AppDevチームは、NetOpsやSecOpsの各チームと同様に、アプリケーションの健全性、セキュリティ、可用性、良好なパフォーマンスを維持することを最優先に日々取り組んでいます。しかし、アプリケーションサービスのパフォーマンスを常に可視化するのは容易ではありません。
組織が保有するアプリの規模が拡大するにつれ、アプリの可視化を一元的に行うアプローチへの需要も高まり続けています。顧客の期待に応えるために数百、数千、数万ものアプリが増え続け、既存のIT投資に負担がかかっています。『State of Application Strategy』レポートでは、モダナイゼーションが進むほど複雑さが増し、モダンアプリやモバイルアプリが従来型アプリに徐々に取って代わっていることが示されています。パーソナライズされた体験の提供を妨げているのは、デジタルトランスフォーメーション、超高速開発、クラウドサービスの選択肢、拡大し続ける脅威領域が織りなす複雑な環境です。優れた顧客体験を提供しながら、こうした重要なアプリケーションを支えることは、日々難しくなっています。たとえば、攻撃経路が増える中、重要なアプリはサイバー攻撃者の主な標的となり、組織に損害を与え、顧客体験を損なっています。
この複雑さに対処するには、環境間の一貫性を確保するとともに、AppDevチームとその関係者が、一元管理ダッシュボードから、統合された使いやすい可視化・分析ツールを利用してアプリを外部から監視し、ネットワークを可視化できるようにする必要があります。
「A Day in the Life」シリーズの最初のブログで、Zach Westallは次のように指摘しています。「従来のBIG-IP管理における課題に対処するには、より現代的な戦略が必要です。さまざまな環境のアプリに対するRBAC対応の可視化、分析、包括的な管理ワークフローに加え、多様な自動化やセルフサービスのシナリオを組み合わせた戦略です。」特にRBAC対応の可視化と分析という点では、一元管理のアプローチもその1つです。
ブログシリーズの第2回では、次の点を取り上げました。「組織がWebアプリケーションのポートフォリオを拡大し続ける中、(アプリの)メトリクスを真に可視化することは複雑になっています。そして当然ながら、見えないものを保護することは困難です」。ここでも、集中管理型のアプローチが最新の解決策となります。
F5は今年初め、AppDevに包括的な可視性と分析機能を提供するBIG-IQ 8.0をリリースしました。BIG-IQ 8.0では可視性が強化され、ロールベースのアクセス制御(RBAC)が追加のワークフローとセキュリティダッシュボード(Configuration Analyzer)にも拡張されています。たとえば、アプリのパフォーマンスに問題が発生した際に、開発者がBIG-IQで担当アプリの健全性ダッシュボードを確認できるよう、RBACを割り当てることができます。

このリリースの主な機能には、DevOps担当者とアプリ所有者向けに強化されたRBAC、簡素化・効率化されたトラブルシューティングワークフロー、トラブルシューティング時間の短縮などがあります。さらに、BIG-IQ 8.0と新しいF5 Beacon SaaS統合により、エンドツーエンドのモデリング、エンドユーザーの健全性とパフォーマンスに加え、直感的でわかりやすい分析に基づく実用的なインサイトを得られます。これにより、平均修復時間(MTTR)を短縮し、すべてのチームが常に最新情報を把握できるため、一貫性を高め、これまで以上の可視性を確保できます。
さらに、アプリとデバイスの健全性に関する包括的なダッシュボードと分析を、BIG-IQへのアクセス権の有無を問わず、受信者にスケジュール配信できます。アプリトラフィックやDNSサービスからデバイスおよびセキュリティのダッシュボードまで、AppDevとDevOpsのすべての関係者が担当する資産の最新状況を把握できるようにします。

最後に、DevOpsに沿ったワークフローに、F5 Automation ToolchainのAS3を使用して自動化を組み込みます。宣言型APIとテンプレート化されたアプローチにより、標準化および自動化された宣言型アプリケーションサービスとセキュリティポリシーをサポートします。これにより、高度な専門知識がなくても、開発チームはアプリケーションのデプロイを迅速化し、一貫性を確保するとともに、デプロイの柔軟性を高めることができます。
BIG-IQ 8.0 Centralized Managementには、次のような注目の新機能が追加されています。
- BIG-IPスイート全体を対象とした、直感的で豊富なデータを備えたアプリダッシュボード
- 関連するアプリとサービスを単一のエンティティとして表示するグローバルビュー
- 概要と詳細分析を確認できるダッシュボード
- テレメトリデータをストリーミングで送信し、F5 Beaconで高度なアプリケーションモデリング、健全性評価、インサイト取得を行う機能
- 既存環境およびレガシー環境への導入に対応
- パフォーマンス上の問題や潜在的なセキュリティ問題を優先的に把握できるよう支援する、自動化された定期レポートとアラート
BIG-IQ Centralized Managementの詳細については、こちらをクリックしてください。または、オンデマンドのBIG-IQウェビナーとライブデモをご覧ください。
著者について
関連するブログ記事

F5 Application Study Tool:OpenTelemetryによるF5 BIG-IP環境の監視
F5の新しいオープンソースツールは、BIG-IP環境を詳細に可視化し、データを追跡するとともに、強力でカスタマイズ可能なインサイトを得るための基盤を提供します。
F5 BIG-IPでAI防御を実現
F5 BIG-IP Advanced WAF、BIG-IP APM、BIG-IP SSL Orchestratorが、生成AIアプリ向けに包括的なセキュリティソリューションを提供する仕組みをご覧ください。
F5 Advanced WAFによるGraphQL APIの保護
ここ数年、多くの組織がデジタルトランスフォーメーションを進めており、COVID-19のパンデミックによってその動きは加速しています。
アプリケーションサービスの現状 通信業界版:リーダーとしての台頭
通信ネットワークが進化し、さまざまな業界の幅広いユースケースに対応するなか、通信業界の回答者がテクノロジーリーダーとしての存在感を高めていることがわかります。
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではない
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではありません。真のモダナイゼーションにアプリケーションアーキテクチャとセキュリティの再構築が必要な理由を、F5ブログでご覧ください。
やめましょう。もう本当にやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。
もうやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。プロトコルのパフォーマンスに関する微妙な違いと、暗号化トラフィックを適切に最適化する方法については、F5ブログをご覧ください。