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世界的な危機におけるビジネス継続性の維持

苦難の時期が続いています。日々、終わりがないかのような悲惨なニュースが大量に報じられ、私たちは無力で、世界で起きている出来事の流れを変えられないと感じる程です。それでも、この混沌のさなかにできることは確かに存在します。私たちが組織の運営を継続できれば、組織は世界中の人々にとって必要不可欠なサービスを提供し続けることができるのです。

政府による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック対策は、予防と防護措置から緩和措置まで多岐にわたるため、組織にはこれらの取り組みがビジネスにもたらす劇的な変化にすばやく対応することが求められます。急騰する利用率への対処や新しいリモート ワーカーとの効率的なコミュニケーションにお悩みでも、すべての従業員が業務に必要なアプリケーションへ確実にアクセスできるよう奮闘している場合も、新たな現実に適応するための簡単なヒントをご紹介します。

アプリケーションを評価する

  • 基幹アプリケーションを評価して、顧客と従業員が常に利用できるようにします。

  • リモート アクセスできないアプリケーション、または運用の継続に基幹社員が必要なアプリケーションに起因する潜在的な問題があれば、対処します。

リソースの優先順位を決定する

  • リモートで利用できるようにするサービスを決定し、ユーザーに知らせます。

  • リモート キャパシティを完全にサポートできない場合、ユーザーのアクセス権を優先順位付けするシステムを作ります。

ITキャパシティを確認する

  • リモート アクセスが必要なユーザー全員分のネットワーク帯域幅、VPN容量(同時ユーザー ライセンス数)、社内ラップトップ、IPアドレスが十分であることを確認します。

    - 容量が不足している場合、新たに容量を増やすか、不足分を解消する計画を準備します。
  • 多要素認証(MFA)などの認証ソリューションのライセンスを十分に確保し、基幹アプリケーションと重要なデータへのリモート ユーザー アクセスを保護します。

戦略を伝達する

  • 顧客、チャネル パートナー、ビジネス パートナー、ベンダー、サプライヤ、その他のサードパーティとの通信を途切れることなく継続するための計画を立てます。

  • VPNへのアクセス方法、MFAのセットアップ方法、コラボレーション ツールの使用方法など、リモート業務に利用できるプロダクティビティ ツールのトレーニングをユーザーに実施します。

    - 技術的な問題が発生した場合に活用できるITリソースをリモート ワーカーに伝えておきます。
  • リモート業務でもマネージャーと従業員が連携でき、連絡を取り合える方法を考案して共有します。

現在のように先を見通せない時期にこそ、今までどおり自分たちで制御できる状況の側面に注目することが大切です。これらヒントのリストは難しく感じるかも知れませんが、一番上から始めて1項目ずつ達成してください。現在直面している課題だけでなく、まだ明らかになっていない課題をビジネスが乗り越えられるように支えるしっかりとした計画が完成します。

この新たな領域についての質問やサポートのご希望があれば、F5がお力になります。こちらからお問い合わせください。