カイロ・アメリカン大学、F5でサイバー攻撃を阻止
F5により、American University in Cairo(AUC)の学生は、安全で信頼性の高いデジタル学習環境で能力を発揮し、教員はイノベーションを推進できます。また、ITスタッフが戦略的な取り組みに注力できるよう支援することで、F5はAUCの教育エコシステム全体の成功に貢献しています。
ビジネス上の課題
広大なネットワーク、数千人の学生、重要な研究データを抱える大学は攻撃の格好の標的となるため、サイバー脅威は常に存在するリスクです。中東にある名門の英語教育機関であり、米国の認定を受けているAUCは、こうした課題に正面から取り組んでいます。7,000人の学生が最先端の物理・デジタルキャンパスを利用するAUCでは、研究、コラボレーション、イノベーションを促進する高度な学習アプリケーションを提供しています。AUCでデジタルトランスフォーメーション担当AVP兼最高知識・戦略責任者を務めるIman Megahed博士は、機密データと重要な学術システムへのアクセスを保護することを優先課題としています。「キャンパスで生活し、学び、交流する多様な人々のコミュニティを想像してみてください」と同博士は語ります。「AUCの名声と使命にふさわしい体験を提供するには、堅牢でセキュアなテクノロジー基盤が不可欠です」
多くの大学と同様に、AUCでも近年、金銭的・政治的動機によるサイバー攻撃が急増しています。なかでも、ネットワークインフラを標的とするDDoS攻撃は深刻な被害をもたらします。試験期間や大規模な学内イベント、履修登録のピーク時などの重要な時期には攻撃が激化し、不可欠なサービスに支障が生じました。
AUCの情報セキュリティ運用担当シニアマネージャーであるOsama El-Gedawy氏によると、攻撃はかつてない水準にまで急増しました。インターネットサービスプロバイダーは脅威の緩和を試みましたが、その対策によって「ブラックホール」効果が生じ、大学が事実上インターネットから切り離されることも少なくありませんでした。
セキュリティ上の懸念に加え、AUCがクラウドファースト戦略へ移行することで、新たな課題も生じました。アプリケーションや研究ワークロードのクラウド移行が進む中、大学には、運用を中断することなくオンプレミス環境とクラウド環境の両方を保護する、統一されたセキュリティアプローチが必要でした。
ソリューション
システムを保護し、ハイブリッドサーバー環境へ円滑に移行するため、El-Gedawy氏とそのチームは、大学の長年にわたるITパートナーであるF5を選びました。AUCは7年以上にわたり、アプリケーションのセキュリティと可用性を支える戦略の中核として、F5プラットフォーム上のハードウェアベースのソリューションを活用してきました。F5 BIG-IP Advanced WAFは、OWASP Top 10に挙げられている脅威から大学を保護します。また、F5 BIG-IP Local Traffic Manager (LTM)の負荷分散により、特に需要が急増した際にもシステムの可用性を確保します。
これらのソリューションに加え、Megahed氏は、F5が高品質なリリースや機能を頻繁に提供している点を高く評価しています。また、F5のエンジニアとアカウントマネージャーによる先を見越した対応により、大学は計画されたイベントにも予期せぬ事態にも迅速に適応できます。
COVID-19のパンデミックによりリモート学習への急速な移行を余儀なくされた際、同大学はデジタルサービスを一夜にして拡張する必要に迫られました。そこで、従業員向けのCOVID-19健康モニタリングシステムをはじめとする新しいアプリケーションの保護にF5を採用しました。仮想環境での学習と業務への移行に伴い、攻撃対象領域も大幅に拡大しましたが、F5は新たに出現するサイバー脅威から同大学を保護することで、この課題に対応しました。
“私たちは、F5を単なるベンダーではなく、俊敏性と革新性を備えた信頼できるパートナーだと考えています。これで皆、夜も安心して眠れます! ”
—Iman Megahed博士、AUCデジタルトランスフォーメーション担当AVP兼最高知識・戦略責任者
現在、大学は新たな重要なITマイルストーンとして、より多くのアプリケーションをクラウドへ移行しており、F5はその取り組みを支援しています。これにより、大幅なコスト削減とスケーラビリティの向上が期待できる一方、インターネットに公開されるサービスやAPI、リモートアクセスによって、ネットワークの露出も増大します。
大学のシステムが特に激しいDDoS攻撃を受け、事態は緊迫しました。El-Gedawy氏はすぐにF5のアカウントマネージャーに電話し、攻撃を阻止するための支援を要請しました。F5の専門家チームは直ちに、大学のすべてのトラフィックをF5のグローバルプライベートネットワーク経由に切り替え、F5 Distributed Cloud DDoS Mitigationを導入して攻撃を阻止しました。
「移行は驚くほどスムーズでした」とEl-Gedawy氏は語ります。「F5 Distributed Cloud DDoS Mitigationの導入後、攻撃は大幅に減少し、幸いにも同様の障害は発生していません。F5エジプトチームからは非常に優れたサポートを受けました」。さらに同氏は、F5プラットフォームが提供する追加のアプリおよびAPI保護サービスの役割も強調しています。これらのサービスは継続的な防御とAPI保護を提供するとともに、攻撃がネットワークインフラストラクチャやアプリケーションに到達する前に検知して防止するDDoS緩和機能を備えています。
“移行は驚くほどスムーズでした。F5 Distributed Cloud DDoS Mitigationの導入後、攻撃は大幅に減少し、幸いにも同様の障害は発生していません。F5エジプトチームからは、非常に手厚いサポートを受けました。 ”
—Osama El-Gedawy、AUC情報セキュリティ運用担当シニアマネージャー
こうしたリソースにより、大学は社内チームに負担をかけることなく、戦略的なセキュリティロードマップに注力し、将来の脅威を予測して、ソリューションを導入できるようになりました。Megahed氏は次のように述べています。「F5は単なるベンダーではなく、俊敏性と革新性、信頼性を備えたパートナーだと考えています。これで皆が夜も安心して眠れます」
成果
教育のイノベーションを推進
サイバーセキュリティの脅威が進化し、クラウド導入が加速する中、F5はAUCに高度な教育ツールを導入するためのセキュアなプラットフォームを提供しています。同大学では、チャットボットやAIチューターからVR/ARラボ、コンピテンシーに基づくフレームワークまで、さまざまな分野にAIを取り入れ、最先端テクノロジーを実践的に学ぶ機会を学生に提供しています。
「私たちは、教育と運営のあらゆる側面にAIを統合することに注力しています」とMegahed氏は述べています。「F5により、AUCは世界水準のデジタル学習体験を提供し、学生、教職員、研究者が中断なくイノベーションを推進し、連携し、優れた成果を上げられる環境を実現できます」
スタッフの負担を軽減
大学の複雑なITインフラの管理は容易ではありません。セキュリティ脅威、システムパフォーマンスの問題、ダウンタイムのリスクにより、ITチームには常に負担がかかります。Distributed Cloud DDoS Mitigationがセキュリティ、トラフィック管理、脅威の緩和を自動化することで、AUCのITスタッフは、システム停止への緊急対応やDDoS攻撃への対処に時間を費やす必要がなくなりました。
日常的な保守作業や緊急対応から解放されたスタッフは、新しいテクノロジーの開発、教職員や学生の支援、AUCのデジタルトランスフォーメーションの推進に、より多くの時間を充てられるようになります。
DDoS攻撃によるダウンタイムを最小限に抑える
AUCは、特に試験期間中、大規模な学内イベントの開催時、履修登録のピーク時に、頻繁なDDoS攻撃に直面しています。Distributed Cloud DDoS Mitigationへの移行により、リアルタイムの脅威検知と自動緩和のメリットを活用し、重要なアプリケーションの継続的な可用性を確保しています。
導入後、攻撃に起因するダウンタイムが大幅に減少し、大学の運用効率とユーザーエクスペリエンスの両方が向上しました。
ハイブリッドクラウド戦略のセキュリティを確保
アプリケーションとサービスがオンプレミスのデータセンターとクラウドに分散しているため、AUCにはハイブリッドインフラストラクチャを保護できる統合セキュリティフレームワークが必要でした。F5 Application Delivery and Security platformはセキュリティ管理を一元化し、レガシーアプリケーションとクラウドネイティブアプリケーションの両方を保護します。
これにより、機密性の高い研究データ、学習管理システム、学生向けポータルは、ホストされている場所を問わず、セキュリティとアクセス性を維持できます。複数の環境にF5のセキュリティ制御を統合することで、AUCはクラウドファースト戦略を推進しながら、ポリシーに基づくシームレスな保護を維持できます。
AIを活用したセキュリティの導入
サイバー脅威が高度化する中、AUCはF5 Application Delivery and Security Platformに組み込まれたAI主導の脅威インテリジェンスを活用し、新たなリスクを予測して軽減することを計画しています。このプロアクティブなアプローチにより、セキュリティチームは異常をより迅速に検知し、対応戦略を自動化するとともに、進化する攻撃ベクトルに対するリアルタイムの保護を強化できます。
AIを活用したセキュリティにより、AUCは手動監視でITチームに過度な負担をかけることなく、潜在的なサイバー脅威に先手を打って対応できます。機械学習と高度な分析を統合することで、AUCはレジリエンスを備え、将来のニーズにも対応できるデジタルキャンパスを維持できると見込んでいます。

メリット
- サイバー脅威を効果的に軽減
- 継続的な可用性を確保し、レジリエントなハイブリッドクラウド戦略を実現
- IT担当者の負担を軽減し、運用管理を効率化
- マルチクラウド環境のセキュリティポリシーを一元管理
課題
- 増加するサイバー攻撃への対策
- サービスの中断を防止
- ハイブリッドクラウド環境のセキュリティを確保
- ITワークロードを管理し、ツールの乱立に伴う複雑さを軽減