仮想プライベートネットワーク(VPN)とは、既存のネットワーク(通常はパブリックインターネット)上に確立され、認証と暗号化によって保護される接続です。

仮想プライベートネットワークとは

仮想プライベートネットワーク(VPN)は、安全なリモートアクセスを提供する手法です。仮想プライベートネットワークは、企業のネットワークや機密データへの不正アクセスの防止に役立ちます。VPNはIPアドレスを隠し、インターネット接続のセキュリティを強化します。

VPNが重要な理由

VPNは、企業規模、業種、所在地を問わず、多くの組織のセキュリティ戦略に欠かせない要素となっています。VPNを利用することで、承認されたリモートユーザーは、ファイル、データベース、その他のネットワークアプリケーションに安全にアクセスできます。

インターネットには本質的なセキュリティリスクがあるため、リモートアクセスやテレワークの選択肢を提供する企業は、VPNを介して機密データを保護する必要があります。

VPNの中でも、さらにセキュリティを強化したものがSecure Sockets Layer Virtual Private Network(SSL VPN)です。SSL VPNは、Secure Sockets Layer(SSL)プロトコルを使用して、インターネット上にセキュアで暗号化された接続を確立します。SSL VPNは、セキュリティとプライバシーをさらに強化するために開発されました。

F5のFirePass SSL VPNは、SSL VPNとして、幅広いアプリケーションのサポート、拡張性、容易なインストールと操作性に加え、最高水準の統合エンドポイントセキュリティを提供します。

仮想プライベートネットワークの仕組み

VPNの構築と利用には、さまざまな技術やコンポーネントが使用されます。

  • ポイントツーポイントトンネリング(PPTP) – Point-to-Point Tunneling Protocol(PPTP)プロファイルを使用すると、PPTPの制御接続とデータ接続を転送するセキュアなVPNトンネルをサポートするようにBIG-IPシステムを構成できます。PPTPプロファイルを構成して仮想サーバーに割り当てることで、セキュアなVPNトンネルを作成できます。
  • サイト間 – サイト間VPNは、企業の本社ネットワークと支社ネットワークなど、2つ以上のネットワークを接続します。
  • Secure Sockets Layer(SSL) – Secure Sockets Layer(SSL)プロトコルは、インターネットなどのセキュリティが比較的低いネットワーク上で、安全に暗号化された接続を確立するために使用されます。SSL VPNでは標準的なWebブラウザとテクノロジーを使用するため、別途クライアントソフトウェアをインストールすることなく、エンタープライズアプリケーションに安全にリモートアクセスできます。
  • Transport Layer Security(TLS) – TLSは、前述のSSLと同様に、ストリームベースのインターネットトラフィックを保護するために使用される標準プロトコルです。DTLSはTLSをベースとしたプロトコルで、データグラム転送をサポートでき、VPNなどのトンネリングアプリケーションに適しています。
  • Internet Protocol Security(IPsec) – IPsec VPNは、標準のIPsecメカニズムを使用して、パブリックインターネット上にVPNを確立します。IPsec VPNは、2つのオフィスなど、固定されたエンドポイント間にVPNを確立する場合に特に有用です。
  • レイヤー2トンネリングプロトコル(L2TP) – レイヤー2トンネリングプロトコルは、VPNをサポートするため、またはインターネットサービスプロバイダーによるサービス提供の一環として使用されるトンネリングプロトコルです。
  • Multi-Protocol Label Switching(MPLS) – Multi-Protocol Label Switching(MPLS)は、長いネットワークアドレスではなく、短いパスラベルに基づいて、あるノードから別のノードへデータを送信するデータルーティング方式です。

F5はVPNにどう対応するのか

F5 Network's FirePass SSL VPNは、幅広いアプリケーション対応、拡張性、容易なインストールと利用、最高水準の統合型SSL VPNを提供し、エンドポイントセキュリティを実現します。

VPNと連携するF5製品:Access Policy Manager