F5、AI搭載WAFとランタイムセキュリティで仮想パッチ適用を迅速化し、新たなサイバーリスクに対応

公開日:2026年9月1日
お問い合わせ先

フロンティアAIは脆弱性を数時間でエクスプロイトへと変えます。F5は脅威を数分でブロックし、セキュリティチームによる可用性、ガバナンス、運用の安定性の維持を可能にします

シアトル発 – あらゆるアプリとAPIの配信とセキュリティを支えるグローバルリーダーであるF5(NASDAQ:FFIV)は本日、データパス上でフロンティアAIを利用した脅威をブロックし、仮想パッチ適用を迅速化するイノベーションを発表しました。これにより、セキュリティ責任者は、事後対応的に運用上の妥協を迫られるのではなく、リスクに基づいて的確な意思決定を行うための時間を確保できます。異常検知やエージェント型脅威インテリジェンスなどの新機能を備えたF5のAI搭載Webアプリケーションファイアウォール(WAF)は、お客さまのインフラストラクチャ内で戦略的な位置に配置されるため、リアルタイムの保護を提供できる独自の強みがあります。F5 WAF for Distributed Cloudと仮想パッチ適用の機能強化により、リクエストレベルで進行中のエクスプロイトを確実にブロックするために必要な精度を実現します。

「フロンティアAIの登場により、脆弱性の発見から実際に悪用されるまでの時間は大幅に短縮されました」と、F5の最高製品責任者であるKunal Anandは述べています。「コードの書き換え、テスト、再デプロイを待つ従来のモデルでは、もはや対応が追いつきません。F5はデータパスに直接保護機能を組み込むことで、エクスプロイトを数分で特定し、ブロックできるようにします。仮想パッチは、サイバーセキュリティにおいてますます貴重になっている『時間』を組織にもたらします。チームを常に危機対応に追われる状態に陥らせることなく、リスクを把握し、ビジネスを保護し、根本的な脆弱性を修正するための時間です」

F5はランタイムセキュリティでエクスプロイトをブロックし、仮想パッチの迅速な導入を可能にします。発表された今年初めに発表されたF5のAI搭載WAFは、すでに多くのお客さまに採用されています。F5の社内テストでは、このソリューションは脅威検知の有効性98%を達成すると同時に、誤検知を1%に低減しました。さらに、F5 Application Delivery and Security Platform(ADSP)を拡張し、スキャナーの検出結果を数週間ではなく数分で適用済みの保護へと移行できるという確信をチームにもたらします。

F5は機能を強化し、リアルタイムの機械学習による分類とニューラルネットワークベースのリスクエンジンを使用してリクエストをインラインで評価し、受信した各リクエストにリスクスコアを割り当てるWAFソリューションに、異常検知とエージェント型脅威インテリジェンスを追加しました。既知のシグネチャとの照合ではなく、リスクを動的にスコアリングすることで、ゼロデイ攻撃の試行、インジェクション攻撃、試行のたびに形態が変化するポリモーフィックなエクスプロイトチェーンに対する防御を支援します。

Mythos後の世界に向けたインフラの最適化において、F5はお客さまのAIサイバーセキュリティ機能の進化を支援します。

攻撃の兆候を検知するためにトラフィックを継続的に分析

F5 WAF for Distributed Cloudに直接組み込まれた革新的な異常検知は、各アプリケーション固有のトラフィックパターンを継続的に分析し、通常のトラフィックを把握するとともに、攻撃の兆候となり得る重大な逸脱を検出する、インテリジェントな自己学習機能です。アプリケーションごとに統計的なベースラインを構築し、受信リクエストをリアルタイムでベースラインと照合してスコアリングすることで、攻撃と誤検知を特定します。異常検知により、複雑さを増すことなく、セキュリティチームはアプリケーションをより正確に保護できます。

エージェント型脅威インテリジェンスで潜在的なエクスプロイトへの対応を優先

セキュリティチームに不足しているのは、アラートではなくコンテキストです。Fletchの買収で獲得したテクノロジーを基盤とする新たなエージェント型脅威インテリジェンス機能は、新たに出現した脅威や実際に悪用されている脅威に関する外部インテリジェンスと、お客さまのアプリケーションに到達する脅威をF5が観測した情報を組み合わせます。これにより、実在する脅威、自社環境に関連する脅威、各脅威への対処方法を1つのビューで把握でき、推奨される緩和策を仮想パッチとして直ちに適用できます。

数分で仮想パッチを適用

保護対策は、コードのリリースを待ってはいられません。F5は、F5 Distributed Cloud Web App Scanning(WAS)による仮想パッチの自動適用も提供します。このソリューションは、外部に露出した脆弱性、保護されていないAPI、ビジネスロジックの欠陥を特定し、実行時に対象を絞った仮想パッチを適用します。ハイブリッド環境では、こうした迅速な仮想パッチ機能をF5 WAF for BIG-IPでも利用できます。既存のシグネチャを適用することも、特定のCVE、攻撃経路、メソッド、ヘッダー、パラメーターに対象を限定したカスタムルールを作成し、複数の環境に適用することもできます。

新たな脅威を踏まえてビジネスリスクとのバランスを取る

誤検知が原因で、ほとんどのWAFはパッシブ監視モードのまま運用されています。F5 WAF for Distributed Cloudは、AIを活用したリスクベースのスコアリングによって誤検知を1%に低減し、アプリケーションの可用性に影響を与えることなく、SecOpsがリスクの高いトラフィックのブロックを早期に開始できる確信をもたらします。その後、F5 WAF for Distributed Cloudを使用した仮想パッチが安全弁として機能し、開発者が標準の変更管理プロセスに従って恒久的な修正を構築、テスト、リリースする間も保護を維持します。

F5環境全体に修復を拡張

仮想パッチがリクエストパスで防御を維持する一方、F5 Insight for ADSPは基盤インフラストラクチャへのパッチ適用を迅速化します。F5 Insightは、F5のハードウェアおよびソフトウェア環境全体にわたり、準備状況のチェックを含む、サポート対象のアップデートおよびパッチ適用ワークフローを運用チームに提供し、F5の新たな強化版リリースサイクルを活用します。これらの機能を組み合わせることで、数分でリスクへの露出を軽減し、希望するスケジュールに沿って環境全体を修復できます。

AIを活用した新しいWAF機能が、F5 ADSPの一部としてDistributed Cloudで利用可能になりました。仮想パッチ機能に加え、F5 Distributed Cloud WASとF5 WAF for BIG-IPの統合も現在利用可能です。エージェント型脅威インテリジェンスと異常検知は、F5 WAF for Distributed Cloudのお客さま向けに順次提供を開始しており、今後数か月にわたって提供範囲を拡大していきます。

関連資料

F5について

F5, Inc.(NASDAQ: FFIV)は、あらゆるアプリケーションの配信とセキュリティ確保を担うグローバルリーダーです。30年にわたる専門知識を基盤に、F5は業界最高水準のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境など、場所を問わず、あらゆるアプリケーションとAPIの配信とセキュリティ確保を実現しています。F5は、世界最大規模かつ最先端の組織と連携しながらイノベーションに取り組み、高速で可用性とセキュリティに優れたデジタル体験を提供することに尽力しています。互いの成長を支え合い、より良いデジタル世界をともに実現します。

詳細については、f5.comをご覧ください
F5 Labsの脅威リサーチについては、f5.com/labsをご覧ください
F5、パートナー、テクノロジーの詳細については、以下をフォローしてください:ブログ | LinkedIn | X | YouTube | Instagram | Facebook

F5、F5 ADSP、BIG-IP、およびDistributed Cloud Web App Scanningは、米国およびその他の国におけるF5, Inc.またはその関連会社の商標、サービスマーク、または商号です。ここに記載されているその他すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。