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F5創業以来、            26年目の大きな発表を       解説します!

Keiichiro Nozaki サムネール
Keiichiro Nozaki
Published February 16, 2022
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皆さま、こんにちは。
本日、F5ジャパンとして大きな発表をさせて頂きました。いろいろな情報が沢山含まれた発表となっているため、ちょっとこちらのブログという形式で分かりやすく解説させていただきたいと思いました。プレスリリースも同時に配信しておりますが、併せてご参照下さい。

発表内容

大きく、4つの発表を本日行いました。

  1. F5 Networks, Inc.からF5, Inc.に社名変更(現時点では北米本社のみ)※弊社ブログ、SNSなどで公表済み
  2. 新しいクラウドプラットフォーム「F5 Distributed Cloud Services」を発表(世界同時)
  3. F5 Distributed Cloud Services第一弾ソリューション、「Distributed Cloud WAAP」発表
  4. 同時に製品ブランドを集約し、旧Volterra及び旧Shape SecurityはDistributed Cloudブランドへ順次統合

順番に解説してまいります!

F5 Networks, Inc.からF5, Inc.に社名変更(現時点では北米本社のみ)

こちらは弊社ブログ「社名変更について:新しいF5をよろしくお願いいたします」でも既にご案内しております通り、昨年末に米国本社の会社名が正式にF5 NetworksからF5に変わりました。その意図は、シンプルに「ネットワーク技術を提供する会社」から「アプリケーションに必要な全ての技術を提供する会社」へと25年かけて進化してきた弊社の今の姿を反映させるためです。実際、昔ながらのハードウェア・アプライアンスでの技術提供からソフトウェア、クラウドベースでの提供の比重はコロナ禍もあり、非常に早いペースで進んでおりますし、弊社のユーザ企業様の声をお聞きしていても、ハードウェアのみの提供形態ではもはや今の時代のニーズは満たせません。そして技術そのものも、負荷分散から始まった「ネットワークをつないで可用性を担保する」ところから高度なアプリケーションセキュリティやトラフィック処理へと進化しています。そんな背景から、今回改めてメディア各社さん向けの発表会でも社名変更をご案内した次第です。

新しいクラウドプラットフォーム「F5 Distributed Cloud Services」を発表(世界同時)

2つ目は新しいクラウド基盤のブランド、F5 Distributed Cloud Servicesの発表です。皆さまご存知の通り、ここ3年ほどの間に弊社F5は大規模な買収を進めてまいりました。2019年3月にNGINX社(参考:NGINXはF5と共に進みます)、2019年12月にShape Security社(参考:F5ネットワークス、Shape Securityを買収し、 アプリケーションセキュリティを改革)、そして2021年2月にVolterra社(参考:F5、Volterraの買収完了を発表)などが主要な買収になります。これらの結果、以前から提供しておりました弊社の技術をクラウド型サービスでご提供するSilverlineやF5 Cloud Servicesなどの立ち位置や技術の内容をしっかりと精査し、その後の製品戦略を順次練っていった結果、製品ブランドを統合・再定義する結論へと至りました。新しい弊社製品ブランド全体像は、シンプルに下記の3つになります。

f5 BIG-IP

NGINX

F5 Distributed Cloud Services

改めまして、新たな3つの製品ブランドの立ち位置を簡単にご説明しますと;

1. F5 BIG-IP:

ミッション・クリティカルなシステム、ウェブサイト、アプリケーションなどに向けたアプリケーション配信&セキュリティ技術(L4-L7技術、とも言い換えても良いかも知れません)をご提供するブランドです。主にオンプレミスにホストされる仮想・物理アプライアンスが提供形態となり、パブリッククラウド上での運用にも対応しています。ユーザ企業であるお客様ご自身が導入・展開・運用管理を行い、その分設定のきめ細やかさ、カスタマイズ性は(お馴染みのiRulesが典型例ですが)極めて高い、そんなブランドです。また、今回のタイミングで、ハードウェア・アプライアンスは「BIG-IP」の名称がつかなくなり、稼働しているソフトウェアモジュールが「BIG-IP」の名を冠する形に変わりましたので、ぜひこちらもご留意頂きたいポイントです。

2. F5 NGINX:

クラウド前提、いわゆるクラウドネイティブ環境のシステム、ウェブサイト、アプリケーションに最適なアプリケーション配信&セキュリティ技術を提供する軽量(クラウド環境で重要なフットプリントが少なくて済む)・高速でハイパフォーマンスなADC製品ブランドとなります。パブリッククラウド、特にコンテナ環境でご利用頂くニーズに最適です。BIG-IP同様、お客様ご自身が導入・展開・運用管理を行いカスタマイズ性も十分にございます。

3. F5 Distributed Cloud Services:

F5の持つアプリケーション配信&セキュリティ技術をSaaS型・クラウド型でご提供するサービスです。デジタル革新(DX)などで構築するアプリケーションをはじめ、データセンタ(オンプレミス)、パブリッククラウド(コンテナ環境含む)全般に等しく対応可能で、一貫した技術の提供やポリシー管理が簡単にできるのが強みです。あくまでも当記事執筆時点の情報ですが、F5がSaaSサービスとして提供するため、BIG-IPやNGINXと比べると簡単に導入・運用ができる反面、設定などのカスタマイズ性は限定的であり、その代わり汎用性が高い、という特徴があります。

プレスリリースにも記述されております通り、今回の発表をもってShape Security製品群、Volterra製品群を含む弊社技術を新しいDistributed Cloud Servicesへと統合します。言い換えますと、弊社のクラウド型サービスは全てこのDistributed Cloud Servicesブランドとしてこれから提供していくことになります。
その特徴の一つは、その名の通り分散クラウドの考え方に基づく柔軟なデプロイメントです。弊社の自社拠点も日本国内に東京・大阪に構えておりますが、必要であれば主要なパブリッククラウドに拠点を追加、更には閉域網に拠点を構える必要がある場合はオンプレ・データセンタ環境に構えることも可能です。この柔軟性、お客様の業種や環境による要件に対する柔軟性の高さは多くのシステムやアプリケーション基盤に新しい価値をご提供できるものと弊社では期待を隠せません。

 

 

F5 Distributed Cloud Services第一弾ソリューション、「Distributed Cloud WAAP」発表

更に、この新しいブランドの第一弾として、WAAPソリューションを発表しました。この「WAAP(Web Application and API Protection)」という技術、馴染みの薄いカテゴリに感じるかたももしかしたらいらっしゃるかも知れません。弊社は2005年にWAF (Web Application Firewall)ベンダを買収して以来、一貫して自社製品の標準機能としてWAF技術を提供し続ける老舗としての顔も持っておりますが、今回、正式にその機能を拡充し、APIセキュリティとBot対策技術も統合し、かつクラウド型で提供をするのが今回の発表内容のポイントになります。何と言っても、デジタル革新などでタッグを組む外部のパートナー企業をIT・デジタル基盤を技術的にも連携させる場面は現代において急激に増えており、そのような場面でAPI接続を外部連携する際に公開ネットワークに対するセキュリティは必須項目と言えます。今回、自社開発や買収により自社ポートフォリオに加わった全ての技術を精査し、最適なものを組み合わせて発表したのがこの「Distributed Cloud WAAP」になります。そして、当然これは第一弾の発表なので、これからも弊社の様々な技術をF5 Distributed Cloud基盤でも提供していくべく、開発を進めていく予定です。
ただ、あくまでもこの新しいソリューションは「提供形態とユーザ様の選択肢を広げる」という目的であり、従来のBIG-IPやNGINXなどの提供を止める事では全くない、という点も併せて明確にお伝えしておきたいと思います。BIG-IPやNGINXの各種技術も同様にDistributed Cloud基盤で稼働する製品モジュールが今後発表・提供される可能性は勿論ございます。しかし、提供形態を広げる目的だけであり、BIG-IPやNGINXは今までと同様、引き続きご提供いたします。より多くの選択肢を。より多様な環境、システム、アプリケーションのニーズを満たしたい。シンプルにそんな発想から今回の発表に至っております。

製品ブランドを集約

今回の発表により、今後は一部を除き、従来のShape Security製品、Volterra製品のブランド名はF5 Distributed Cloudへと統合されます。また、他の製品ブランドや製品名も今後順次整理され、前述の3つのブランドへの集約していく予定です。今後の変更については追ってブログなどの様々な形式で皆さまにご報告する事になると思いますが、今回の発表は、その第一弾である、とお考え頂ければと思います。全てはお客様、ユーザの皆さまに、今まで以上にシンプルに分かりやすく弊社技術をご利用頂きたい – そんな想いから進める一連の活動になります。

最後に

冒頭に申し上げました通り、今回の発表は多くの情報を含んでおります。このブログで少しでも補足のご説明となり、皆さまのご理解が進めば幸いでございます。大きな発表となりましたが、まだまだこれからやるべき事はございます。少しでも多くの弊社技術が、多くの日本のユーザ企業様のデジタル革新、システム・アプリケーションの基盤を支え、今まで以上にご支援できる事を目指して、これからも弊社F5は事業を展開してまいります。引き続きどうぞ、よろしくお付き合いください!

           

F5

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