F5 用語集

バインド

BIND は「Berkeley Internet Name Domain」の略で、もともとカリフォルニア大学バークレー校 (UCB) で開発されたオープンソースの DNS サーバーを指します。 開発は 1980 年代初頭に始まり、最初のバージョンは 1988 年に一般公開されました。 BIND は当初 BSD ベースの UNIX システムに実装されましたが、現在でも世界中の DNS サーバーで広く採用され、積極的に利用されています。

BIND の開発は当初 DARPA (国防高等研究計画局) の資金提供を受けていましたが、その後 1980 年代半ばに Digital Equipment Corporation (DEC) に勤務していた Paul Vixie 氏によって継続されました。 DECを退社後、VixieはBINDを含むインターネット関連ソフトウェアのサポートを目的として、インターネットソフトウェアコンソーシアム(ISC)の共同設立者となりました。ISCは2004年にインターネットシステムコンソーシアム(ISC)へと発展し、現在ではBINDの開発とサポートを担っています。

2016年1月現在、BINDの最新バージョンは「9.10.3-P3」で、安定バージョンは「9.9.8-P3」です。

さらに、F5 が提供する BIG-IP DNS は、完全に機能する DNS プロキシとして導入でき、さまざまなインフラストラクチャにわたってグローバルな負荷分散と DNS 解決機能を提供します。