F5は、2030年までに温室効果ガス排出量を削減するという科学的根拠に基づく目標を設定して以来、着実に前進してきました。
5年間で、事業活動に伴う排出量を23%、バリューチェーンからの排出量を32%削減しました。同じ期間にF5の事業が成長したペースを踏まえると、炭素排出量を1メートルトン削減するごとに、多大な努力を要しました。

しかし、持続可能な成長を実現するうえで避けられないトレードオフがある中、これまでの排出量削減を実際に推進してきた要因は次のとおりです。
- 徹底した優先順位付け:排出量インベントリに実質的かつ長期的な効果が見込めず、お客さまへの直接的なメリットもない取り組みは、優先しません。環境に関する「逸話的なデータ」や、見せかけだけのサステナビリティ活動は、限りある貴重なリソースを浪費するものです。
- サステナブルな製品:ソフトウェア、SaaS、ハードウェア製品において、よりサステナブルな設計とエネルギー性能を優先することは、F5の排出量削減に最も大きな効果をもたらす取り組みです。さらに重要なのは、お客さま自身のエネルギー消費量とコストの削減にもつながることです。
- 持続可能な拠点:F5は世界各地で数十か所のオフィスやコワーキングスペースを賃借しています。各拠点では、ステークホルダーのニーズと、効率性、アクセシビリティ、電力網の実情とのバランスを慎重に取る必要があります。「オフィス回帰」やAIなどのエネルギー集約型業務が拡大するにつれ、F5は持続可能な拠点をより慎重に選定しています。最近、「環境に配慮した」オフィスへの移転を米国ワシントン州スポケーンと英国ウェイブリッジで決定したことは、その一例です。
- 再生可能エネルギー: F5は多くの企業と同様に、排出量削減目標の達成だけでなく、世界的に電力需要(特にAI向け)が急増する中、安定した低コストの電力が電力網のレジリエンス向上に寄与することから、クリーンエネルギーに投資しています。米国の風力・太陽光発電プロジェクトにより、2025年度には再生可能エネルギーの使用率が38%に達しました。
- クリーンなデータ:華やかさとは程遠い取り組みですが、排出量インベントリの算定方法、データ収集、ガバナンスを絶えず改善することで得られる明確さに勝るものはありません。過去2年間で、F5はScope 1および2(事業活動に伴う排出量)とScope 3(バリューチェーンにおける排出量)の全データについて、2021年度まで遡って基準年排出量を再算定しました。チームとして取り組んできたどの業務よりも、データの「クレンジング」から多くを学んだと言っても過言ではありません。
Scope 1および2の排出量を50%、Scope 3の排出量を43%削減するという2030年目標の達成に向けて取り組む中で、学ぶべきこと(そして間違いなく学び直すべきこと)は、まだ数多くあります。しかし、折り返し地点を迎えた今、ここまでの成果を称えるとともに、同じように取り組む多くの科学的根拠に基づく目標を掲げる企業の努力にも敬意を表します。持続可能な成長を目指す志は共通しています。
詳細については、最新の「環境・社会・ガバナンス(ESG)レポート」をご覧ください。
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