ製品をシームレスに提供するためのSaaSと、最新のKubernetesベースのアプリケーションを構築して実行するためのPaaSのユニークな組み合わせで提供します。この基盤は、F5のエンタープライズ グレードのアプリケーション デリバリおよびセキュリティ サービスを提供するための理想的な手段となり、これまでエッジにはなかった重要な機能を拡張します。

Edge 2.0の最も興味深い点の1つは、Adaptive Application (適応型アプリケーション)のビジョンをどのように推進していくかという点です。私たちは、アプリケーションがその環境に応じて自然に適応する、つまり成長、縮小、防御、回復する世界を考えています。これにより、組織はコア ビジネスに集中し、収益を増やし、運用を改善し、魅力的な新しいエクスペリエンスをお客様に提供できます。Edge 2.0は、これをいくつかの重要な方法で実現します。

  • 冗長なプロセスを自動化する。Edge 2.0は、データ センター、クラウド、エッジにまたがるアプリケーション配信を自動化する、「一度構築したらグローバルにデプロイできる」ユニバーサルなアプリケーション デリバリ プラットフォーム上に構築されます。つまり、マルチクラウド環境における最新のアプリケーションと従来のアプリケーションの手動統合が不要になります。
  • ワールドクラスのエンドツーエンドのセキュリティを提供する。お客様は、業界をリードするF5のアプリケーション セキュリティおよび不正行為対策ソリューションを、あらゆる環境で利用できるようになります。これらは、今日、多くの大手銀行、サービス プロバイダ、政府機関が主要な防衛対策としているものと同じものであり、SaaSベースのフォームファクタで提供されています。
  • アプリケーション ポートフォリオの俊敏性を高める。Volterraは業界標準のコンテナとAPIを使用して構築されているため、お客様のデジタル エクスペリエンスを市場に投入し、変化し続ける状況にはるかに迅速かつシームレスに適応させることができます。
  • アプリケーションのインサイトを活用する。お客様は、Edge 2.0により、アプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを真のエンドツーエンドで把握できるようになります。この豊富なテレメトリは、F5プラットフォームによって取得され、当社の可視化およびオーケストレーション機能によって分析および公開されて、アプリケーションとアプリケーション ポートフォリオをよりスマートでより優れたインサイトをもたらす適応性の高いものにします。

F5の最終的な使命は、組織が卓越したデジタル エクスペリエンスを提供し、安全性を確保できるよう支援することです。COVIDにより、それらのエクスペリエンスの実体は急速に変化し、それらのエクスペリエンスを保護して提供する組織のニーズも急速に進化しています。そのために私たちは、お客様が適応型アプリケーションを構築し、保護し、運用することを可能にするソリューション ポートフォリオを提供することに注力しています。

Volterraが加わり、Edge 2.0による新しいパラダイムへと進化することは、当社がこの使命を実現し、それによってお客様がそれぞれの使命を実現するための、重要な一歩です。

詳細については、F5営業担当社にお問い合わせください。