APIランドスケープ

APIランドスケープ

APIはデジタル経済の中心的存在になりました。

APIを活用することで、イノベーションを推進でき、市場投入までの時間も短くなります。また、サードパーティの開発者だけでなく、サプライヤー、代理店、再販業者、さらには顧客からなるビジネス エコシステム全体で、収益を生み出し、パートナーシップを構築するための新たな機会が創出されます。

また、APIは、さまざまな内部システム間のデータへのアクセスをロック解除することで、サイロを解消するのに役立ちます。明確に定義されたインターフェイスにより、異なるクライアント アプリケーション用のカスタム インターフェイスを開発する必要がなくなるため、複雑さとコストが抑えられ、開発者と他の機能をもつチームがより迅速かつ容易にコラボレーションできるようになります。

最後に重要なポイントは、APIはマイクロサービス間の通信の主要なインターフェイスであるため、マイクロサービスを使用してアプリケーションを最新化する取り組みの土台となることです。

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APIゲートウェイ

APIゲートウェイ

使用するAPIの数が増えるほど、APIゲートウェイの重要性がますます高まります。

従来のモノリシック アプリケーションからデータにアクセスしたい場合でも、マイクロサービスを使用して新しいアプリケーションを構築したい場合でも、信頼性と性能に優れたAPIを提供するには、APIゲートウェイが非常に重要です。

業界で最もユビキタスなAPIゲートウェイであるNGINX Plusは、リクエスト ルーティング、レート制限、API認証などの強力な機能を誇ります。また、参照頻度の高いAPIレスポンスをキャッシュに保存し、APIエンドポイントの負荷を軽減することで、アプリケーションのパフォーマンスが高速化されます。

顧客事例:Capital One>

Capital Oneの開発者向けポータル、DevExchangeを例に考えてみましょう。NGINXの技術により、同社はアプリケーションを1日あたり120億回のオペレーションにまで拡張することができ、ピーク時には1秒あたり200万回のオペレーションをわずか10~30ミリ秒のレイテンシで処理できるようになりました。

サードパーティの開発者やパートナーは、Capital OneのAPIを使用して銀行口座の開設、パーソナライズされたクレジット カード オファーの生成、顧客特典の追跡を行うことで、顧客にトップクラスのデジタル体験を提供し、新たな収益源を生み出すことができます。

NGINXのWebサイトで顧客事例の全文を読む>

課題

課題

APIとAPIゲートウェイの数が増えるにつれ、NetOpsとDevOpsの両チームが取り組むべき課題がいくつか生じます。これらのAPIをすべて、定義、公開、セキュリティ保護、監視、使用状況の分析など、ライフサイクル全体にわたって効率的に管理し、価値を評価する必要があるからです。

APIゲートウェイを管理することで、トラフィックのルーティングを行うゲートウェイ自体のパフォーマンスが下がることはあってはなりません。また、それ自体が小さなフットプリントをもつマイククロサービスのAPIトラフィックを管理するため、軽量なソリューションも不可欠です。最後に、すべてのAPIを公開し、しっかりとしたドキュメントでAPIの利用を容易にする開発者向けポータルが必要です。

包括的なAPI管理は、APIの迅速な導入と継続的な成功に欠かせません。

ソリューション

ソリューション

NGINX Plusの能力、速さ、効率性とコントロール プレーン機能をあわせ持つAPI Management Module for NGINX Controllerによって、NetOpsチームとDevOpsチームはAPIの定義、公開、セキュリティ保護、監視、分析ができるようになります。

コントロール プレーンとデータ プレーンから切り離すという、革新的なアーキテクチャに基づいて構築されたソリューションです。

実績>

NGINXソフトウェアは3億5,000万以上のWebサイトで活用されており、2018年のユーザー調査によると、NGINXユーザーの40%以上がAPIゲートウェイとしてNGINXをすでにデプロイしています。また、NGINXは多くの従来型API管理ソリューションでも人気の高いコンポーネントであり、Axway、IBM DataPower、Kong、MuleSoft、Red Hat 3Scaleなどに基盤ゲートウェイを提供しています。

高いパフォーマンス>

NGINXを使用すると、余計な複雑さ、レイテンシ、障害点の原因となるローカル データベースやその他の追加コンポーネントが不要になります。従来のAPI管理ソリューションとは異なり、APIランタイム トラフィックがAPI管理トラフィックから分離されるため、NGINX Plus APIゲートウェイ(データ プレーン)は、NGINX Controller(コントロール プレーン)への接続を常に維持する必要がなくなります。これにより、複雑さが軽減され、API呼び出しを処理するための平均応答時間が短縮されることで、パフォーマンスが最大化されます。

移植性>

NGINX ControllerとNGINX Plusのどちらもフットプリントが小さいため、ベア メタル、仮想マシン、コンテナ、パブリック クラウド、プライベート クラウド、ハイブリッド クラウドなど、あらゆる環境にデプロイできます。このように汎用性があるため、NGINX API Management Moduleは内部APIと外部APIのどちらにも使用できます。NGINX Plusを従来の環境に簡単にデプロイしてモノリシック アプリケーションのトラフィックを管理することも、コンテナにデプロイして分散型アプリケーションのマイクロサービス間のトラフィックを管理することも可能です。

まとめ

まとめ

APIは、バックグラウンドでアプリケーションを消費するうえで極めて重要な役割を果たしており、ビジネスにおけるAPIの重要性は今後数年でますます高まるでしょう。1つはっきりとしていることは、アプリケーションの最新化には、最新のAPI管理ソリューションが必要だということです。

API Management Module for NGINX Controllerを使用すると、APIを定義して本番環境、テスト環境、またはステージング環境に簡単に公開することができ、パフォーマンス問題のトラブルシューティング、顧客満足度の向上、ビジネス上の価値の最大化に必要な可視性も手に入ります。さらに、認証、認可、ロールベースのアクセス制御、およびレート制限を提供することで、APIを安全に保つことができます。

デジタル経済において、ビジネスの成功には包括的なAPI管理が欠かせません。NGINXは、パフォーマンスを犠牲にすることなく、APIのライフサイクル全体を管理する単一のソリューションを提供します。

参考資料

F5とNGINX APIのライフサイクル管理ソリューション について詳しくは、こちらをお読みください。