組織がアプリケーションの高速化とセキュリティ強化のために実際に利用しているアプリケーションサービスを、改めて詳しく見ていきましょう。
今四半期も注目すべき点は、ボット対策サービスの利用が引き続き増加していることです。セキュリティ関連のアプリケーションサービスは全般的に前四半期から伸び、平均で前四半期比2%増となりました。意外にも、アクセラレーション関連のアプリケーションサービスも同程度の伸びを示しており、速度が新たに重視されていることがうかがえます。
特に、SSL終端の利用率は82%に上昇しました。SSL終端により、BIG-IPはトラフィックを復号して検査し、適切な宛先に転送できるため、アプリケーション層のセキュリティとルーティングに不可欠です。

防御ボット対策が再び増加ボット対策の導入率は前四半期から再び3%増加し、悪意のある人間以外によるトラフィックへの対策として導入している組織の割合は16%から19%に上昇しました。 F5 Labsによる、 悪意のあるボットの増加に関する調査 では、この上昇傾向が今後も続く可能性が高いことが示されています。
| 制御と保護セキュリティの成長アプリケーションアクセスサービスとWebシングルサインオンサービスの利用率は、前四半期の26%から28%へ、それぞれ2%増加しました。Webセキュリティも25%から27%に上昇しました。 F5 Labsの分析 では、侵害の86%でアプリケーションとアイデンティティが最初の標的となっていたことが明らかになり、これらのアプリケーションサービスが極めて重要であることが示されました。 | 高速化さらなる高速化に注力Web高速化サービスとHTTP圧縮サービスは、いずれも以前の減少分を取り戻し、それぞれ40%と44%に上昇しました。 速度重視の傾向を裏付けるように、TCP多重化(現在53%)とSSLオフロード(82%に上昇)の利用率も増加しました。 |

著者について

Lori MacVittieは、F5のOffice of the CTOに所属するDistinguished Engineer兼Chief Evangelistであり、アプリケーションデリバリ、自動化戦略、インフラストラクチャに関する深い専門知識を有しています。AIエージェントのガードレール策定、脆弱なマルチクラウドアーキテクチャの分析、スケーラブルなシステムの限界の検証など、複雑な事柄を明快にすることで知られています。アプリケーション開発、ITアーキテクチャ、ネットワークおよびシステム運用の分野で、30年以上にわたる業界経験を有しています。F5入社前は、受賞歴のあるテクノロジー編集者として活躍していました。 MacVittieはコンピューターサイエンスの修士号を取得しており、セキュリティ、クラウド、エンタープライズアーキテクチャにわたる分野で多数の著作を発表しています。また、テーブルトークゲームとビデオゲームをこよなく愛し、チーズについては遠慮なく強いこだわりを語ります。
Lori Mac Vittieのその他のブログ記事関連するブログ記事

F5 Application Study Tool:OpenTelemetryによるF5 BIG-IP環境の監視
F5の新しいオープンソースツールは、BIG-IP環境を詳細に可視化し、データを追跡するとともに、強力でカスタマイズ可能なインサイトを得るための基盤を提供します。
F5 BIG-IPでAI防御を実現
F5 BIG-IP Advanced WAF、BIG-IP APM、BIG-IP SSL Orchestratorが、生成AIアプリ向けに包括的なセキュリティソリューションを提供する仕組みをご覧ください。
F5 Advanced WAFによるGraphQL APIの保護
ここ数年、多くの組織がデジタルトランスフォーメーションを進めており、COVID-19のパンデミックによってその動きは加速しています。
アプリケーションサービスの現状 通信業界版:リーダーとしての台頭
通信ネットワークが進化し、さまざまな業界の幅広いユースケースに対応するなか、通信業界の回答者がテクノロジーリーダーとしての存在感を高めていることがわかります。
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではない
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではありません。真のモダナイゼーションにアプリケーションアーキテクチャとセキュリティの再構築が必要な理由を、F5ブログでご覧ください。
やめましょう。もう本当にやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。
もうやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。プロトコルのパフォーマンスに関する微妙な違いと、暗号化トラフィックを適切に最適化する方法については、F5ブログをご覧ください。