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これは、CAが今年、デバイス1台当たりに導入されると予測した業務アプリの数です。
組織がモバイルアプリを猛烈な勢いで開発・購入していることを考えると、これはかなり控えめな予測でしょう。こうした大規模なモバイル移行を後押ししているのは、生産性の向上です。在庫管理、チェックリスト、ガイド付きプロセス、検査、作業指示といった手作業のプロセスをモバイルアプリに移行しても、Angry BirdsやFlappy Birdほど見栄えはしないかもしれませんが、業務を効率化できます。実際、Canvas 2015調査では、この効率化を追跡している組織のうち、「モバイルアプリへの移行により、17%が年間25,000~100,000ドル、81%が年間1,000~25,000ドルのコストを削減した」と報告されています。
これは、手作業の業務プロセスのモバイル化を早急に進める十分なビジネス上の根拠と言えます。
しかし、アプリごとに認証情報が必要です。その認証情報を管理して覚えておき、アプリを使うたびに入力しなければなりません。業務用アプリに関しては、誰もがユーザーですから、これが時にどれほど大変かはご存じでしょう。アプリを開いて画面を見つめ、どのパスワードを使ったのか思い出そうと、ジェダイのマインド・トリックをかけた経験は誰にでもあるはずです。しかし、Androidには効きません(もちろんiOSにも)。
これまでに、どれほどの時間を無駄にしてきたのでしょうか。財務担当者なら、こう尋ねるかもしれません。正しい認証情報を探して付箋をあれこれ確認している間に(そんな顔をしないでください。心当たりがありますよね)、どれほどの損失が生じたのでしょうか。少し前の調査ですが、今なお参考になるPonemonの調査によると、医療従事者は平均して1日8~15分を認証情報への対応に費やしていました。この調査では、SSOを導入し、医療従事者が平均5.7~6.6個のパスワードとPINを記憶して入力する必要をなくすことで、医療業界は年間260万ドルを削減できる可能性があると結論付けています。
これは、2011年当時の金額とパスワード数に基づく話です。それ以降、モバイルアプリケーションやクラウドベースのアプリケーション(Salesforce、Office365、WebExなど)が普及したことで、影響は間違いなくさらに大きくなっています。
包括的なモバイルおよびクラウド戦略の一環としてSSO(シングルサインオン)を導入することは、実現したコスト削減と効率向上を維持するうえで極めて重要です。そのためには、オンプレミスとクラウドの両方に加え、モバイルと従来型Webの双方に対応できるSSOソリューションを見つける必要があります。日常的に使用するすべてのアプリ(少なくとも最も一般的なアプリ)を統合する包括的なSSOソリューションを導入することで、組織は生産性の向上と、それに伴うコスト削減を期待できます。
こうした信頼を実現するため、BIG-IP APM(Access Policy Manager)は、Microsoft Office 365などのクライアントベースのアプリケーションやその他のブラウザーを使用しない環境にもSSO(SAML経由)を拡張できるほか、iOSおよびAndroidデバイスからのセキュアなモバイルアクセスにおける認証と認可を簡素化します。また、BIG-IP APMはWebExなどのWebベースのアプリケーションとのIDフェデレーションにも対応しており、ユーザーの生産性を最大限に高めるうえで重要です。
これは、この点でBIG-IP APMの機能を日々活用しているユーザー(もちろん、ビジネスアプリのユーザーという意味です)の視点から申し上げています。F5がBIG-IP APMとフェデレーションしていない数少ないアプリの1つを使わなければならないと気づいたときほど、もどかしいことはありません。ハイゼンベルクも自説を見直すほどの確信をもって、パスワードを思い出せないと分かっているからです。そのため、パスワードを突き止めるのに貴重な時間を費やすか、誰かに頼んでその人の貴重な時間も使い、パスワードをリセットしてもらわなければ、アプリを利用できません。では、BIG-IP APMを通じてSSOが有効になっているアプリならどうでしょうか。実に簡単です、ワトソン君。アクセスをフェデレーションし、15種類もの認証情報を管理する負担を軽減するだけで、アプリケーション体験は劇的に向上します。
しかし、重要なのはユーザーのアプリケーションエクスペリエンスを向上させることだけではありません。運用エクスペリエンスの効率化も重要です。オンプレミスとオフプレミスのクラウド、モバイル、従来型Webアプリケーションに対して、BIG-IP APMで同じアイデンティティおよびアクセス制御サービスを使用することで、組織はポリシーの無秩序な増加やばらつき、複雑化を抑制できます。
最新の「State of Application Delivery」調査では、ハイブリッドクラウドの導入を進めるうえで最大の課題として、アイデンティティおよびアクセス管理が挙げられています。この課題への対策の1つは、クラウドとオンプレミスのモバイルアプリおよび従来型Webアプリに対して、SSOとフェデレーションを同時に提供できるアイデンティティおよびアクセス制御サービスを活用することです。
著者について

Lori MacVittieは、F5のOffice of the CTOに所属するDistinguished Engineer兼Chief Evangelistであり、アプリケーションデリバリ、自動化戦略、インフラストラクチャに関する深い専門知識を有しています。AIエージェントのガードレール策定、脆弱なマルチクラウドアーキテクチャの分析、スケーラブルなシステムの限界の検証など、複雑な事柄を明快にすることで知られています。アプリケーション開発、ITアーキテクチャ、ネットワークおよびシステム運用の分野で、30年以上にわたる業界経験を有しています。F5入社前は、受賞歴のあるテクノロジー編集者として活躍していました。 MacVittieはコンピューターサイエンスの修士号を取得しており、セキュリティ、クラウド、エンタープライズアーキテクチャにわたる分野で多数の著作を発表しています。また、テーブルトークゲームとビデオゲームをこよなく愛し、チーズについては遠慮なく強いこだわりを語ります。
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