ラウンドロビンとは何ですか?
ラウンドロビンは、システム リソースを順番に利用する方式です。 たとえば、CPU が 1 つしかないコンピュータが複数のプロセスを同時に実行する場合、CPU 時間は小さな「タイム スライス」(またはタイム クォンタム) に分割され、各プロセスに順番に割り当てられます。 すべてのプロセスが平等に扱われ、順番に処理されるこの方法は、ラウンドロビンと呼ばれます。
ラウンドロビンは、Web サーバーや同様のシステムの負荷分散にも使用されます。 代表的な例は、DNS サーバーを活用する DNS ラウンドロビンです。 このアプローチでは、ホスト名と IP アドレスのマッピングがユーザー要求ごとに変更され、対応する IP アドレスを持つサーバーにラウンドロビン方式で要求が分散されます。 これにより、すべてのユーザー要求が平等に処理され、サーバ リソースが順番に割り当てられるようになります。
この方法はシンプルで簡単に実装できますが、次のような欠点もあります。
これらの制限により、DNS ラウンドロビンは一般的ではなくなり、代わりにより高度なロードバランサーが採用されるようになりました。 最新のロード バランサーは、より効果的な負荷分散とサーバー障害時の中断のない動作を実現する強化された機能と処理能力を提供します。
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