クラウドベースのDNSの登場への 対応:今こそ移行のとき

ROGER BARLOW

PUBLISHED MARCH 27, 2019

私がDNSの仕組みに初めて触れたのは、ダイヤルアップ インターネット アクセス企業に勤めていたときでした。当時、DNSはインフラの中でも最も厳格に管理されていた要素の1つであり、ゾーン ファイルの修正が許されていたのは最も優秀なスタッフだけでした。現在では、Webベースのアプリケーションを開発する誰もが、DNSにアクセスし、安全かつ確実に更新する必要があります。F5は、新しくF5 Cloud Serviceを発表することで、このDNSインフラの変化へ積極的に対応して行きます。詳しくはこちらをご覧ください。このF5 Cloud Serviceの最初のリリースは、セカンダリ権威DNSを提供するDNS Cloud Serviceです。

DNSをクラウドとして利用したい理由とは

  1. あらかじめエキスパートにより設計され、グローバルに導入されているサービスを利用する方が簡単です。地理的に分散されており、冗長性の高いDNSインフラを設計、構築および維持するとコストが掛かってしまいます。
  2. 自前で構築した場合、何か障害があれば午前3:00でも電話が掛かってきて、対応しなければいけない事は十分にありえます。
  3. アプライアンス製品を利用した場合、メンテナンスの為の更新コストが必要です。また、5~7年ごとのハードウェア更新により、本来であれば企業のROI向上を達成するイノベーションへの投資に使えるはずのリソースが無駄にされている可能性があります。

どのような理由であれ、F5 DNS Cloud Serviceを利用することで、わずか数回のクリックでクラウド利用を開始できます。

F5 DNS Cloud Serviceは、エキスパートにより設計され、グローバルに分散されたエニーキャストDNSアーキテクチャであり、DDoS攻撃からの防御がビルトインされ提供されています。シンプルなRFC準拠のゾーン転送をプライマリDNSサーバから設定することで、セカンダリとして簡単に利用できます。そうすることで、DDoS攻撃を受けても、F5のサポートがあるので安心です。プライマリDNSサービスがダウンした場合でもDNS Cloud ServiceはDDoS攻撃を切り抜けることができます。

しかし正直なところ、DNSトラフィックに対応するプライマリをオンプレミスに配置していると、グローバルに分散されたクラウドDNSインフラを利用するより対応は遅くなってしまいます。応答時間をより速くするには、プライマリDNSをオンプレミスのまま設定専用のノード(隠れたプライマリ)として使用して、DNS Cloud Serviceを利用してすべてのDNSクエリに応答します。グローバル エニーキャスト導入では、DNSクエリへのレスポンスは、できるだけリクエスト元に近い場所で行われるので、DNSの管理方法を変える必要なく、セキュリティとスピードを手に入れることができます。これは、管理者およびツールに対して完全にシームレスに運営できるので、クラウド ソリューションをフル活用できます。

これだけではありません。間もなく、F5 Cloud Serviceは、以下の2つの主な方法でDNSサービスを拡張します。

  1. エキスパートにより設計された同一のグローバルDNS Cloud Serviceエニーキャスト ネットワークおよびセキュリティ機能をビルトインした、クラウドベースのDNSロードバランシングを提供します。この新しいサービスでは、可用性または地理的位置に基づいてトラフィックをさまざまなアプリケーションに送信できます。Early Access Programに参加すると、新しいサービスのプレビュー版を入手できますので、是非お試しください。
  2. 数か月後には、プライマリDNSをDNS Cloud Serviceサービスの一部として提供します。簡単に使えるGUIのほか、ゾーンおよびレコードを作成/更新/削除するためのREST APIの豊富なセットが利用可能になります。

AWS Marketplaceから利用できるセカンダリ権威DNSサービスを今すぐ無料でご利用くださいDNS Cloud Serviceのデモでは、わずか数回のクリックでセカンダリDNSサービスを簡単かつ迅速にプロビジョニングおよび設定する方法を紹介しています。その他のご質問については、Cloud Serviceチームまでお問い合わせください。

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