PRESS RELEASE

F5、Volterraの買収完了を発表 ~企業やサービスプロバイダ向けにEdge 2.0プラットフォームを構築~ ~既存のエッジコンピューティング技術に内在するアプリケーションセキュリティやアプリケーションデリバリの課題の解決へ向けて協力~

Published February 16, 2021

報道関係者お問い合わせ先

F5広報代理
アシュトン・コンサルティング・リミテッド
電話:03-5425-7220
Eメール: F5@ashton.jp


F5ネットワークス(英語)
Dawn Tay
電話::+65-6564-1946
Eメール: d.tay@f5.com

 

F5、Volterraの買収完了を発表
~企業やサービスプロバイダ向けにEdge 2.0プラットフォームを構築~
~既存のエッジコンピューティング技術に内在するアプリケーションセキュリティやアプリケーションデリバリの課題の解決へ向けて協力~

アプリケーションセキュリティおよびデリバリ分野におけるリーディングカンパニーであるF5(本社:米国ワシントン州、NASDAQ:FFIV)は、初の汎用的なEdge as a Serviceプラットフォームを提供するVolterra(本社:米国カリフォルニア州)の買収が完了したことを発表しました。F5はVolterraの技術を活用し、企業やサービスプロバイダ向けに、セキュリティファーストかつアプリケーション主体の無制限の拡張性が備わったエッジプラットフォームを構築して参ります。

F5のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるフランソワ・ロコー=ドノは、次のように述べています。 「VolterraをF5に迎え入れ、Adaptive Applicationを中心に据えたF5のビジョンの要である『Edge 2.0』をお客様に提供するべく協力できることを大変嬉しく思います。今後F5は、Volterraと力を合わせて、既存のエッジコンピューティングに欠けていた世界で通用するセキュリティや拡張性など、企業向けの特長を備えたサービスを提供して参ります」

Volterraの創業者であるアンカー・シングラ(Ankur Singla)は、次のように述べています。 「現在のエッジのアプローチは、企業を想定して設計されたものではありませんでした。ハシャード・ナキル(Harshad Nakil)と共にVolterraを創業した際、エッジを提供するには、パブリッククラウドの拡張性を備えると同時に、企業の数多くのアプリケーションが稼働するデータセンターに統合したマネジメントやセキュリティも必要だと考えていました。Adaptive ApplicationにおけるF5のリーダーシップや幅広い顧客基盤に鑑みると、モダンアプリケーションを通じてお客様の事業変革をサポートする上で、F5ほど最適なパートナ企業はいません」

Volterraの独自のマルチクラウド技術はエッジやセキュリティの主要な問題を解決します。この技術によって、短期間のうちに世界の通信事業者トップ15にランクインしている3社を含む50社以上の法人顧客を獲得するに至りました。

ソフトバンク株式会社のSPV&CIO(チーフインフォメーションオフィサー)である牧園啓市氏は、次のように述べています。 「Volterraと共にSoftbank 5Gネットワークで前例のないエッジコンピューティング環境を構築できることを期待しています。 Volterraは、既存のtelcoクラウドサービスの重要な運用上の課題を解決し、オペレーターの効率と収益性を高めながら、開発者の採用を促進するクラウドネイティブな体験を提供することを実証しました」

 

F5+Volterra Edge2.0プラットフォームについて

エッジは20年以上前より様々な進化を遂げてきました。F5+Volterra Edge 2.0プラットフォームは、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)上に構築されており、セキュリティ機能が制限される現在のエッジ・ソリューションが直面する様々な課題を解決するべく設計されます。この新しいエンタープライズ向けのエッジは、セキュリティファーストかつアプリケーション主体で、無制限の拡張性を備えています。

セキュリティファースト:個人や国家によるサイバー犯罪は非常に巧妙化しており、一般的に提供されているセキュリティでは、もはや企業を効果的に保護することができなくなっています。F5+Volterra Edge 2.0プラットフォームでは、F5が提供する業界最先端のセキュリティ製品のフルラインアップを、SaaSモデルで提供します。多くの大手銀行、航空会社、連邦機関などがサイバーディフェンスを目的に採用している、F5のAI技術を駆使した詐欺・不正行為防止ソリューションを、どのような企業でも簡単にデプロイすることが可能になります。

アプリケーション主体:エッジはアプリケーションの要件を満たすべきであり、その逆ではありません。Volterraのプラットフォームは業界基準のコンテナを基に構築されているため、企業は「一度構築するだけで、グローバルにアプリケーションを使用」することが可能になり、クローズドエッジ・プロバイダの制限により、コードを書き換える必要もありません。F5は世界のトップ10,000ウェブサイトの7割、およびフォーチュン50企業の48社により採用されており、運用の簡素化を通じて、製品化までの時間(TTM)を短縮し所有コストを抑えます。

無制限の拡張性:第三者が提供するCDNでは、Amazon、MicrosoftやGoogleのパブリッククラウドの規模や設備投資の規模には敵いません。また、単一のパブリッククラウドは、全てのクラウドを統合させた規模には匹敵しません。F5+Volterra Edge 2.0プラットフォームは、初のオープンエッジ・アーキテクチャで、DevOpsチームや開発チームが、再度実装やツーリングを行うことなく、可能な限り最大の規模かつ最良のパフォーマンスにおいて、シームレスにワークロードをクラウド間またはデータセンターへ移行することを可能にします。

 

【参考情報】

適応型アプリケーションをエッジへ拡張:F5 EVP兼BIG-IP部門ジェネラル・マネージャー カーラ・スプラーグ

F5ネットワークスについて

F5ネットワークスは世界の大手企業やサービスプロバイダ、政府、消費者ブランドがすべてのアプリケーションをどこでも安心・安全・自由に活用できるよう、クラウドやセキュリティ・アプリケーション・サービスを提供しています。スピードと管理性を犠牲にすることなく、お客様が自由にインフラストラクチャを採用することができます。F5ネットワークスやパートナ企業、テクノロジに関する詳細は以下のリンクをご参照ください。

ホームページ https://www.f5.com/ja_jp

ツイッター @F5Japan

LinkedIn LinkedIn

Facebook Facebook

Volterraについて

カリフォルニア州サンタクララを本拠とするVolterraは、マルチクラウドとエッジ環境にまたがるアプリケーションのデプロイ、およびセキュアなナットワーク接続のための分散型クラウドプラットフォームを提供しています。中小企業からフォーチュン100にランク付けされる企業やグローバル通信会社に至るまで、一貫した一連のクラウドサービス、エンドツーエンドの可視性と制御を持つ、分散方アプリケーションのデプロイおよび運用においてVolterraを採用しています。DevOpsチームは、アプリケーションとインフラストラクチャの大規模なセットをより簡単に管理することが可能になり、NetOpsチームでは、クラウド上でのアプリ間の接続やセキュリティを簡素化することが可能となります。

免責事項
「F5」「Volterra」はアメリカ合衆国やその他の国のF5 Networks, Inc.のトレードマーク、サービスマーク、及びトレードネームです。記載されたその他すべての商品名や企業名はそれぞれの企業が所有権を有する商標である可能性があります。

将来の見通しに関する事項
本プレスリリースはイベントや財政業績に関した将来予想に関する記述を含んでいる可能性があり、リスクや不確定要素による影響を伴うことがあります。そのような記述は「可能性がある」「していくだろう」「予想される」「計画する」「期待する」「信じる」「推定する」「予測する」「潜在的な」「続ける」もしくはそれらの否定形や比較級で記されています。このような記述は予想に過ぎず、証券取引委員会に提出する財務諸表や公的文書から確認される多くの要因に基づき、記述内の予想と実際の結果とは異なる可能性があります。

# # #