F5 GLOSSARY

ハイパーバイザ

ハイパーバイザとは、コンピュータを仮想化し、1台の物理サーバ上で複数の仮想的なコンピュータを動かせるようにする、制御ソフトウェアです。仮想環境で動く仮想的なコンピュータを「仮想マシン」と呼びます。

コンピュータの仮想化の方法は、大きく2種類に分けられます。1つは、OS(ホストOS)の上で仮想化ソフトウェアを動かし、その上で仮想マシン(ゲストOS)を動かす「ホスト型」です。この方法はアプリケーション感覚で仮想環境を手軽に導入でき、ホストOSとゲストOSを同一ディスプレイ上で表示可能といった特長があります。しかしホストOSの処理にもリソースが必要で、必ずしも仮想環境に最適化されていないという欠点もあります。そのため複数の仮想マシンを1台の物理サーバ上で動かす場合には、あまり使われません。主な用途は、MacOS(OSX)上でWindowsを動かすといった、PC上で複数のOSを使用するケースだと言えます。

これに対し、ハイパーバイザを直接ハードウェア上で動かし、その上で仮想マシンを動かすのが「ハイパーバイザ型」です。この方法は、物理リソースを仮想環境に最適な形で利用できるため、1台の物理サーバで多数の仮想マシンを動かすのに適しています。そのためサーバ仮想化等で一般的に利用されています。またPCのデスクトップを仮想化してサーバ上で動かし、画面だけを端末に配信するVDI(Virtual Desktop Infrastructure)でも、利用されることが多くなっています。

代表的なハイパーバイザとしては、VMwareの「vSphere ESXi」や、Citrixの「XenServer」、Microsoftの「Hyper-V」、Linuxベースの「Kernel-based Virtual Machine(KVM)」が挙げられます。


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