Farmalinkがアルゼンチンの健やかな未来の実現を支援
アルゼンチンに拠点を置くFarmalinkは、医療機関、保険会社、薬局の業務最適化と不正削減を可能にする重要なサービスを提供しています。アルゼンチンの医療サプライチェーンのニーズに応えるために事業を拡大する中、F5 Distributed Cloud Servicesは、顧客向けサービスの継続的な可用性とデータセキュリティを維持しながら、Farmalinkの迅速な成長を支えています。
ビジネス上の課題
医薬品のサプライチェーンは極めて重要であり、人命を左右することも少なくありません。効率的なサプライチェーンは、患者への医薬品の正確かつ迅速な提供を実現するとともに、メーカー、政府、保険会社による不正の削減と医療費の管理を支援し、経済を支えます。Farmalinkは、現場の専門家チームと最先端のデータセンターを活用し、国内外のセキュリティ基準に準拠することで、このプロセスを強化しています。これにより、Farmalinkはビジネスの変化を予測し、強固な品質方針と職業倫理に基づいて、管理、統制、バリューチェーン統合、意思決定のための革新的なツールを提供できます。
ここで重要な役割を果たすのがFarmalinkです。アルゼンチンに拠点を置く同社は、サプライチェーンの関係者が連携し、業務をより効率的に管理できるようにする情報技術ソリューションを専門としています。FarmalinkのCISOであるWalter Vaquero氏は、これが非常に大きな責任を伴うことを認識しています。「当社の成功は、医療提供に直接影響するシステムの可用性を損なうことなく、高度で、ときには複雑な技術を活用してイノベーションを実現する能力に支えられています」
その好例が、Oracle CloudとAWSを含むマルチクラウド環境へのFarmalinkの戦略的な移行です。Vaquero氏は次のように述べています。「オンプレミスとクラウドを組み合わせたインフラストラクチャに移行することで、お客さま向けに複数のデータセンターにわたる冗長性をさらに高めることができます」
セキュリティも最優先事項の1つです。データ侵害やセキュリティ脆弱性は、Farmalinkとそのお客さまの双方に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、医療記録や処方箋にアクセスするユーザーの個人データを保護することが極めて重要です。
また、業務の効率化とコスト削減を目指す組織からの需要が高まる中、Farmalinkもそれに対応する必要があります。最近、Farmalinkは公的医療機関(PAMI)のパフォーマンスデータを処理・検証する事業者に選定されました。このプロジェクトでは、医薬品サプライチェーンの最適化と、医療に関する意思決定を支援する高度な情報システムの導入を目的として、データトランザクションが大幅に増加します。
F5が選ばれる理由
インフラストラクチャが複雑であることから、Farmalinkは長年にわたるテクノロジーパートナーであるF5に支援を求めました。F5は数年にわたり、FarmalinkのDNS運用の拡張と保護を可能にし、パフォーマンスと信頼性を大幅に向上させるソリューションを提供してきました。当初、F5チームは、これらのインスタンスを異なる環境やクラウドプラットフォーム間で移行することを提案しましたが、やがて議論は、APIの保護と、単一のコンソールによる可観測性および管理の一元化という、より広範なテーマへと発展しました。
F5 Distributed Cloud Servicesが理想的なソリューションとして浮上しました。Valquez氏とそのチームが当初注目したのは、あらゆる環境で動作可能な軽量のデプロイ型ソフトウェア(CE)により、ネットワークトラフィックの制御を一元化し、ローカルコンポーネント間のルーティングを保護しながら、プラットフォームを自社のデータセンターおよびクラウド環境へ拡張できる点でした。
その後、FarmalinkはF5 Distributed Cloud App Connectを導入し、複雑さを軽減するとともに、クラウド、オンプレミス、エッジサイト全体で一貫したアプリケーションセキュリティポリシーを適用しました。F5 Distributed Cloud Web App Firewallは、同社のWebプロパティを標的とする一般的な脅威の多くに対して堅牢な保護を提供します。F5 Distributed Cloud API Securityにより、FarmalinkはAPIエンドポイントを自動的に検出し、正当なトランザクションを許可するとともに、異常な動作を監視できます。
Vaquero氏は次のように述べています。「F5 Distributed Cloud Servicesは、DNSの枠をはるかに超えるものです。WAFとAPIの保護に加え、環境全体の可観測性と管理を単一のコンソールで実現できるというメリットもあります。」
FarmalinkのインフラストラクチャをF5 Distributed Cloud Servicesに統合したことで、新しいサービスの導入が大幅に加速しました。オンプレミス、クラウド、エッジという多様なプラットフォームを統合することで運用が効率化され、環境ごとに個別対応するのではなく、一度構築すれば複数の環境に展開できるようになりました。
「当初、クラウド導入の主な動機はセキュリティ上の懸念でした。しかし、サービスを拡張できるメリットにすぐに気付きました。そのため、現在はすべての環境をクラウドへ積極的に移行しています」とVaquero氏は述べています。
成果
クラウドへの移行を加速
マルチクラウド環境への移行と、多様なインフラストラクチャからスケーラビリティ、セキュリティ、価値を最大限に引き出すことは別の課題です。そこで力を発揮するのがF5 Distributed Cloud Servicesです。Farmalinkは現在、適切なアプリケーションをオンプレミスに維持しながら、主要なOracle Cloud環境を活用し、既存のクラウドプロバイダーを利用する企業を買収できる柔軟性を備えています。その一例が、AWS上で運用されているDigiDocの最近の買収です。
「F5により、クラウドを最大限に活用し、アプリケーションの再デプロイの迅速化、環境作成の簡素化、環境コピーの効率化を実現できます」とVaquero氏は述べています。
大規模な導入と構成
Farmalinkは、PAMIプロジェクトを通じてデータトランザクション量が300%増加すると見込んでいます。しかし、F5 Distributed Cloud Platformのデプロイ可能なソフトウェア拡張性を活用することで、アプリに近いローカル環境にサービスをプロビジョニングし、応答時間を短縮できます。
「インフラストラクチャを新たな拠点に適応させ、拡張するまでの期間を数週間から数時間に短縮できることは、当社にとって極めて重要です」とVaquero氏は述べています。「F5 Distributed Cloud Servicesにより、高水準のセキュリティと可用性を損なうことなく、新たなプロジェクトに対応できます」
“インフラストラクチャを新たな拠点に合わせて適応、拡張するまでの期間を、数週間ではなく数時間に短縮できることは、当社にとって極めて重要です。F5 Distributed Cloud Servicesにより、高水準のセキュリティと可用性を損なうことなく、新たなプロジェクトに対応できます。”
Walter Vaquero、CISO、Farmalink
チームの効率をさらに向上
F5 Distributed Cloud Servicesにより、Farmalinkはマルチクラウドの力を最大限に引き出せます。各クラウドを個別に管理する複雑さを伴わずに、多様な環境がもたらす柔軟性を活用できます。マルチクラウド管理を効率化することで、高額な移行やクラウドに関する専門知識も不要になります。一元管理により、既存のチームですべてを効率的に管理し、迅速に拡張できるため、最終的には利益の増加とコストの削減につながります。
プロアクティブなチームによるサポート
Vaquero氏は、F5 Distributed Cloud Servicesの導入を支援したF5チームについても高く評価しています。「ソリューションの技術力に加え、現地のF5チームから継続的なサポートを受けられることが、導入を決定するうえで重要な要因となりました。F5チームは当社固有のニーズを常に深く理解し、それに応じたソリューションを提供してくれました。先を見越して当社の要件を把握する積極的な姿勢は、非常に大きな価値がありました」とVaquero氏は述べています。
医療分野向けの包括的なセキュリティソリューション
Vaquero氏は、他の医療機関に次のように助言しています。「医療機関はサイバー攻撃の主要な標的です。情報セキュリティを最優先事項としなければなりません。F5のような堅牢なテクノロジーによる保証と組み合わせた、マルチクラウドのアプリケーションセキュリティサービスを検討することを強く推奨します。このアプローチにより、レジリエンスを大幅に強化し、サービスの中断を防ぐことができます」
“F5のような堅牢な技術的保証と組み合わせたマルチクラウドアプリケーションセキュリティサービスの導入を、強く推奨します。このアプローチにより、レジリエンスを大幅に強化し、サービスの継続性を確保できます。”
Walter Vaquero、CISO、Farmalink
未来を見据えた設計
Vaquero氏は、F5 Distributed Cloud Servicesを「安定性、セキュリティ、可用性」の3語で表現します。これにより、既存の導入環境を拡張し、WAFやアプリケーションセキュリティのコンポーネントを追加するとともに、FarmalinkのSIEMとの連携をさらに強化できるという確信を得ています。
「急速な技術の進歩に対応するには、環境とインフラストラクチャを定期的に更新する必要があります。こうした絶え間ない進化は、特に従来のオンプレミス環境から分散クラウド環境へ移行する中で、セキュリティ上の大きな課題をもたらします。F5は、こうした課題への対処と、堅牢なセキュリティ態勢の維持を支援するうえで重要な役割を果たしています」とVaquero氏は締めくくります。

メリット
- マルチクラウド環境への移行を加速
- 人員コストを増やさず、迅速に拡張
- 最新のサイバー脅威からビジネスを保護
- 医療業務の効率最大化を支援
課題
- AWS、Oracle Cloud、オンプレミス環境の管理
- トランザクショントラフィックの10倍増に対応できるよう拡張
- 医療エコシステムをサイバー犯罪者から保護
- コストを管理しながら、質の高い医療を提供
