NGINX One:モダンアプリケーションの管理と配信を支えるSaaSソリューション

NGINX | 2024年2月07日

NGINX Oneは近日中に「as-a-service」形式で提供される予定です。単一のライセンスと統合管理コンソールにより、企業全体のセキュリティ、可用性、オブザーバビリティ、スケーラビリティを管理でき、利用量に応じて支払うわかりやすい料金体系を採用しています。

本日AppWorldで、NGINX Oneを発表し、「早期アクセス」の提供を開始します。NGINX Oneは、オンプレミス、クラウド、エッジを問わず、すべてのNGINXインスタンスを単一の管理インターフェースからデプロイ、保護、監視、スケーリング、管理できるグローバルSaaSサービスです。単一のエンタープライズライセンスで、NGINX Plus、NGINX Open Source、NGINX Unit、NGINX Gateway Fabric、Kubernetes Ingress Controllerという、F5のすべてのデータプレーンコンポーネントをサポートします。

サイロを解消し、誰にとっても使いやすいNGINXへ

従来のNGINX料金モデルとは異なり、NGINX Oneは完全従量課金制で、料金は使用した分だけです。スタートアップからグローバル企業まで、あらゆる組織がNGINXのユースケースを導入する際に、NGINX Oneなら、よりシンプルかつ迅速でセキュアに、拡張性を確保しながら、可観測性と監視を容易にし、コスト効率を高めることができます。

さらに、企業の期待に応えるため、F5 Distributed Cloud Platform上の管理プレーンを、より一体性の高いパッケージへと統合しています。これにより、アプリケーション開発やDevOpsを担う従来のNGINXユーザーだけでなく、その他の職務を担う幅広いF5のお客さまにもメリットがあります。その多くは、組織内のいずれかの環境にNGINXを導入しています。CIO、CISO、およびネットワーク運用、セキュリティ運用、インフラストラクチャを担う各チームは、企業のアプリケーションデリバリとセキュリティに関して、重複する責任を担うことが少なくありません。

Distributed Cloud Platformでは、NGINX Oneユーザーは、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境を運用する企業が求める、関連する多様なセキュリティ機能とネットワーク機能を活用できます。複雑な統合作業を行うことなく、F5のマルチクラウドネットワークファブリックを使用して、クラウド間を容易に接続できます。また、特定のチームやアプリケーション向けのきめ細かなセキュリティポリシーをグローバルレベルで設定できるため、作業負荷やチケット数を削減できます。F5のセキュリティポートフォリオでは、一般に「OneWAF」と呼ばれる単一のWAFエンジンを共有しており、BIG-IP Advanced WAFで使用していたものと同じポリシーをNGINX App Protectに移行できます。さらに、Distributed Cloud Platformのグローバルなポイントオブプレゼンス(PoP)ネットワークにより、コンテンツ配信ネットワークのレイヤーを追加することなく、アプリケーションをエンドユーザーのより近くに配置できます。

NGINX Oneは、オートメーションから監視、さらにその先まで、既存システムとシームレスに統合できる豊富な対応プロバイダーのエコシステムを通じて、お客さまがどのような環境にいても、そのニーズに応えられるようになると考えています。

NGINX Oneの図

図1:NGINX Oneは、NGINXのデータプレーンコンポーネント、F5 Distributed Cloud上でホストされるSaaS管理コンソール、従量課金制を1つの製品として統合します。

(F5 + NGINX)* SaaS = 組み合わせて、さらに強力に

F5とNGINXは、連携することで真価を発揮します。両社の機能を組み合わせることで、特にお客さまをはじめ、すべての関係者の負担を軽減できます。NetOpsチームとSecOpsチームは、セキュリティや制御を損なうことなく、マルチクラウドのデプロイをアプリケーション開発チームにシフトレフトできます。開発者とDevOpsチームは、より容易に試行とイノベーションを進め、アプリケーションを迅速に構築、デプロイできます。さらに、DevOpsチーム、プラットフォーム運用チーム、NetOpsチーム、SecOpsチームが、セキュリティ、オブザーバビリティ、スケーラビリティに同じツールセットを活用することで、より効果的に連携できます。

SaaSであるNGINX Oneにより、F5の製品チームはイノベーションと機能開発を加速できます。また、NGINXの拡張性を安全かつ容易に高め、ユーザーがNGINXをあらゆる開発者向けツール、CI/CDワークフロー、その他のインフラストラクチャおよびアプリケーションデリバリーシステムとシームレスに統合できるようにします。

約5年前にNGINXをF5に迎え入れたとき、私たちは、あらゆる環境と多様なユースケースにまたがるクラウドアプリケーションを単一の管理プレーンで管理するというビジョンを掲げていました。NGINXの運用を担う方も、NGINXを利用する方も、より簡単、安全、効率的に活用できる統合システムを思い描いていたのです。実現までには時間を要しました。NGINX Oneは、その歩みを大きく前進させる飛躍です。

アクセスにお申し込みのうえ、ご意見をお聞かせください

本日、AppWorldにおいて、一部のお客さまを対象とした早期アクセスを開始します。まずは既存のNGINXのお客さまを招待し、フィードバックをいただきながら早期アクセスを進めます。準備が整い次第、より多くのF5のお客さまにアクセスを拡大し、2024年後半には一般提供を開始する予定です。ご関心のあるNGINXのお客さまは、こちらからお問い合わせください。追ってご連絡します。今後数か月にわたり、対象となるお客さまを順次追加する予定です。なお、順番待ちが発生する可能性があります。

NGINX Oneの構築に向けて、貴重なご意見とお時間を惜しみなく提供してくださったNGINXとF5の両コミュニティの皆さまに、心より感謝申し上げます。製品開発に携わる私たちは、皆さまのニーズと知見を反映することを何よりも重視しています。今後もご意見をお寄せいただき、NGINX Oneのさらなる発展にお力添えいただければ幸いです。皆さまの声に耳を傾けながら、これまで以上に期待を膨らませています。改めて、ありがとうございます。

2024年6月更新: リリース以降、NGINX Oneには多くの新機能が追加されました。また、従量課金モデルの提供は延期されています。 こちらのブログ記事をご覧ください 。新機能と料金体系の更新に関する詳細をご確認いただけます。


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著者について

Shawn Wormke
Shawn Wormkeバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー | F5 NGINX

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