F5、AI時代のハイブリッドなマルチクラウドインフラに対応し、業界初のアプリケーションデリバリーとセキュリティ統合プラットフォームを発表

F5 Application Delivery and Security Platformは、現在ポイントごとのソリューションとなっているものを統合し、高性能なロードバランシング、マルチクラウドネットワーキング、完全なウェブアプリとAPIセキュリティ、AI Gateway機能などの重要なニーズに対応します。

IDCのサイバーセキュリティ＆トラスト部門リサーチ責任者であるクリストファー・ロドリゲス (Christopher Rodriguez) は、次のように述べています。「AIはイノベーションを促進する一方で、かつてないレベルの複雑さとリスクを企業にもたらしています。アプリケーションデリバリーとセキュリティ機能の融合は、急速に進化する状況の中で一歩先を行こうとする企業にとって不可欠なものとなるでしょう」。

F5 Application Delivery and Security Platform の詳細については、f5.comをご覧ください。

新しいプラットフォーム ソリューションとイノベーションの発表

さらにF5は、F5 Application Delivery and Security Platform に関わる継続的なイノベーションへの取り組みの一環として、複数の新規ソリューションおよび機能を発表しました。これらのソリューションにより、F5のお客様はAIの力を活用して複雑性を軽減し、運用を簡素化し、あらゆるアプリケーションのセキュリティ体制を強化することが可能です。こうしたイノベーションには以下が含まれます: 

• F5 AI Gateway：F5 AI Gateway は現在、アプリケーション、API、大規模言語モデル (LLM) にまたがるやり取りを効率化し、エンタープライズAIの普及を促進したいと考えている企業向けに提供されています。この強力なコンテナ型ソリューションは、パフォーマンス、可観測性、保護機能を最適化し、コスト削減につながります。AI Gateway は、大幅に改善されたデータ出力品質と優れたユーザー体験を通じて、運用チームとセキュリティチームにAIサービス導入に向けたシームレスな工程をお約束します。 

• F5 NGINX One 向けAIアシスタント：2024年の F5 Distributed Cloud Services 向けAIアシスタントのリリースに続き、F5はNGINX One にもAIアシスタントを実装します。本ツールは、F5 AI Data Fabricを搭載し、ネットワーク部門、セキュリティ部門、開発部門、およびプラットフォーム運用チームの拡張に役立つインテリジェントなパートナーとして機能します。NGINX One 向けAIアシスタントは、自然言語インターフェイスを使用し、アプリケーションデリバリーの設定と最適化、脅威への事前的な対処、本番環境の前段階で異常を特定することで、運用を合理化し、投資利益率 (ROI) の向上を実現します。

• F5 BIG-IPとiRulesのコード生成および説明用のAIアシスタント：今年後半、F5は BIG-IP 向けのAIアシスタントもリリースし、iRulesに新たなレベルの自動化とインテリジェンスをもたらします。お客様は iRules の作成、メンテナンス、最適化を自動化し、トラフィックを効果的に管理し、アプリを安全にデリバリーするために必要な時間とリソースを省力化できるようになります。AIを活用することで、システムは推奨事例に準拠し、最適かつ検証済みの iRules を生成します。これにより、ミスを減らしながら精度を向上させ、信頼性と一貫性のあるエクスペリエンスを組織に提供します。 

• F5 VELOS CX1610シャーシと BX520ブレード： F5は、VELOS 製品ラインに強力な新機能を追加し、サービスプロバイダーや大企業に、AIやその他の最新アプリケーションのデータ集約型ワークロードを最適化するための統合的かつカスタマイズ可能なソリューションを提供します。新しいVELOS CX1610シャーシとBX520 400Gbpsブレードは、数テラビットのスループットに拡張可能で、最高性能のネットワーク機器構築システム (Network Equipment-Building System : NEBS) 準拠規格を満たしており、最も要求の厳しい5G固定無線アクセス (FWA) サービスをサポートします。F5 VELOS 製品ラインは、最適化されたデータパケットルーティング、きめ細かなセキュリティ、ロードバランシング、低レベルの遅延を提供し、AIソリューションが必要とするデータインジェストとリアルタイムデータの需要に応えます。