F5 GLOSSARY

Virtual Desktop Infrastructure (VDI)

VDIとは「Virtual Desktop Infrastructure」の略で、仮想デスクトップを実現するためのインフラ環境を意味します。仮想デスクトップとは、クライアントOSのデスクトップ環境を仮想化し、サーバ上で動かしたものです。ユーザは手元の端末から、ネットワーク経由でサーバ上の仮想デスクトップにアクセスし、画面表示のためのデータやキーボード等の入力情報をやり取りすることで、仮想化されたクライアントOSを操作します。

端末側には仮想デスクトップにアクセスするための機能だけがあればよく、AndroidやiOSといったスマートフォンやタブレット用のOSを搭載した端末からでも、Windows等の仮想デスクトップが利用可能になります。そのためアプリケーションを変更することなく、端末OSの自由度を高められます。またアプリケーションやデータをサーバに集約でき、端末を紛失した場合でも情報漏えいが発生しにくいという、セキュリティ面でのメリットもあります。そのため最近では、オフィスに縛られない自由度の高いワークスタイルの実現や、高いセキュリティを確保することを目的に、仮想デスクトップが利用されるケースも増えています。また高度なグラフィック処理を行うGPUを仮想化し、3次元CADやCAEを仮想デスクトップで動かす事例も登場しています。

仮想デスクトップを快適に利用するには、画面データを転送する際に、通信帯域の利用をいかに効率化するかが重要になります。そのためにVDIを提供するベンダは、効率の高い通信プロトコルを提供しています。例えば「VMware View」では画面転送プロトコルとして「PCoIP(PC over IP)」、「Citrix XenDesktop」は「Citrix ICA」を実装しています。F5が提供する「F5 BIG-IP Access Policy Manager(APM)」は、この両方のプロキシ機能をサポートしており、安全かつ高速な仮想デスクトップの利用を可能にしています。


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