F5、オープンソースのテレメトリプロジェクトを支援するコスト削減・パフォーマンス向上技術を提供
公開日:2023年9月12日
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コードの提供により、プロトコルの圧縮率が2倍に向上し、大規模なテレメトリ施策やAI主導のプロジェクトにかかる帯域幅コストを削減
シアトル発—F5(NASDAQ:FFIV)は本日、Cloud Native Computing FoundationのOpenTelemetryへの継続的な支援を発表しました。OpenTelemetryは、テレメトリデータ(メトリクス、ログ、トレース)の計測、生成、収集、エクスポートに使用する標準化されたツール群を提供するオープンソースフレームワークで、ITチームがソリューションのパフォーマンスと動作をより的確に分析できるよう支援します。F5はServiceNowとの共同開発を通じて約40,000行のコードを提供し、OpenTelemetry Protocolの圧縮率を2倍に高めました。この技術革新により、データセンター、クラウド、エッジロケーションからテレメトリプラットフォームへデータをエクスポートするコストを、具体的なデータワークロードに応じて半減できます。この貢献の規模を比較すると、一般的なソフトウェア開発者が1年間に作成するコードは10,000~25,000行で、平均的なオープンソースプロジェクトは約35,000行のコードで構成されています。
メトリクス、ログ、トレースなどのテレメトリデータの収集、取り込み、分析を最適化することで、組織は変化するIT環境において、インテリジェントな自動応答をより効率的かつ高いパフォーマンスで実行できます。たとえば、テレメトリを活用してユーザーやアプリケーションのログイン特性と行動特性を一般的な利用パターンと比較することで、セキュリティチームによる不正行為や悪意ある活動の検知と防止に役立ちます。OpenTelemetry Protocolに対する今回の新たな改良を使用して、このようなテレメトリデータをパブリッククラウドからテレメトリ集約システムにエクスポートするお客さまは、テレメトリトラフィックに関連するエグレスコストを50%削減できると見込まれます。
「最新のネットワーキングソリューション、アプリケーション、ユーザーは、日常的な運用の中で想像を絶するほど膨大な量のデータを生成します。包括的なテレメトリのメリットを、より多くの組織が費用対効果の高い方法で享受するには、圧縮率が極めて重要です」と、F5のプロジェクトリード兼ディスティングイッシュドエンジニアであるLaurent Quérelは述べています。「今日の企業は、以前と比べてデータの収集と分析をはるかに効果的に行えるようになりましたが、効率的な転送、一元化、標準化には依然として課題が残っています。F5がOpenTelemetryプロジェクトに投資してきたのはそのためです。F5のポートフォリオ全体でOpenTelemetryを採用し、ServiceNowなどの組織とともに主要なオープンソースの取り組みに継続して参加することで、お客さまのコストを最小限に抑えながら、パフォーマンス評価、効率向上、フォレンジックの強化を通じて、ランタイム環境の変化に対するアプリケーションの適応性を高める、無限のユースケースが生まれると考えています」
処理速度を大幅に向上させ、帯域幅コストを削減するため、F5はまず、Apache Arrowを活用したOpenTelemetry Protocolのさらなる最適化に取り組みました。その後、ServiceNow Cloud Observabilityと提携し、OpenTelemetry Arrow Projectとリファレンス実装ガイダンスを発表しました。Apache Arrowは、ビッグデータ、分析、機械学習を強化するオープンソーステクノロジーです。構造化データと半構造化データを、より実用的で扱いやすい標準形式で表現し、高度なテレメトリ機能の促進に活用されます。
多くの組織では、このようなデータを効率的に転送・処理するためのコストが、テレメトリパイプラインに関連するコストの大きな割合を占めています。十分なオブザーバビリティとAIを活用した分析には、ITスタック全体からデータポイントを一貫した形で取り込む必要があるため、テレメトリの標準化は特に重要です。オープンソースコミュニティで開発・改良されたプロトコルの機能強化と標準は、関連業界にプロジェクトとソリューションインフラストラクチャの強力なエコシステムを提供し、各組織とそのユーザーに固有のニーズに合わせた機能の構築を可能にします。また、このアプローチにより、F5のお客さまはアプリケーションに直接影響を及ぼす要因をより明確に把握できるため、ITチームは長期的な戦略的投資を行いやすくなります。
「LightstepがOpenTelemetryプロジェクトを共同設立した際、私たちが目指したのは、オープンソースコミュニティと連携し、企業が支出を増やすことなく可視性を最大限に高められるよう支援することでした」と、旧称LightstepであるServiceNow Cloud Observabilityのチーフアーキテクト、Daniel “Spoons” Spoonhower氏は述べています。「F5との今回の取り組みを通じて、企業が必要とする、より多くのデータをより低コストで転送する能力の実現に引き続き取り組んでいます」
関連リソース
- F5によるOpenTelemetryへの貢献がAdaptive Appsのビジョンを前進させる – F5 Blog
- クラウドデータの制御:OpenTelemetry Arrowプロジェクトのご紹介 – ServiceNow Blog
- OpenTelemetry Arrowプロトコル仕様
- OpenTelemetry Arrowエンコード/デコードのリファレンス実装
- F5におけるApache Arrow導入の歩み(第1回)
- F5におけるApache Arrow活用の歩み(第2部)
F5について
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