冗長性
冗長化とは
冗長化とは、同一の機能を持つ複数の構成要素(機器や通信回線など)を用意し、それらを組み合わせてシステム全体を構築する手法です。一部の構成要素に障害が発生したり、オフラインになったりしてもシステムの稼働を継続できるため、可用性が向上します。構成によっては、冗長化によってパフォーマンスも向上します。
冗長構成は、HA(High Availability)クラスターとLB(Load Balance)クラスターの2種類に大別されます。
- HAクラスター:フェイルオーバー時に、障害が発生したシステムコンポーネントの「状態」をバックアップコンポーネントに引き継ぎます。この構成は通常、データベースサーバーなど、データの整合性が求められるシステムで使用され、高可用性の確保を主な目的としています。
- Active/Active構成では、同じ機能を持つ複数のコンポーネントが同時に稼働し、そのうち1つに障害が発生しても、ほかのコンポーネントが処理を継続します。
- Active/Standby構成では、一部のコンポーネントが稼働し、その他のコンポーネントはスタンバイ状態で待機します。稼働中のコンポーネントに障害が発生すると、スタンバイ状態のコンポーネントが処理を引き継ぎます。N個のコンポーネントが稼働し、1個がスタンバイ状態で待機するN+1構成は、Active/Standby構成の一種です。
- LBクラスター:フェイルオーバー時にコンポーネント間で「状態」を引き継ぎません。Webサーバーやアプリケーションサーバーで一般的に使用され、負荷分散によるパフォーマンス向上を主な目的としながら、可用性の向上にも寄与します。
