F5 GLOSSARY

Apache

Apacheとは、Webサーバ ソフトウェアの1つです。正式名称は「Apache HTTP Server」と言います。Apacheライセンスのもとでソースコードが公開・配布されている、代表的なオープン ソース ソフトウェアの1つでもあります。

Apacheは、1993年に世界で2番目に開発されたWebサーバ ソフトウェアである「NCSA HTTPd」が起源になっています。1995年にNCSA 1.3をベースに開発が始まり、1999年に設立されたApacheソフトウェア財団が開発を引き継ぎました。ただしそのコードは、Apacheソフトウェア財団によって完全に書き換えられており、NCSA HTTPdのコードは残っていません。安定バージョンは2015年12月時点で「2.4.18」となっています。

Apacheは世界で最も広く利用されているWebサーバ ソフトウェアだと言えます。そのシェアは2005年に約70%でピークを付けてからは増減を繰り返しており、2016年2月時点では33%になっています。ただしアクティブなサイトに限定した場合のシェアは50%に達しており、Webの世界の半分はApacheによって支えられていると言っても過言ではないでしょう(※1)。

無料で使用できるオープン ソース ソフトウェアですが、極めて高い信頼性を実現しており、モジュールによる機能追加も可能です。またCGI(Common Gateway Interface)をサポートしており、外部プログラムと連携したWebアプリケーションも実現できます。

Webアプリケーションを実現するためのソフトウェア構成としては、Linux上でApacheを動かし、データベースにはMySQLを使用、プログラムはPHP/Perl/Pythonで記述する、という組み合わせが広く利用されています。このような組み合わせは一般に「LAMP」と呼ばれています。

<脚注>
出典:「February 2016 Web Server Survey

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