セキュアなクラウド アーキテクチャにより、開発のペースを落とすことなく(実際に可能です)、ビジネスに必要なセキュリティ、パフォーマンス、可視性を手に入れることができます。
迅速な対応が求められるとき、短期的に効果がある選択をしてしまい、その選択のために将来的には顧客に新機能をすばやく提供できなくなるということは珍しくありません。
その理由は、多くの組織で、セキュリティとコンプライアンスに影響するものを含め、アプリケーションの開発と導入の決定に対する責任の比重が開発者にシフトし、イノベーションを遅らせる要因と見なされてきたネットワーク担当者やセキュリティ担当者から離れつつあるからです。市場投入までの時間を短縮することのメリットは確かにありますが、セキュリティの脅威、コンプライアンスの課題、運用上の懸念など、その代償は甚大です。
組織に必要なのは、開発のペースを落とすことなく、ビジネスに必要なセキュリティ、パフォーマンス、可視性をもたらすソリューションです。F5では、これをセキュアなクラウド アーキテクチャと呼んでいます。
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クラウド アーキテクトの役割は、世界規模で統合できる標準化されたアプリケーション サービスを構築すること
クラウド アーキテクトは、予測可能で再利用可能なパターンに基づいた長期的な戦略を策定する必要があります。そうすることで、必要な安定性と俊敏性を確実に提供しながら、ツールの無秩序な増大を抑制できます。
セキュアなクラウド アーキテクチャは、モダン データ センタの堅牢性、強力なセキュリティ、可視性に加え、パブリック クラウドの俊敏性とサービスベース モデルも併せ持っています。これを可能にしているのが、高度なアプリケーション サービスからなる基盤です。これにより、自動化が可能なセキュリティ、パフォーマンス、アプリケーションまでのデータ パス全体の可視化を実現できます。
クラウドで稼働するアプリケーションにF5のサービスを検討すべき理由は、次のとおりです。
セキュリティ ポリシーはエキスパートによって定義および管理され、成果物としてソース コード リポジトリに保存されるため、CI/CD自動化パイプラインで使用できます。ハード コーディングしたり、後から手動で構成したりする必要はありません。
アプリケーションを迅速に市場に投入するには、必要なものだけをコーディングし、認証やWeb Application Firewall(WAF)などの再利用可能なインフラストラクチャ サービスを活用することが重要です。
アプリケーションのパフォーマンスが向上すると、顧客の満足度も向上します。データ パス全体で何が起こっているかを把握し、パフォーマンスの問題を迅速にトラブルシューティングしましょう。
開発のスピードを落とさずに、セキュリティ、パフォーマンス、可用性のニーズに対応することは、DevOps担当者にとって常に重大な制約となっています。しかし、セキュリティやポリシーのエキスパートになることを開発者に求めるべきではありません。開発者は、セキュリティとパフォーマンスのベースライン サービスは対処されているはずだと安心して、優れたアプリケーションの構築に集中できるべきです。
アプリケーション デリバリにセキュアなクラウド アーキテクチャを使用すると、先進的なアプリケーション デリバリ サービスをアプリケーション スタックの他の部分と同じ方法で導入し、ソース コントロールを介して管理し、CI/CDパイプラインに統合できるようになります。その結果、スピード、スループット、反復性が向上し、リスク プロファイルが低減し、不具合が少なくなります。
ビジネス目標を達成するスケーラブルで持続可能なシステムを構築する方法について、製造現場からの教訓をご紹介します。