PCoIP (PC over IP) とは何ですか?
PCoIP は「PC over IP」の略で、リモート デスクトップ環境での画面共有に使用されるプロトコルです。 これはカナダのTeradici社によって開発され、2009年11月にVMwareのVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)製品「VMware View」に組み込まれました。 この製品は後に VMware Horizon に名前が変更されましたが、PCoIP は引き続きその製品の中核プロトコルとして残っています。
PCoIP の主な機能は、仮想デスクトップの表示出力を圧縮し、IP ネットワーク経由で転送できることです。 3D グラフィックスなどの高性能機能のレンダリングをサポートし、テキスト、写真、ビデオなど、出力の種類に応じて最適な圧縮方法を自動的に選択します。 これにより、低帯域幅のネットワークでも最適な表示が保証されます。
PCoIP はもともと、リモート環境での 3D グラフィックスや医療用画像処理などのapplications向けに開発され、当初はハードウェア ベースのソリューションとしてリリースされました。 しかし、2008 年に VMware は Teradici と提携してソフトウェア ベースのバージョンを作成し、それ以来広く採用されるようになりました。
F5 の BIG-IP アクセス ポリシー マネージャ (APM)には PCoIP プロキシ機能が含まれており、VMware Horizon 環境への安全なリモート アクセスが可能になります。