Causeway Capital Management、F5 NGINXaaS for Azureで導入を簡素化し、時間を節約

プリンシパルのSarah KettererとHarry Hartfordは、1990年代に国際投資運用の先駆者として実績を築いた後、Causeway Capital Managementを設立しました。同社の36名の投資プロフェッショナルは、北米、欧州、中東、オーストラリアの機関投資家向けに運用する株式戦略において、定量的アプローチと従来型アプローチを組み合わせていることに誇りを持っています。Causewayおよびその顧客と長期にわたる関係を築いている従業員が同社の株式の過半数を保有しており、これにより独立性を確保し、顧客のニーズを最優先する姿勢を貫いています。

Causeway Capital Managementでは関係性を重視しており、投資分析におけるハイブリッドなアプローチは、双方の長所を生かす戦略に基づいています。この協働の考え方は、人材やパートナーとの連携にも反映されています。

同様に、社名は北アイルランドを象徴するジャイアンツ・コーズウェーに由来しています。これは、互いにかみ合う40,000本の玄武岩柱からなる地形です。コーズウェーの堅牢さに着想を得て、同社の約100人の従業員は、それぞれが持つ多様な中核能力を尊重し、活用し、組み合わせることで築かれる、長期にわたる強固な関係を重視しています。それは、個々の玄武岩柱が結合してコーズウェーを形成する姿にも通じます。個々の要素を組み合わせて、より大きな全体を生み出すという考え方は、同社が採用するクラウドファーストのマルチクラウド・ハイブリッド戦略と、Kubernetesベースのインフラストラクチャにも反映されています。

同社の最高技術責任者(CTO)兼最高情報セキュリティ責任者(CISO)であるPete Petersen氏は、この文化はベンダーとの緊密な連携にも及んでおり、ベンダーは実質的に社内リソースを補完できる存在だと述べています。「非常に強固な関係が、当社の競争優位性につながっています」と同氏は語ります。

ビジネス上の課題

そうした関係の1つが、NGINXを通じたCausewayとF5のパートナーシップです。Petersen氏が率いる12人未満の少数精鋭ITチームは、最新のコンテナベースアプリケーションを開発、導入しています。同社は2018年に、オンプレミスアプリケーション向けのリバースプロキシおよびIngressコントローラーとして、また、顧客向けの独自分析ツールRisk Lensを含む同社Webサイトを保護するWebアプリケーションファイアウォール(WAF)として、F5 NGINX Plusの利用を開始しました。

Causewayが最近、Microsoft Azureを主要なパブリッククラウドプロバイダーとして利用し始めた際、Petersen氏は、チームが使い慣れたNGINX PlusとSoftware as a Service(SaaS)の利便性を活用したいと考えました。これは、F5 NGINXaaS for Azureの開発によって実現しつつあります。同サービスは、bring-your-own-configuration(BYOC)の柔軟性を備えた、緊密に統合されたAzure SaaSエクスペリエンスです。

「NGINXをプラットフォームサービスとして利用できることは、非常に魅力的です」とPetersen氏は述べています。

彼のチームは、Azureにデプロイしたアプリの管理にNGINXを活用したいと強く望んでいたため、プライベートプレビューでNGINXaaS for Azureのベータテストに参加することに同意しました。

ソリューション

Causewayチームは、NGINXaaS for Azureの導入を段階的に進めました。まず、HTTPSトラフィックを処理する基本的なNGINX仮想サーバー定義を作成し、SSL/TLS証明書をAzure Key Vaultに保存しました。このサーバー定義は、ブラウザーからのリクエストに対して200 OK成功コードを返すだけのものでした。

CausewayのDevOpsおよびクラウドエンジニアであるJake Diamond氏は、次のように述べています。「基本機能を検証し、インターフェースにも慣れたところで、Azure Container Instances(ACI)でホストするバックエンドサービスを立ち上げ、少し機能を加えました。その時点でNGINXインスタンスからリバースプロキシを行うようにしましたが、これまでになく簡単でした」

プライベートプレビューの最終ステップでは、NGINX JavaScript(njs)スクリプト言語を使用してCausewayのOktaアイデンティティサービスを統合するOpenID Connect構成のリファレンス実装に取り組みました。Diamond氏は次のように述べています。「現在の環境で使い慣れ、信頼しているリファレンス実装を、NGINXaaS for Azureでも実現できるか検証しました」。このステップはやや難易度が高かったものの、NGINX製品チームのサポートを受けて解決できました。

このプライベートプレビューが成功した後、NGINXaaS for AzureがAzure Marketplaceで提供開始されたことを受け、Causewayチームは本番環境での運用を開始しました。

成果

データセンターとAzureクラウド全体でアプリの導入を簡素化

Petersen氏とDiamond氏は、Azureポータルを通じたライフサイクル全体の管理機能を備える高度なNGINXトラフィックサービスを含むテストの結果に、いずれも満足しています。Petersen氏は次のように述べています。「目標の1つは、オンプレミス環境とクラウド環境で基本的に同じ構成手法を使用できるかどうかを確認することでした。その答えは『はい』でした。NGINX for Azureサービスには、いわば『簡単』ボタンが用意されていました。すでに使い慣れているものと同じディレクティブや構成が数多く使えるのは、本当に素晴らしいことです」

Diamond氏はさらに次のように述べています。「パスサービスに勝るものはありません。特に、当社が主に利用しているパブリッククラウドプラットフォームとこれほど緊密に統合されたサービスはなおさらです。率直に言って、ほかのパブリッククラウドプラットフォームでは利用できません」

“機能性は他の追随を許しません。標準ソフトウェアや自社開発ソフトウェアと比べて、保守性と信頼性がはるかに高く、比類のない一貫性を備えています。 ”

Jake Diamond、DevOpsおよびクラウドエンジニア、Causeway Capital Management

時間を節約する構成の柔軟性、可観測性、使いやすさ

Causewayチームは、NGINX拡張機能などによって実現される、このソリューションの構成の柔軟性を高く評価しています。Petersen氏は「何でも構成できます」と述べています。Diamond氏も、利用可能なNGINXツールと標準搭載のディレクティブによって大幅に時間を節約できると評価しています。

監視を簡素化するAzureとの緊密な統合も、時間の節約に貢献しています。Petersen氏は次のように述べています。「Datadogなど、当社のすべての監視ツールとの統合が進むことで、一元的な管理環境の実現にさらに近づいています」

Petersen氏は、実績のある製品と信頼できるベンダーとともに、チームが前進できることにも安堵しています。同氏は次のように述べています。「そうでなければ、ゼロから始めなければならず、安心して使えるようになるまで1年は試行錯誤を重ねることになります。一方、NGINXは堅牢で、確実に動作し、優れたパフォーマンスを発揮することが分かっています。また、製品を責任を持ってサポートしてもらえることも分かっています。その信頼を一から築き直す必要はありません」

同氏は、会社のデジタルトランスフォーメーションを進める中で、NGINXaaS for Azureがチームの取り組む他のプロジェクトを「軌道に乗せる」助けになると述べています。

「このようなものがなければ、あらゆることが難しくなります。複雑さや困難が少しずつ増し、より多くのトレーニング、人員、統合作業が必要になるでしょう」と同氏は述べています。「これにより、当社が抱える障壁を多少取り除くことができます。停滞している多くのプロジェクトが動き出し、アジリティとスピードもさらに向上していくでしょう」

“NGINXaaS for Azureにより、業務上の障壁が少し解消されます。停滞している多くのプロジェクトも前進し、アジリティとスピードはさらに向上していくでしょう。 ”

Causeway Capital Management、CTO兼CISO、Pete Petersen氏

「他に類を見ない」サポート

「このプロセスを通じて、サポートは他に類を見ないほど素晴らしいものでした」とDiamond氏は語ります。「本当に感銘を受けました。これまで多くのサポートポータルやベンダーを利用してきましたが、これほど手厚いサポートを受けたのがいつだったか思い出せないほどです」

Petersen氏は笑いながらこう語ります。「当社はおそらく世界で最も小規模なNGINXクライアントですが、そのような扱いを受けたことはありません。親身に対応してくださっていることが、はっきりと伝わってきます」

さらに、「強固な関係こそが成功につながります」と語る言葉にも、Causewayの文化が表れています。

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メリット

  • データセンターとパブリッククラウドプラットフォームの緊密な統合により、アプリの導入を簡素化
  • 組み込みの設定機能と使いやすいダッシュボード監視により、時間を節約
  • 小規模なお客さまにも手厚いサポートを提供する強い姿勢

課題

  • Causewayは2018年から、NGINX Plusをリバースプロキシ、Ingressコントローラー、WAFとして使用していました
  • 同社はまた、主要なパブリッククラウドプロバイダーとしてMicrosoft Azureの利用を開始しました
  • Causewayは、Azureにデプロイしたアプリの管理にNGINXを使用するメリットを検証するため、F5 NGINXaaS for Azureのベータテストを実施することにしました