F5 用語集

仮想アプライアンス

仮想アプライアンスとは何ですか?

仮想アプライアンスは、仮想環境で動作するように設計された、特定のapplication機能を提供するハードウェア アプライアンスのソフトウェア ベースの実装です。 仮想アプライアンスには、仮想マシンにバンドルされたオペレーティング システム、ミドルウェア、applicationが含まれており、仮想環境に展開すると、必要なapplication機能がすぐに使用できるようになります。

最近では、これまでハードウェアアプライアンスとしてのみ提供されていたさまざまなネットワークデバイスが、仮想アプライアンスとして提供されることが増えています。 この傾向を推進する要因としては、汎用サーバーの処理能力の大幅な向上、仮想化テクノロジの広範な採用、ネットワーク仮想化の需要の増加などが挙げられます。 専用のハードウェア アプライアンスとは異なり、仮想アプライアンスは汎用サーバー上で実行されるため、初期導入コストが削減されます。 また、必要に応じて簡単に導入、拡張、縮小できるため、運用が簡素化されます。 さらに、NFV (ネットワーク機能仮想化) により、仮想アプライアンスは SDN (ソフトウェア定義ネットワーク) の実現に役立ち、ネットワーク構成をソフトウェアで管理できるようになります。

F5 は、application配信コントローラ (ADC) 機能を、Virtual Edition (VE) と呼ばれる仮想アプライアンスの形式で実装する F5 BIG-IP を提供しています。 この VE バージョンは、Microsoft Azure や Amazon Web Services (AWS) などのプラットフォームでも利用できます。