Time to Live(TTL)
TTL(Time To Live)とは
TTL(Time To Live)とは、特定のデータが破棄されるまでの時間、または最大反復回数を指します。インターネットにおけるTTLの主な用途は2つあります。
- IPパケットのTTL:
IPv4では、パケットヘッダーにTTLフィールドがあります。IPパケットがルーターを通過するたびに、TTL値は1ずつ減少します。TTLが0になると、そのパケットは破棄されます。つまり、IPパケットのTTLはパケットの「生存期間」、すなわち通過できるルーターの数を示します。この仕組みは、ルーティングループに陥ったパケットがネットワーク内を無限に循環するのを防ぐためのものです。IPv6にも同様のフィールドがありますが、TTLではなくHop Limitと呼ばれます。 - DNSレコードのTTL:
インターネット上のドメイン名を管理するDNS(Domain Name System)では、キャッシュのためにTTLを使用します。DNSサーバーは、特定のドメインを直接管理するDNSコンテンツサーバーと、コンテンツサーバーに問い合わせてクライアントに応答を返すDNSキャッシュサーバーに分けられます。DNSコンテンツサーバーは、管理するレコードにTTL(秒単位)を設定します。DNSキャッシュサーバーはTTLに基づき、コンテンツサーバーに再度問い合わせるまで、キャッシュしたレコードを再利用できる期間を判断します。TTLの期間内に同じ問い合わせを受信した場合、キャッシュサーバーはコンテンツサーバーに再度問い合わせることなく、保存済みの情報を直接返します。

