住宅ローンの見積もりをほぼ瞬時に提示することから、7人の友人がモバイルアプリケーションで夕食代を割り勘にすることまで、金融機関が充実した魅力的なデジタル体験を提供することへの需要と期待は急速に高まっています。調査対象となった富裕層顧客の50%は、主に利用しているウェルスマネージャーがデジタル機能を強化すべきだと考えています。1 基盤となるインフラストラクチャと相互接続されたシステムが高度化・複雑化するにつれ、こうした体験の創出は困難になる可能性があります。
こうしたデジタルエクスペリエンスを管理するため、金融サービス組織ではプラットフォームエンジニアリングを活用しています。プラットフォームエンジニアは、セルフサービスツールと自動化されたワークフローを提供する社内プラットフォームを構築・運用し、ソフトウェア開発プロセスを効率化します。2026年までに、ソフトウェアエンジニアリング組織の80%が、アプリケーションの開発とデリバリーに使用する再利用可能なサービス、コンポーネント、ツールを社内に提供するプラットフォームチームを設置すると予測されています。2
プラットフォームエンジニアリングは、金融サービス組織が以下のビジネス目標を達成するうえで不可欠となる場合があります。
顧客および金融機関の資金を保護
ボットの脅威と不正行為はあらゆる業界に広がっていますが、金融サービス機関は特に標的となっています。しかし、導入されている不正対策の多くは顧客体験を損ない、顧客が当然のものとして期待する、ほぼ瞬時の見積もりや送金を大幅に遅らせる可能性があります。プラットフォームエンジニアリングにより、人工知能と機械学習(AI/ML)を活用したボット防止プロトコルをリリース済みのアプリケーションに標準で組み込み、人間の行動を模倣する極めて高度なボットも識別して阻止できるようになります。
収益を創出
株式や商品取引所の立会場、紙の小切手帳の残高照合は、そろばんと同様にほぼ過去のものとなりましたが、多くの金融サービス企業は今も、取引手数料や部分準備制度に基づく融資から収益を得ています。こうした活動の大半は現在、安定した完全な稼働が求められるハイブリッド環境やマルチクラウド環境で稼働するWebアプリケーションを介して行われています。プラットフォームエンジニアリングにより、現在の脅威環境から保護し、将来の脅威にも容易に適応して阻止できるWebアプリケーションファイアウォール(WAF)のルールセットをコード化し、配布できます。
コンプライアンス要件への対応
顧客の個人情報保護から国際商取引の円滑化に至るまで、金融機関が使用するクラウドネイティブアプリケーション、API、コンテナには、極めて厳格なデータガバナンスおよびコンプライアンス規制が適用されます。人的ミスを大幅に減らすため、プラットフォームエンジニアリングではガードレールを設け、開発者が現行の規制を厳格に遵守したツールとワークフローを使用してデータを生成、保存、転送できるようにします。開発者がInfrastructure as Codeを使用して、APIネットワーク経由で通信するセキュアなアプリケーションとコンテナを構築できるようにすることで、金融機関は自社の評判を守り、多額の費用を伴うコンプライアンス違反を防止できます。
F5とAWSで最新の顧客体験を提供
F5ソリューションを活用することで、プラットフォームエンジニアリング部門は、顧客の獲得とエンゲージメントに不可欠な、安全性、信頼性、コンプライアンスを備えた金融アプリケーションを構築するための理想的なAWS開発環境を整備できます。最先端のAI/ML機能を搭載したF5 Distributed Cloud Bot Defenseは、悪意のあるボットトラフィックが顧客や金融機関の資金を狙った不正行為に利用される前に、これをブロックして破棄します。BIG-IP Advanced WAFは、既知の悪意ある脅威と脅威ベクトルを特定し、収益を生み出すAWS Webアプリケーションの継続的な稼働を確保します。
F5は、顧客データと個人データを保護し、AWSクラウドサービスにおける開発者エクスペリエンスを向上できるよう、プラットフォームエンジニアリングを支援する堅牢なソリューションポートフォリオを提供します。Security、MSSP Level-1、Containers、Networkingの各分野でAWSに認定されたコンピテンシーを有するF5は、現在、多くの大手金融機関においてクラウドネイティブセキュリティを補完・強化しています。
F5ソリューションは、管理の簡素化、請求の一元化、価値実現までの時間短縮を可能にする AWS Marketplace でご利用いただけます。
出典:
1 McKinsey & Company、 米国のウェルスマネジメント:今後10年間の成長戦略、2022年2月
2 Gartner、 プラットフォームエンジニアリングとは?、2022年10月
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