最新のアプリケーション アーキテクチャでは、データ プレーンがアプリケーション トラフィックとデータ トラフィックを収容し、転送します。またクラウドネイティブな管理は、データ プレーンに加え、管理プレーンコントロール プレーンでも行われます。

クラウドネイティブ アプリケーションを導入する場合、この管理レイヤが、さまざまな環境、アプリケーション、プラットフォーム間でアプリケーション トラフィックを制御します。分散環境では、ガバナンスの可視性が欠如し、ギャップが生じることで、攻撃対象が拡大し、機能停止が発生する可能性が高まります。

データ-コントロール-管理-3つのプレーンの図

データ プレーンは、高性能の最新アプリケーションを大規模に構築するために不可欠です。ユーザー エクスペリエンス、遅延など、アプリケーション パフォーマンスを図る主な指標は、データ プレーンの応答性と信頼性、拡張性に左右されます。アプリケーションの動作を司るデータ プレーンでは、ポリシー、サービスレベル アグリーメント(SLA)、スケーリング、動作トリガー(再試行、キープアライブ、水平方向のスケーリングなど)がすべて実行されます。

Kubernetesでは、データ プレーンは、kubeletエージェント経由で通信を行うポッドとコンテナが配置されたワーカー ノードで構成されます。kubeletエージェントは、状態と条件を、コンテナ エンジンおよびデータベースと共有します。このデータベースには状態情報が維持されます。各ノードには、コントロール プレーン(この場合、APIサーバ)から設定手順を受け取るkubeletが1つ配置されています。Kubernetesデータ プレーンの機能は、従来の3層Webアプリケーションで使用されるデータ プレーンとは構造と設計がいくらか異なることを除けば、アプリケーションのパフォーマンスを高めるという点でほぼ同じです。

データ プレーンの詳細については、The New Stackの記事「データ、コントロール、管理:3つのプレーン、異なる高度」をお読みください。

NGINXがお手伝いできること

急速に進化する異種混合の環境において、マイクロサービスとアプリケーションの複雑なポートフォリオを効率的に接続して運用し、安全を保つには、クラウドネイティブな管理ソリューションが必要です。NGINXでは、可観測性、信頼性、ガバナンス、セキュリティを3つすべてのプレーンにわたって確保するため、一連のツールを開発しています

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