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2021 OWASP Top 10 Lightboardレッスンのビデオシリーズ

Webアプリケーションを新しい重大なリスクから保護する

OWASP Top 10は、Webアプリケーションにとって非常に重要なセキュリティリスクについて、各方面から幅広い意見を集めたものです。2021年の更新版では、最新のWebアプリケーションとアーキテクチャをエクスプロイト、不正使用、設定ミスから保護するためのガイダンスと、ソフトウェアのサプライ チェーン、CI/CDパイプライン、オープンソースソフトウェアに関わる新たなリスクを軽減するための推奨事項が記載されています。

F5 DevCentralの2021 OWASP Top 10 Lightboardレッスン シリーズで、最新のOWASP Top 10の詳細をご覧ください。以下について説明しています。

  • OWASPがWebアプリケーションにとって非常に重要なセキュリティリスクのTop 10リストを作成する方法
  • 症状を根本原因と合致させるためのリスクの再分類など、2021年の主な変更点
  • それぞれのリスクが顕在化する可能性がある場合、そのリスクが重要な理由、セキュリティ体制の改善方法

Open Web Application Security Project(OWASP)は、ソフトウェアのセキュリティ向上に取り組んでいる非営利財団です。OWASPは、開発者やセキュリティ実務者向けの標準的な啓発文書「Webアプリケーション セキュリティ リスクTop 10」など、さまざまなプロジェクトを運営しています。

OWASP Top 10の概要

OWASP Top 10の概要

Johnはまず、OWASP Top 10の概要について説明しています。また、症状や根本原因に関するリスクの位置付けの変更、新しいリスク カテゴリ、最新のアプリケーション アーキテクチャなどのテーマを紹介しています。Top 10の各リスクに関するビデオについては、こちらをご覧ください。


2021 OWASP Top 10:アクセス制御の不備

テストしたアプリケーションの94%は、何らかの形でアクセス制御に問題があることが判明しました。不備があると、データの不正な開示、変更、破壊や、権限の昇格が発生し、アカウントの乗っ取り(ATO)、データ漏洩、罰金、ブランドへのダメージにつながる可能性があります。


2021 OWASP Top 10:暗号化の失敗

これまで「機密データの露出」と呼ばれていた暗号化の失敗は、機密データの漏洩やユーザセッションの乗っ取りにつながります。TLS 1.3が広く採用されているにもかかわらず、古い脆弱なプロトコルは未だに有効になっています。


2021 OWASP Top 10:インジェクション

インジェクションとは、信頼されていない入力によってアプリケーションプログラムの実行を変更する、幅広い種類の攻撃ベクトルを指します。これは、データの盗難、データの完全性の損失、サービス拒否、およびシステムの完全な侵害につながる可能性があります。インジェクションはもはや最大のリスクではありませんが、依然として手ごわいものです。


2021 OWASP Top 10:安全でない設計

セキュリティはアプリケーションに固有のものである必要があります。安全な設計でも、脆弱性につながる実装上の欠陥がある場合があります。安全でない設計が、完全な実装によって修正されることはありません。


2021 OWASP Top 10:セキュリティの設定ミス

セキュリティの設定ミスは、クラウドの情報漏洩の主な原因です。最新のアプリケーション開発、ソフトウェアの再利用、クラウド間でのアーキテクチャの乱立によってこのリスクが増大しているため、その対策と回避方法について説明しています。


2021 OWASP Top 10:脆弱で古くなったコンポーネント

大きなセキュリティ インシデントの多くの背景には、オープン ソースソフトウェアの悪用があります。最近のLog4j2の脆弱性は、おそらくこのカテゴリでこれまでで最も深刻なリスクと言えるでしょう。


2021 OWASP Top 10:識別と認証の失敗

ビジネス ロジックの悪用から保護するには、本人確認を行い、強力な認証とセッション管理を使用することが重要です。ほとんどの認証攻撃は、パスワードの継続的な使用に起因しています。侵害された認証情報、ボットネット、高度なツールは、クレデンシャル スタッフィングなどの自動化された攻撃にとって魅力的なROIを実現します。


2021 OWASP Top 10:ソフトウェアとデータの整合性の不具合

この新しいリスク カテゴリでは、ソフトウェアの更新、重要なデータ、CI/CDパイプラインに関連して、整合性を検証することなく仮定することに焦点を当てています。SolarWindsのサプライチェーンへの攻撃は、私たちがこれまで目にした中で最も被害が大きいものの1つです。


2021 OWASP Top 10:セキュリティ ロギングとモニタリングの失敗

アプリケーションの動作を適切に記録し、監視しなければ、侵害を検出することはできません。そうしないと、可視化、インシデント アラート、フォレンジックに直接影響が及びます。攻撃者が検出されない時間が長ければ長いほど、システムが侵害される可能性は高くなります。


2021 OWASP Top 10:サーバー サイド リクエスト フォージェリ

SSRFの欠陥は、Webアプリケーションで、ユーザーが指定したURLを検証することなくリモート リソースを取得した場合に発生します。攻撃者は、ファイアウォールやVPN、その他のネットワーク アクセス制御リスト(ACL)によって保護されている場合でも、アプリケーションに強制的に予期しない宛先へリクエストを送信させることができます。