F5 NGINXは、モダンアプリケーションとPlatforms Opsの実践を可能にする優れたオープンソースソフトウェアの開発に加え、テクノロジーの世界をよりセキュアにすることを目指しています。F5はセキュリティへの取り組みに大きな誇りを持つと同時に、日常生活でますます依存するようになったテクノロジー基盤を保護するには、より幅広いチームの協力が必要であると認識しています。このたび、世界中のテクノロジーを保護するうえで重要な2つのオープンソースプロジェクト、Let’s EncryptとOpenSSLへのスポンサーシップを発表できることを誇りに思います。
Let’s Encrypt
Let’s Encryptは、デジタル証明書を文字どおり無料で取得、導入できるようにすることで、セキュリティ導入の障壁を引き下げました。より具体的には、HTTPSの普及を促進し、より安全なWorld Wide Webを実現することを使命としています。そのために、Let’s Encryptは世界最大の認証局を運営し、2億6,000万を超えるWebサイトを保護するとともに、支払い、Webサーバーの設定、メールによる検証、証明書の更新など、手間のかかる多くの手作業を自動化することで、証明書管理を簡素化しています。
TLS暗号化の導入がこれほど成功した主な理由の1つがLet’s Encryptであると言っても過言ではありません。F5はLet’s Encryptを高く評価しており、お客さまに推奨するだけでなく、レシピも作成しています。これにより、NGINX Ingress ControllerおよびNGIN Service MeshでLet’s Encryptを認証局として使用するプロセスを自動化できます。
OpenSSL
OpenSSLは、世界のテクノロジーセキュリティを陰で支えるもう1つの存在です。少人数の中核チームが、Transport Layer Security(TLS)およびSecure Sockets Layer(SSL)プロトコル向けの「堅牢で商用グレードの、機能が充実したツールキット」を開発、保守しています。OpenSSLは、年間数万~数十万ドルもの費用がかかる場合があるプロプライエタリな暗号ライブラリに代わる選択肢として、制約の少ないApache形式のライセンスの下、無償のオープンソース暗号ライブラリを公開しています。このコスト障壁を取り除くことで、何百万もの組織が、そうでなければ実現できなかった、より強固なセキュリティを導入できるようになりました。
オープンソースソフトウェアの支援にご参加ください
NGINXは、オープンソースこそがグローバルなテクノロジーセキュリティの進むべき道であり、未来であると考えています。オープンソースコミュニティの全員が、力を合わせて取り組んでいます。中核となる基盤セキュリティの幅広い活用を促進することで、グローバルなアプリケーションインフラストラクチャの攻撃対象領域が縮小し、すべての人にメリットがもたらされます。もちろん、真の立役者はプロジェクトのメンテナーとコントリビューターです。私心なく尽力する、素晴らしい人々です。
私たちの支援が、Let’s EncryptとOpenSSLによる重要な活動の一助となることを願っています。皆さまも、可能な方法で両プロジェクトやその他のオープンソースプロジェクトをご支援ください。ほかにも支援に値するプロジェクトをご存じでしたら、コメント欄でお知らせください。
関連するブログ記事
チュートリアル:NGINXを使用してアプリケーション向けにOpenTelemetryを構成する
OpenTelemetryを使用してNGINXサーバーの状態と健全性をより明確に把握することで、問題のトラブルシューティングを行い、Webアプリケーションのパフォーマンスを向上できます。
AkitaのNGINX Plus認定モジュールでAPIエンドポイントの問題を特定・修正
Akita SoftwareのAPIオブザーバビリティ向け新しいNGINX Plus Certified Moduleを活用して、APIエンドポイントの問題をより迅速に特定し、修正できます。
JavaプロジェクトをスキャフォールディングしてKubernetesネイティブアプリを構築する方法
Red HatのシニアプリンシパルデベロッパーアドボケイトであるDaniel Oh氏が、Javaプロジェクトをゼロから構築するためのひな形を作成し、Kubernetesネイティブアプリケーションとしてビルドする方法を解説します。
F5 NGINXaaS for Azureのご紹介:Microsoft Azureでネイティブに利用できるSaaS型ロードバランシング
NGINXaaS for Azureは、NGINX PlusをAzureネイティブのSaaSとして利用できるサービスです。NGINXの設定を容易にリフト&シフトできるため、クラウド導入とモダンアプリの展開を加速できます。

SELinuxでNGINXおよびNGINX Plusを使用する
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)および関連ディストリビューションでSecurity-Enhanced Linux(SELinux)を有効にすると、デフォルト設定によりNGINXとNGINX Plusの一部の操作が制限されます。この記事では、すべての機能を利用できるようにSELinuxの設定を変更する方法について説明します。
NGINX PlusによるAWS Auto Scalingグループの負荷分散
新しいnginx-asg-sync統合ソフトウェアにより、NGINX PlusはAWS Auto Scalingグループの負荷を直接分散できるため、クラウドでの負荷分散がさらに柔軟になります