PRESS RELEASE

F5、モダナイズされたデジタル体験を見据え、 アプリケーションとAPIセキュリティ技術を強化 ~顧客の安全でシームレスなユーザ体験の提供をサポート~

Published April 28, 2021

報道関係者お問い合わせ先

F5広報代理
アシュトン・コンサルティング・リミテッド
電話:03-5425-7220
Eメール: F5@ashton.jp


F5(英語)
Dawn Tay
電話::+65-6564-1946
Eメール: d.tay@f5.com

 

【2021年4月20日、シアトル】– F5(本社:米国ワシントン州、NASDAQ:FFIV)は本日、アプリケーションのセキュリティとパフォーマンスの向上を目指すアーキテクト、エンジニア、開発者を対象としたF5が主催する業界屈指のイベント「Agility」にて、同社のアプリケーション・セキュリティ・ポートフォリオの強化を発表しました。新しいソリューションは、アプリケーション・セキュリティに対するF5の先進的な取り組みの表れであり、消費者のアプリケーションへの依存が高まる中、顧客が安全でフリクションレスな各種SNSを通した交流、医療や不動産に至るまで、最新のデジタル体験を実現します。さらに、これらのソリューションは、マルチクラウド・アプリケーションのセキュリティとデリバリを、ボット軽減や詐欺防止機能と組み合わせて、企業や個人を高度な脅威から守るという、F5のテクノロジ・リーダーシップにおける地位を強化するものとなります。

アプリケーションとデジタル体験は、今日の企業そのものと言える要素であり、企業と顧客との接点における最も重要かつ広範な側面を表しています。特に、対面や店頭での商取引の優先度の低下が余儀なくされている今日では、アプリ機能の継続的な拡充に対する消費者の要望は一段と高まっており、APIは既存のデジタル製品に機能を追加するための最も迅速かつ効率的な手段の一つとなっています。同時に、顧客データの保護は依然として最も重要であるものの、多くのセキュリティ担当者は、必要なスキルを適宜身に着けるのに苦労しています。F5 Labsが近く発表する「2021年アプリケーション・プロテクション・レポート(英語)」では、この点が明確に示されており、APIのセキュリティ上の脅威となる事象の3分の2超が、APIのエンドポイントでの不完全な認証・認可に起因するとしています。

F5のセキュリティ部門担当のエグゼキュティブ・バイスプレジデント、ハイヤン・ソン(Haiyan Song)は次のように述べています。「APIはあらゆる産業分野の企業のデジタル体験の可能性を拓き、その範囲を拡大する上で重要な役割を果たしますが、残念なことに、このシナリオはハッカーにとっても格好の攻撃対象となっています。従って、サイバーセキュリティの新たな震源地はアプリケーションとAPIの周辺であり、セキュリティ担当者にとって最も重大な課題は、拡大し続けるデジタル体験を保護することにあると考えています。今日のお客様の成功を支援するためには、セキュリティはアプリケーションやAPIにネイティブであり、継続的かつリアルタイムで適用され、データやAIを活用したものでなければなりません」

戦略的な詐欺防止対策を最新のアプリケーション・セキュリティと統合

約1年前に、F5はShape Securityを買収し、アプリケーション・セキュリティのSaaS製品を拡充すると共に、強力なAI分析プラットフォームを入手しました。本日F5は、独自のデータと機械学習機能を活用し、ユーザのログインの手間を省くことで顧客体験を合理化すると同時に不正行為を防止する、3つの関連するSaaSソリューション、「Device ID」、「Shape Recognize」、「Shape AI Fraud Engine(SAFE)」の強化と新規発表をします。特に、導入が容易なこれらのソリューションは、世界トップレベルの企業を保護する、Shapeの中核的な技術と豊富な専門知識を活用しています。これらの革新的なソリューションが、F5が戦略的に買収したNGINX(NGINX App ProtectのようなDevOpsによるコンテナ、マイクロサービス、CI/CDパイプラインの使用をサポートするソリューション)や、最近ではVolterraなどに続き、成長を続けるF5のセキュリティ製品ポートフォリオに加わります。

Device IDは、リアルタイムの高精度なデバイス識別子で、ウェブサイトやモバイルアプリとインタラクトするデバイスの把握に役立ちます。Device IDは、ブラウザやハードウェア、ネットワークの属性に基づき、それぞれのデバイスの一意の識別子を割り当てる高度な信号収集および機械学習アルゴリズムを採用しています。戻ってきたデバイスについては、使用状況を分析することで、不正行為を減らし、優良ユーザ体験を高めることができます。その結果、デジタル体験を楽しむ時間を増やし、デバイスの正当性の証明に費やす時間を削減することができます。これまでShape製品ユーザ向けに提供されていたDevice IDですが、この度、F5のお客様であれば、どなたでも一定量までは無料でご利用いただけることになりました。これにより、お客様のデータおよびアナリティクスをより安全に保護することが可能になります。

Shape RecognizeはShapeの広範なテレメトリによる知見を活用し、Device IDの機能を基に、ネットワーク全体におけるログイン履歴、環境、整合性に関するインサイトを加え、消費者の体験を、よりシームレスなものへと高めます。Shape Recognizeは正当なユーザの認識を通じて優れた収益をもたらすと共に、既知の優良な消費者を度重なるログインや多要素認証などの煩わしいプロセスから解放します。Shape Recognizeは、深い分析力、行動と状況の認識力、そして広範に及ぶShapeのネットワークを駆使して、再訪する消費者やその他正当なユーザを、リアルタイムで正確に認識することで、これらを実現します。このような優れたインサイトにより、ウェブやモバイルアプリは、ログイン時のユーザの手間を大幅に削減・排除し、シームレスな体験を実現することができ、収益の増加と消費者の利便性の大幅な向上をもたらします。

Shape AI Fraud Engine(SAFE)は、クローズトループの機械学習アプローチを用いて、リアルタイムで不正行為を検出・排除します。また、アカウント乗っ取り、新規アカウント詐欺、盗んだアカウントの悪用を含む不正行為を特定・防止します。ShapeのAI(人工知能)エンジンと、1日10億件を上回る取引の評価から得られたデータに基づくインサイトを活用し、ログインからアカウントの新規作成、標的となり得るその他アクションまで、ユーザ体験の全体にわたり、不正な攻撃を検出・排除します。また、フルマネージド・サービスとして、負担がかかりやすい不正対策部門の作業量を軽減し、経費のかかる調査や修復作業を伴う脅威をブロックします。

本日の発表、およびF5のセキュリティへの取り組みに関する詳細な見解については、ハイヤン・ソンのブログ「Secure Your Apps and APIs. Everywhere(英語)」をご覧ください。

補足コメント

米郵政公社(USPS)の前バイスプレジデント兼最高情報セキュリティ責任者のグレッグ・クラブ氏は次のように述べています。「商品やサービスの提供など、日常生活におけるリアルとデジタルの融合は、データの急激な増加をもたらします。ハッカーがますます巧妙な手口を使う中で、F5のようなベンダーが企業と協働して、膨大なデータから、中核のビジネスや顧客を保護するためのインサイトを得ていることを心強く思います。特に、このようなインサイトは、機械学習やAIといった高度な分析技術を活用して攻撃を軽減できると同時に、アプリケーション・セキュリティの強化にも寄与します」

Optivの最高技術責任者(CTO)であるトッド・ウェーバー氏は次のように述べています。「アプリケーション・セキュリティは、次に仕掛けられる大きな攻撃を防止する以上の意味があります。企業は、OptivがF5と取り組んでいるデジタルトランスフォーメーションのように、AIを介してナレッジベースを向上する成果主導型のソリューションやサービスを活用することで、より強固に、詐欺や高度化する脅威から顧客を保護することができます」

F5ネットワークスについて

F5は世界最大手の民間企業、金融機関、サービスプロバイダ、政府に他に類を見ないデジタル・エクスペリエンスを提供する、マルチクラウド・アプリケーションのセキュリティおよびサービス会社です。F5やパートナ企業、テクノロジに関する詳細は以下のリンクをご参照ください。

ホームページ https://www.f5.com/ja_jp

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