Telefónica Tech、F5を活用したマネージドサービスで顧客のアプリを保護
Telefónica Techは、F5 Distributed Cloud Platformを基盤として、法人顧客向けのマネージドサイバーセキュリティサービスを構築しました。ハイブリッドおよびマルチクラウド環境で地理的に分散して展開されるアプリを保護し、使いやすい単一のダッシュボードからインサイトを提供します。これにより、社内リソースが限られているお客さまも、アプリが保護されていることを確認して安心できます。
ビジネス上の課題
Telefónica Techは、世界最大級の多国籍通信サービスプロバイダーであり、2024年に創業100周年を迎えるTelefónica Groupのデジタル事業部門です。マドリードの本社と世界各地の拠点から、デジタルトランスフォーメーションに取り組む企業のお客さまを支援しています。クラウドホスティングから人工知能(AI)、ブロックチェーンのサポートまで、幅広いサービスとツールを提供しています。
Telefónica Techは、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境に分散する企業向けおよび消費者向けアプリケーションを、法人顧客がより適切に保護できるよう支援する必要がありました。同社は、さまざまなマネージドサイバーセキュリティサービスに加え、セキュリティオペレーションセンター(SOC)の専門知識も提供しており、このマネージドサービスのポートフォリオ拡充を目指していました。
ソリューション
Telefónica Techは、F5 Distributed Cloud Platformを基盤とするWeb Application Defense(WAD)という新しいマネージドサイバーセキュリティサービスの構築を決定しました。この新サービスには、DDoS緩和、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス、APIセキュリティ、ボット対策など、Distributed Cloud Web Application and API Protection(WAAP)の機能が含まれます。
“F5 Distributed Cloud PlatformにWADを導入することで、重要なセキュリティレイヤーの迅速性が向上するとともに、企業のお客さまはマルチクラウド環境でアプリケーションを柔軟に展開、保護、運用できるようになります。 ”
Juan Campillo、Telefónica Tech サイバーセキュリティ製品マーケティング担当ディレクター
Telefónica Techでネットワークセキュリティおよびマネージドセキュリティサービスのプロダクトマーケティング責任者を務めるDavid Martin Lindström氏は、「TelefónicaとF5は長年にわたり協力関係を築いてきました」と述べています。同社は以前からF5のロードバランシングおよびWAFソリューションをベースとしたサービスを提供していたため、ハイブリッドおよびマルチクラウドアプリ向けのSaaSベースのセキュリティを取り入れることは、自然な次のステップでした。同社のWADサービスは2023年半ばに提供を開始しました。
成果
地域を問わずリアルタイムのアプリセキュリティを実現
この新しいマネージドサービスは、膨大な量のテレメトリをプログラム可能なルール、高度なAI、機械学習と組み合わせ、お客さまのWebアプリをリアルタイムで保護します。また、このソリューションのクラウドプラットフォームにより、Telefónica Techは、多国籍企業のお客さまのアプリケーションが世界のどこに展開されていても、容易に保護できるようになります。
“Distributed Cloud Servicesを利用する大きなメリットの1つは、多国籍企業のお客さまがアプリケーションを展開している場所を問わず、それぞれの地域で保護できることです。 ”
David Martin Lindström、Telefónica Tech ネットワークセキュリティおよびマネージドセキュリティサービス製品マーケティング責任者
Martin Lindström氏は次のように述べています。「たとえば、ラテンアメリカにあるお客さまのアプリケーションを、スペインのホストから保護することは困難でした。Distributed Cloud Servicesを利用する大きな利点の1つは、多国籍のお客さまがアプリケーションを展開している各地域で、そのアプリケーションを保護できることです。これは当社のサービスにとって大きな前進であり、お客さまにも多くの価値をもたらします。」
アプリ保護を強化・簡素化
この新しいサイバーセキュリティサービスは、さまざまな面でTelefónica Techのお客さまを支援します。Telefónica Techのサイバーセキュリティ製品マーケティング担当ディレクターであるJuan Campillo氏は、次のように述べています。「F5 Distributed Cloud Platformを通じてWADを導入することで、重要なセキュリティレイヤーの迅速な展開が可能になると同時に、法人のお客さまはマルチクラウド環境でアプリケーションを柔軟に導入、保護、運用できるようになります」
Campillo氏によると、このソリューションは、単一のダッシュボードを提供するとともに、日々の監視に伴う負担をマネージドサービスプロバイダーに移すことで、多くの企業のセキュリティ管理を簡素化します。同氏は次のように述べています。「マネージドサービスのアプローチは、今日のサイバーセキュリティ課題に対処するためのリソースや専門知識が不足している組織にとって、大きな後押しとなります」
Martin Lindström氏は、こうしたメリットはTelefónica TechとF5の強固な連携によってもたらされたものだと述べています。「両社が目指しているものは同じです。お客さまが世界のどこにいてもセキュリティを強化できるよう支援し、セキュリティ態勢とレジリエンスの向上に貢献したいと考えています」
サービスプロバイダーの価値と収益を向上
WADの提供開始は、Telefónica Techによる顧客サービスの向上に役立つだけでなく、同社にとって新たな収益源にもなります。Martin Lindström氏は、F5とのさらなる協業により、同氏が「円滑」と表現する関係の潜在的な価値が一層高まると期待しています。
同氏は次のように述べています。「当社のセキュリティ全般に関する価値提案をどのように強化できるかを検討し、新たなF5製品とサービスで補完することで、より優れた総合ソリューションを市場に提供していく必要があります」

メリット
- 地域を問わず、アプリをリアルタイムで保護
- アプリ保護を強化・簡素化
- サービスプロバイダーとしての価値と収益を向上
課題
- 世界中のどこにあるアプリでも効果的に保護
- 小規模な企業でもサイバーセキュリティを強化できるようにする
- サービスポートフォリオの拡充による付加価値の創出