F5、運用の簡素化とセキュアなAI導入の加速に向け、F5 Application Delivery and Security Platformを強化
公開日:2026年3月11日
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F5 Insight for ADSPを含む新たなプラットフォーム機能強化により、最新のIT環境に統合オブザーバビリティとプロアクティブなインテリジェンスを提供
ラスベガス発 — F5(NASDAQ:FFIV)は本日、AppWorldにおいて、あらゆるアプリとAPIの配信およびセキュリティを支えるグローバルリーダーとして、F5 Application Delivery and Security Platform(ADSP)の大幅な進化を発表しました。F5のセキュリティに関する発表と併せて、F5は複数の機能強化を導入します。これには、プラットフォーム全体のオブザーバビリティを向上させるF5 Insight for ADSP、エージェント型AIを活用したワークロードのサポート、将来を見据えた暗号化機能のほか、SaaS導入の簡素化とインフラストラクチャの統合促進を目的とした、F5 Distributed Cloud Servicesの新たなわかりやすいパッケージ体系が含まれます。
現代の組織では、アプリケーションがデータセンター、複数のクラウド、エッジロケーションに分散し、IT環境はますます複雑化しています。F5 ADSPは、分散アプリケーションがAI機能を支えるうえで直面する課題に対処するための、信頼性の高いアプローチを提供します。今回の最新機能強化により、進化するアプリケーションアーキテクチャの重要な要件に対応できるプラットフォームを実現します。
「ほとんどの運用チームは、望んだわけでもない複雑さへの対応に追われています」と、F5の最高製品責任者であるKunal Anandは述べています。「十数個のツールと1,000件ものアラートがある一方で、判断に役立つ情報は十分ではありません。F5 ADSPは、こうした混乱を1つのプラットフォームに集約します。F5 Insightにより、分散したテレメトリを明確なストーリーと次に取るべき最善のアクションへと変換します。さらに、エージェント型AIワークロードと将来を見据えた暗号技術に対応できるよう、この基盤を拡張します。準備ができているかどうかにかかわらず、インフラストラクチャは変化しているからです」
F5 Insight:F5 ADSPのオブザーバビリティ基盤を構築
F5 ADSPのXOpsコンポーネントに加わる重要な新機能であるF5 Insightは、組織によるアプリケーションとインフラストラクチャへの取り組み方を変革します。F5 BIG-IPソリューションを利用するチームに対し、F5 InsightはOpenTelemetryなどのツールを活用して、各環境に合わせた包括的なエンドツーエンドのオブザーバビリティと分析を提供します。
主なメリット:
- 可視性の一元化:アプリケーション層とインフラストラクチャ層を横断するリアルタイムの監視と分析により、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境における包括的なインサイトに対する業界の長年のニーズに応えます。
- 実用的なインテリジェンス:アプリケーションデリバリとセキュリティに関する数十年の経験を活かして開発されたF5 Insightは、単にダッシュボードを提供するだけではありません。効果的なKPIと可視化によって運用状況を明確にし、アプリケーションパフォーマンスの最適化と、ユーザーに影響が及ぶ前の潜在的な問題への包括的な対処を支援します。
- AIを活用したプロアクティブなガイダンス:Model Context Protocol(MCP)との統合と、広く利用されている大規模言語モデル(LLM)のサポートを活用することで、F5 Insightは予測分析を提供し、運用状況を説明するナラティブを生成します。これにより、すべて自然言語でのやり取りを通じて、チームが対応の優先順位を決定し、脆弱性に対処できるよう支援します。この機能によって運用データが明確になり、実際の対応に活用しやすくなるため、効率性とコラボレーションが向上します。
F5 Insight for ADSPは、柔軟にカスタマイズできるソリューションです。セルフマネージド型ソフトウェアとして提供されており、今後はSaaSモデルでも提供される予定です。現在、BIG-IP向けに一般提供されており、今後は機能をF5 NGINXおよびDistributed Cloud Servicesにも拡張する予定です。
F5 BIG-IP v21.1:将来を見据えたモダナイゼーション
2025年後半のBIG-IP v21.0「マイルストーンリリース」を基盤として、近日提供予定のBIG-IP v21.1ソフトウェアでは、今日の要件の厳しいアプリケーションとAPIをサポートできるよう、F5 ADSPを進化させます。このリリースでは、以下をはじめとする革新的な新機能を導入し、すでに業界をリードする機能セットをさらに強化します。
- 耐量子暗号(PQC)対応の強化:BIG-IP v21.1では、NISTに準拠した新しい暗号方式がサポートされ、将来の量子コンピューターによる脅威に対して堅牢な暗号化を実現します。さらに、F5 BIG-IP Zero Trust Access(旧F5 BIG-IP Access Policy Manager)では、アプリケーションへの安全なアクセスとデータ伝送を実現する耐量子TLS/SSL VPNトンネリングが新たに導入されます。
- AIワークロードのデリバリー、セキュリティ、アクセス:このリリースでは、MCP保護機能とセッション永続化機能を追加し、AIワークロードのセキュリティとパフォーマンスを向上させます。また、新しいDynamic Client Registration(DCR)機能を活用して、必要なリソースへの高速かつ自動化されたセキュアなアクセスを可能にし、エージェント型AIを強化します。
- モダンAPIとトラフィックプロトコルの高度な保護:BIG-IP v21.1により、F5のWebアプリケーションファイアウォール(WAF)ソリューションは、OpenAPI 3.1仕様で定義されたモダンAPIを悪意のある脅威から保護するとともに、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなど、HTTP/3プロトコルのトラフィックを標的とする高度な攻撃をブロックできるようになりました。
- BIG-IP TMOSソフトウェアの継続的なモダナイゼーション:BIG-IP v21.1では、コントロールプレーンをさらにアップグレードしてシステム全体の信頼性と効率を向上させるとともに、新しい高性能な宣言型API「BIG-IP Declarative API」を導入し、極めて大規模かつ動的なアプリケーション環境での自動化を支援します。
BIG-IP v21.1の一般提供は、現時点で2026年第2四半期を予定しています。
F5 NGINX:MCPトラフィックの可視化を活用したエージェント型オブザーバビリティ
AIエージェントが自律的にタスクを実行するためにアプリケーションやAPIとやり取りする機会が増える中、企業には、これらのエージェントがサービスにアクセスし、利用する状況を可視化することが求められています。F5 NGINXは、AIが開始したトラフィックをリアルタイムで可観測にし、既知のAIアクティビティとシャドーAIアクティビティの両方にわたるエージェントの動作について、DevOps、SRE、プラットフォームの各チームに詳細なインサイトを提供します。NGINXは、トラフィックパス上でMCPメタデータを直接解析・検査し、エージェントのリクエストパターン、レイテンシ、スループット、エラーシグナルを可視化することで、監視とガバナンスの向上を支援します。
NGINXはアプリケーショントラフィック経路上の重要な位置にあるため、組織は単一のゲートウェイでアプリケーション、API、AIの各ワークロードを可視化し、配信できます。個別のAIゲートウェイを導入する必要がないため、ツールの乱立を抑え、運用を簡素化し、最新のワークロード全体で一元的なガバナンスを実現できます。
MCPトラフィックの可視化を活用したエージェント型オブザーバビリティは、現在NGINX Open Sourceで一般提供されています。エンタープライズサポートと高度な機能は、F5 NGINX Plusで利用できます。
F5 Distributed Cloud Services:導入を簡素化
F5はDistributed Cloud Servicesのパッケージ体系を刷新し、シームレスな購入体験と、SaaSフレームワーク内でのF5 ADSP機能の拡張可能な導入を実現しました。新しいスターターパッケージであるEssentialsとEnterpriseは、いずれも現代のビジネスニーズに対応するため、CDNやAPIセキュリティなどの機能を統合サービスとして提供します。これらの新しいパッケージは、数十種類のSKUを価値重視のバンドルに置き換えることで、導入時の負担を軽減しながらサブスクリプションを簡素化します。
これらの変更は、従来のハードウェア、ソフトウェア、マネージドサービスに加えてSaaSソリューションを提供するというF5のビジョンを支えるものであり、お客さまはこれまで以上にスムーズに統合プラットフォームへ移行できます。
IDCのクラウドおよびデータセンターネットワーク担当リサーチバイスプレジデントであるPaul Nicholson氏は、次のように述べています。「F5は、運用上の課題に対処すると同時に、AIアプリケーションのより効果的な導入を可能にし、将来のニーズにも先手を打って備えています。特に注目すべきはF5 Insightです。優れたAI機能を備え、お客さまが必要とする可視性と、具体的な対応につながるインテリジェンスを提供します。AIアプリケーション向けのMCP機能強化とPQCサポートも相まって、F5はモダンアプリケーションの要件に対応しています。これらの進化により、組織は運用を最適化し、セキュリティを強化するとともに、環境全体で拡張できるようになります。」
関連資料
F5について
F5, Inc.(NASDAQ: FFIV)は、あらゆるアプリケーションの配信とセキュリティを担うグローバルリーダーです。30年にわたる専門知識を基盤に、F5は業界最高峰のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境など、場所を問わず、あらゆるアプリケーションとAPIを配信し、保護します。F5は、迅速で可用性が高く、安全なデジタル体験を提供するため、イノベーションを推進し、世界最大規模かつ最先端の組織との連携に取り組んでいます。互いの成長を支え合い、より良いデジタル世界を実現します。
詳細については、f5.comをご覧ください
F5 Labsの脅威リサーチについては、f5.com/labsをご覧ください
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F5、BIG-IP、およびNGINXは、米国およびその他の国におけるF5, Inc.の商標、サービスマーク、または商号です。ここに記載されているその他すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。OpenTelemetryを含む第三者のテクノロジーへの言及は、情報提供のみを目的としたものであり、推奨、後援、または提携を意味するものではありません。
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、特定の製品およびリリースの提供予定、F5 Insightの機能を追加のプラットフォームに拡張する意向、ならびに将来のセキュリティ機能、暗号化機能、AI対応機能の開発に関する記述を含む、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらは、実際の結果を大きく異ならせる可能性のあるリスクおよび不確実性を伴います。