F5とイベント駆動型Ansibleでセキュリティ運用を自動化し、効率と保護を向上

F5エコシステム | 2023年5月23日

企業のIT環境が高度化・大規模化するにつれ、ネットワークとセキュリティの運用を効果的かつ効率的に管理するため、高度なツールや手法への依存がますます高まっています。攻撃対象領域を拡大させるリモートワークやハイブリッドワークの継続的な普及に加え、過去5年間にわたるランサムウェアの着実な増加に象徴されるサイバー攻撃の急増により、社内外からの圧力も強まっています。1

残念ながら、現在、サイバーセキュリティ人材は世界で推定340万人不足しており、多くの組織がITリソースと人材の深刻な制約に直面しています。2 こうしたさまざまな課題は長期化する可能性が高く、組織はその克服に向けて、タスクの自動化とセキュリティチームの負担軽減を図っています。自動化は、企業が全体的なセキュリティ態勢を改善しながら、重要なサイバーセキュリティ目標を達成するうえで役立ち、大きな価値をもたらす可能性があります。

F5とRed Hatでセキュリティ運用を自動化

人員不足のチームは、増え続けるセキュリティツールからのアラートに追われがちなため、自動化はセキュリティにおいて特に有効です。イベント駆動型の自動化により、不審なアクティビティに即座に対応し、被害が生じる前に攻撃を阻止できるため、データ侵害の平均コストを95%削減できます。3

F5とRed Hatは、高速なイベント駆動型自動化により、企業をより効率的に保護できるよう連携しています。ElasticsearchやKibanaなどのイベント監視ツールで異常なアクティビティや悪意のあるアクティビティを検出すると、Event-Driven Ansible RulebooksがF5 Advanced WAFやBIG-IP Application Security ManagerなどのF5ソリューションを通じて即座に対処し、潜在的な攻撃を阻止します。

このエージェントレス自動化では、APIやWebhookなどの既存の通信メカニズムを使用することで、相互運用を容易にします。Event-Driven Ansible向けのF5コンテンツコレクションはF5が開発し、Red Hatが認定しており、信頼性の高い自動化とサポートを実現します。F5とRed Hatは連携して、組織のリスク低減、平均解決時間の短縮を支援し、限られたリソースを価値の高いタスクに集中できるようにします。

F5とEvent-Driven Ansibleによる自動化が効果を発揮する、セキュリティ運用の3つのユースケースを見ていきましょう。

  • セキュリティ調査の情報を充実

組織は絶え間なくサイバー攻撃にさらされており、セキュリティツールからは、人員不足のセキュリティチームが調査しきれないほど多くのアラートが生成されています。2022年には、データ侵害の特定と封じ込めに、セキュリティチームは平均277日を要しました。42022年に米国で発生したデータ侵害の平均コストは944万ドルに上るため、5自動化によってセキュリティチームが問題をより効率的に特定し、修復できるようにすることで、組織は大幅なコスト削減を実現できる可能性があります。セキュリティ自動化への取り組みでは、事前定義された調査プレイブックに従い、潜在的なセキュリティインシデントの調査フェーズを迅速化することが、一般的な第一歩です。新たなセキュリティイベントによってAnsible Rulebookがトリガーされると、自動化されたワークフローが複数のF5ソリューションからデータを収集して相関付けるため、セキュリティアナリストが調査に費やす時間を大幅に短縮できます。その結果、インシデントの特定、さらには封じ込めまでの平均時間を短縮できます。

  • 脅威ハンティングの強化

一般的な企業では、約135,000台のエンドポイントデバイスを管理しています。6 このように攻撃対象領域が広大であるため、さまざまな攻撃経路にさらされています。しかし、多くのセキュリティチームには、プロアクティブな脅威ハンティングに投資するためのリソースが不足しています。自動化によって脅威データを継続的に監視し、相関分析して実用的なインサイトを得ることで、セキュリティチームはセキュリティ上の問題をより効果的に防止し、防御をすり抜けた脅威を迅速に検知できます。

  • セキュリティインシデントへの対応を迅速化

サイバー攻撃が自動化される時代において、脅威への即時対応は不可欠です。セキュリティチームは、事前に構築・検証されたワークフローを実行する自動化を活用して攻撃を即座に封じ込めたりブロックしたりすることで、攻撃者の滞留時間と被害を軽減できます。特定のイベントに基づき、どのワークフローをトリガーするかはルールによって決まります。イベントが検出されると自動化が作動し、問題の修復、アクセスのブロック、エンドポイントの隔離、または再発防止に向けたセキュリティポリシーの更新を行います。たとえば、悪意のあるユーザーによるアプリケーションへのアクセス試行が検出された場合、イベント監視によってAnsible Rulebookをトリガーできます。このRulebookはF5 Advanced WAFに対し、正規ユーザーによるアプリケーションへのアクセスを引き続き許可しながら、該当するユーザーをブロックするよう指示します。自動化による即時の変更により、セキュリティ脅威を完全に阻止できる場合や、平均解決時間を短縮できる場合があります。

F5とRed Hatで自動化されたプロアクティブなセキュリティを実現

F5とRed Hatのテクノロジーを組み合わせることで、迅速な対応を可能にする高速なイベント駆動型自動化を通じて、運用効率を向上させ、セキュリティリスクを軽減し、企業の保護に貢献します。自動化によってセキュリティ運用を効率的に拡張、最適化する方法については、次のページをご覧ください:f5.com/redhat


出典:

1 Verizon、 データ侵害調査報告書、2022 年 5 月

2 (ISC)2、2022年サイバーセキュリティ人材調査、2022年6月

3 IDC、 Red Hat Ansible Automation Platformのビジネス価値、 2022年3月

4 IBM、 2022年データ侵害のコスト、2022年7月

5 同上。

6 Adaptiva、 エッジにおけるリスクとコストの管理、2022 年 7 月

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著者について

Nicolas Ménant
Nicolas Ménantソリューションエンジニアリング担当シニアディレクター | F5

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