F5 用語集

スイッチ

スイッチとは何ですか?

スイッチは、ネットワーク内でデータを中継するデバイスです。 スイッチは、動作するプロトコル層によって分類されます。 通常、単に「スイッチ」と呼ばれる場合は、次のいずれかを指します。

  • L2 スイッチ (レイヤー 2 スイッチ): データリンク層 (例: イーサネット) で動作します。
  • L3 スイッチ (レイヤー 3 スイッチ): ネットワーク層 (IP など) で動作します。

L2スイッチ:
L2 スイッチは、イーサネット MAC アドレスをスイッチ上の特定のポートに関連付けます。 この情報に基づいて、スイッチは着信データ フレームを宛先 MAC アドレスに関連付けられたポートに転送します。 これらのスイッチは一般に LAN スイッチとも呼ばれます。

L3スイッチ:
L3 スイッチは IP アドレスに基づいてデータ パケットを転送します。 ルーティング機能を備えているため、ルータと同様にネットワーク間でパケットを転送できます。 多くの L3 スイッチ製品は、単一の物理 L2 スイッチを複数の仮想 L2 スイッチとして機能させる VLAN テクノロジーもサポートしています。 これらの仮想 L2 スイッチ間の通信は L3 スイッチがルーティングを行うため、VLAN 対応スイッチ (特にコア スイッチ) では内部の L3 スイッチ機能が一般的です。

その他のタイプのスイッチには次のものがあります。

  • L4 スイッチ (レイヤー 4 スイッチ): トランスポート層 (TCP など) で動作します。
  • L7 スイッチ (レイヤー 7 スイッチ): application層 (HTTP など) までカバーします。

L4 および L7 スイッチは、TCP ヘッダーまたはアプリケーション レベルのデータに基づいて高度なパケット転送を実行できます。 これらの機能により、負荷分散、帯域幅制御、セッション最適化、WAN アクセラレーション、セキュリティ強化が可能になります。 これらのスイッチはパケットを中継するだけでなく、高度なトラフィック制御および配信機能も提供するため、総称して ADC (application配信コントローラ) と呼ばれます。

F5 は、ADC 機能を含むF5 BIG-IPを提供しており、負荷分散、高度なトラフィック管理、セキュリティ強化などの機能を提供します。