F5、Terraform、Consulによるゼロタッチのアプリケーションデリバリ

F5エコシステム | 2019年9月23日

[これはHashiCorpによるニュースルームへの寄稿ブログ記事です]

概要

今日のデジタル社会では、市場投入までのスピードが企業の競争力を左右します。ビジネスで成功するには、市場のニーズや顧客からのフィードバックに迅速に対応することが不可欠です。こうしたビジネス要件を背景に、今日のアプリケーションを構築し、提供するプロセスは大きく変化しています。アプリケーションデリバリープロセスの効率化と自動化に向けて、DevOpsアプローチやアジャイル手法を採用する企業が増えています。しかし、エンドツーエンドの自動化を妨げる最大の障壁の1つが、ネットワーク自動化の不足です。従来のアプローチでは、手作業やチケットベースのプロセスが多く、サイロ化された複数のチームがアプリケーションデリバリーコントローラーをプロビジョニングして更新するまでに、数日から数週間かかることも珍しくありません。こうした煩雑でミスが発生しやすいプロセスは、新しいサービスの展開を大幅に遅らせる可能性があります。また、サービスのスケールアップやスケールダウンが頻繁に行われる場合には運用負荷が増大し、設定ミスによるダウンタイムやサービス中断のリスクも高まります。最新のアプリケーション展開を拡大し、クラウドの導入を進める組織が増える中、増大する需要とプレッシャーに対応するため、ネットワークチームには、変化の激しい環境で効率的に運用し、拡張できる新たなアプローチが求められています。

F5とHashiCorpは連携してNetOpsの自動化を実現し、ネットワークおよびIT運用チームがアプリケーションデリバリープロセスを自動化することで、アプリケーション開発を円滑に進め、高速で拡張性と信頼性に優れたネットワークを提供できるようにします。

F5 Application Services 3 Extension (AS3)は、アプリケーション固有の構成を管理するための、柔軟でオーバーヘッドの少ない仕組みです。BIG-IPシステム上で利用できます。BIG-IPのネットワークおよびトラフィック制御に関するすべての構成をコードで宣言できます。HashiCorpは、セルフサービス型の自動化とDevOpsプラクティスを実現するクラウドインフラストラクチャ自動化ツールを開発しています。AS3をHashiCorpのツールスタックと統合することで、ユーザーはネットワークサービスを開発パイプラインに組み込み、アプリケーションデリバリーのライフサイクル全体を自動化できます。

HashiCorp Terraformは、Infrastructure as Codeを使用してインフラストラクチャをプロビジョニングします。ネットワーク運用チームはF5 BIG-IPプラットフォームを「コード」として扱えるため、新しいサービスのデプロイ時にネットワークインフラストラクチャを自動的にプロビジョニングできます。サービスネットワーキングツールであるHashiCorp Consulは、F5 BIG-IPプラットフォームの継続的な構成の自動化を支援します。Consulの一元化されたサービスレジストリとサービスディスカバリ機能により、すべてのバックエンドサービスのリアルタイムのネットワーク上の場所と健全性ステータスを追跡できます。また、オペレーターの介入なしにBIG-IPのプールメンバーを動的に更新し、構成の再読み込みを自動的に実行できます。

Terraform

Infrastructure as Codeは、DevOpsプラクティスの基盤です。HashiCorp Terraformは、コード化によるインフラストラクチャの自動化を可能にする、世界で最も広く利用されているクラウドプロビジョニングツールです。チームメンバー間で共有し、コードとして扱い、編集、レビュー、バージョン管理できる宣言型構成ファイルを通じて、APIを抽象化します。Terraformは、一般的な幅広いインフラストラクチャコンポーネントに対応する200以上のプロバイダーと連携します。各プロバイダーは、インフラストラクチャ固有のAPIを活用することで、それぞれに固有の機能を維持します。 BIG-IP providerを使用すると、新しいアプリケーション向けのプール、ノード、仮想サーバーのデプロイなど、多くの主要な運用タスクを自動化できます。これにより、BIG-IPのネットワーク運用を「コード」として扱い、開発チームのCI/CDパイプラインにシームレスに組み込むことができます。

Consul

アプリケーションが稼働した後は、負荷を管理して高可用性を確保するために、スケールアップやスケールダウンが可能です。利用可能なアプリケーションインスタンスにトラフィックをルーティングするには、それに応じてバックエンドのメンバープールを更新する必要があります。このような変更管理を手作業で行うと、時間がかかるうえにミスも発生しやすくなります。ましてや、分散環境にある複数のアプリケーションで数百件もの変更に対応するとなれば、なおさらです。HashiCorp Consulは、動的インフラストラクチャにおけるネットワークの課題に対処するために設計されたサービスネットワーキングツールです。主なユースケースの1つは、サービスのネットワーク上の場所と健全性ステータスを追跡するリアルタイムディレクトリとして、一元化されたサービスレジストリを提供することです。AS3は、BIG-IP上のワーカーノードを使用してConsulのサービスレジストリに照会するService Discoveryを実行し、サービスの追加、削除、または異常の発生に応じてプールメンバーを自動的に更新できます。これにより、オペレーターの介入なしでサービスをスケールアップまたはスケールダウンできるほか、障害発生時にもグレースフルに停止できます。

まとめ

企業がソフトウェアのリリース頻度を高める中、エンドツーエンドの自動化を実現するには、アプリケーションデリバリーチェーンのギャップを埋めるNetOps自動化の必要性が高まっています。F5、HashiCorp Terraform、Consulによる自動化アプローチの詳細については、HashiCorpのテクニカルスペシャリストであるLance Larsen氏がDevCentralに寄稿した「ゲスト記事」をご覧ください。また、リンクをクリックすると、F5とHashiCorpの共同ウェビナーのデモをご視聴いただけます。

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タグ: 2019

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