F5、APIの無秩序な拡大が企業と経済にとって重大な脅威であると指摘
公開日:2021年11月4日
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レポートで判明:APIは経済をけん引する主要因であり、APIガバナンスの強化がビジネス成功の重要な要素
シアトル発 – F5(NASDAQ: FFIV)は本日、世界的なAPIの急増がビジネスと経済にもたらす深刻な脅威を分析したレポート「Continuous API Sprawl: Challenges and Opportunities in an API-Driven Economy」の公開を発表しました。
2000年代初頭にAPIが広く普及し始めた当時、APIは主に、アプリケーション間の接続とデータ交換を可能にする技術的なソリューションと見なされていました。これに対し現在では、イノベーション、価値創出、収益を促進する主要な原動力として、APIの認識が高まっています。デジタルマーケットプレイスやエンターテインメントアプリから、モノのインターネット(IoT)やITマイクロサービスに至るまで、APIは世界のビジネス活動の中核を担っています。
F5のシニアディレクター兼ディスティングイッシュドテクノロジストであるRajesh Narayananは、次のように述べています。「現在、パブリックAPIとプライベートAPIの数は2億に迫っており、2031年までには数十億に達する可能性があると推定しています。また、APIが世界経済にもたらすと予想される影響については、まだほんの一端が見えてきたにすぎません」
APIにはさまざまな形態や規模があり、幅広い機能を担っています。Google MapsやLyftアプリで使用されているAPIのように、一般の人がアクセスできるパブリックAPIがあります。また、マイクロサービスAPIのように社内システムの一部として使用されるものや、社内チームのみが使用するプライベートAPIもあります。さらに、データ共有や革新的なサービスの創出を可能にするパートナーAPIもあります。たとえば、Rokuのサービスは、APIを使用してNetflix、HBOなどのコンテンツプロバイダーのデータにアクセスできなければ実現できません。このように多種多様なAPIをすべて管理し、制御することは、企業にとって大きな課題となる可能性があります。
「あらゆる種類のAPIが増え続けるにつれ、組織がAPIを効果的に管理・制御できなくなる状況も珍しくなくなるでしょう」とNarayanan氏は述べています。「これがAPIスプロールです。種類も配置場所も異なるAPIが増えすぎて、全体を把握できなくなった状態を指します」
APIスプロールは、さまざまな要因によって引き起こされます。
- グローバル標準が確立されていないため、相互運用性の問題が生じ、同じ機能を提供する複数のAPIが作成されています。
- ほとんどの企業がマイクロサービスアーキテクチャへと移行しており、その性質上、数十ものAPIが生み出されています。
- 継続的なソフトウェア開発により、新しいAPIバージョンが頻繁にリリースされます。
- 企業は、社内のシステム、プログラム、アプリケーション間の連携を可能にするために、新しいAPIを作成します。
- サイロ化した事業部門では、APIに対して個別のアプローチを取ることがよくあります。
- エッジコンピューティングとEverything-as-a-Service型のビジネスモデルにより、さらに多くの場所で、より多くのAPIが作成されています。
この問題は現実に存在し、深刻化しています。
APIの無秩序な増加は、運用とセキュリティに重大な課題をもたらします。APIの数が増え、アプリが複雑化するにつれて、APIの所在を把握することが非常に困難になります。企業の内外にあるAPIの検出が難しくなり、エンドツーエンドの接続性に影響が及ぶ可能性もあります。APIが頻繁に更新されると、バージョン管理やドキュメントに問題が生じます。さらに、APIは不正行為や悪意のある行為の標的になりやすいという問題もあります。外部APIの信頼性は継続的に検証する必要があります。また、内部APIキーが侵害されると、攻撃者に重要なインフラストラクチャへのアクセスを許すおそれがあります。
「もし「データは新たな石油」だとすれば、残念ながらAPIは新たなプラスチックとなり、その副産物がエコシステムに深刻な被害をもたらす可能性があります」とNarayanan氏は述べています。「API主導の経済において健全性を保ちながら成長するには、組織がAPIの作成、利用、管理に責任を持って本格的に取り組むべき時です」
APIゲートウェイ、Ingressコントローラー、サイドカープロキシなどのソリューションを活用すれば、クラスター内のAPIアーキテクチャを極めて効果的に管理できますが、クラスター間に拡散するAPIの管理には不十分です。複数のクラスターにまたがるAPIの拡散を解消するには、すべてのAPIを追跡する信頼できる唯一の情報源、シームレスなAPIディスカバリ、適切なバージョン管理とドキュメント化、API間の接続、APIの信頼性に対する一貫した監視が必要です。また、APIによって多くの新たな脅威ベクトルが生じるため、企業はAPIがもたらすリスクを認識し、自社のAPIにアクセスするサードパーティーを評価する指標として信頼性を取り入れる必要があります。
APIスプロールの原因やそれがもたらす課題、組織がその状況を把握・管理するために講じられる対策について詳しくは、www.f5.comからレポートをダウンロードしてください。本日のニュースについて別の視点から知るには、F5 Office of the CTOのRajesh NarayananとLori MacVittieによる新しいブログをご覧ください。
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