クラウドベースのインフラストラクチャが5Gイノベーションを実現する仕組み

F5エコシステム | 2020年11月13日

5Gとイノベーションの可能性を制限するのは、想像力だけです。5Gが主に、超高速通信とリアルタイム(1ミリ秒未満)の低遅延に対する尽きることのない需要に応えるものであることは、広く知られています。しかし5Gは、企業の各業界や学術界において、極めて注目すべき技術革新の開発を可能にする基盤でもあります。

図1:3つの主要ユースケース(大規模マシンタイプ通信(mMTC)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼・低遅延通信(uRLLC))に分類した5Gネットワークの特性


5Gは、プロトタイプのテストから始まり、5G NRノンスタンドアロン(NSA)の商用展開へと進み、すでに数年が経過しています。現在では、多くのサービスプロバイダーが商用5Gスタンドアロン(SA)コアのテストと導入を進めています。5Gコアは、サービスプロバイダー、企業、学術機関が5Gの低遅延とスループットの可能性を最大限に活用するための基盤となります。5G SAコアでは、既存のモノリシックな4G LTEコアを全面的に再設計した、クラウドネイティブなサービスベースアーキテクチャが実装されます。一方、従来世代とは異なり、5Gは4Gと連携して動作するよう設計されており、サービスプロバイダー独自の移行プロセスを可能にします。F5は、既存の4Gネットワークを維持しながら5Gへの投資を収益化できるよう、新たなネットワークの設計を支援するパートナーとしてお客さまに寄り添います。

5Gへの道のりはどこから始まるのか?

5Gはすでに実用化されており、GSMAの2020年版レポート『The Mobile Economy』によると、2025年までに接続デバイス数は18億台に達すると予測されています。これはサービスプロバイダーにとって何を意味するのでしょうか。デジタルトランスフォーメーションが進む中、5Gネットワークの展開後も4Gが引き続き主流となるため、複雑さが増すことは避けられません。また、サービスプロバイダーごとに5Gへの移行段階が異なることから、新たな競争環境が生まれます。

図2:サービスプロバイダーによる5Gデジタルトランスフォーメーションは、それぞれに異なる道のりです。

5Gは誰にとっても新しい技術であり、標準は絶えず進化しています。だからこそ、各サービスプロバイダーの実情に即し、お客さまのエンドツーエンドの体感品質を損なわない適切な移行方法を確立する必要があります。

IDGのアナリストによる最新レポート「2020年の5Gと通信」に基づき、F5は、調査対象となったサービスプロバイダーの85%が2022~2023年までに5G SAへの移行を完了する計画であることを確認しました。これは、完全な5G SAアーキテクチャの実現に向けた競争が急速に進んでいることを意味します。

図3:貴社が5Gスタンドアロン(SA)への移行を完了する見込みの時期はいつですか?(回答者の割合、N=163)

5Gへの移行は不可欠ですが、いくつかの課題も伴います。同じIDGレポートによると、サービスプロバイダーの31%が、5Gに期待される価値を実現することと、お客さま向けの新サービスを迅速に展開できるようにすることは、いずれも極めて困難であると回答しています。これらに次ぐ大きな懸念事項は、5Gと並行した4Gの管理とサポート、クラウドベースのCNFインフラストラクチャへの移行、マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)ソリューションの統合です。

図4:難易度に基づく5Gの課題ランキング(N=163)

上の図から、サービスプロバイダーの73%が、クラウドネイティブなサービスベースアーキテクチャのインフラ構築に伴う課題を懸念していることがわかります。F5は、5G SAへの移行を開始するお客さまをまさにこの領域で支援できます。F5では、5Gクラウドネイティブインフラの構築を開始または拡張するサービスプロバイダーが直面する重要な課題に対応するソリューションを開発しています。

F5のクラウドネイティブなサービスベースアーキテクチャインフラストラクチャ技術

サービスプロバイダーの取り組みを支援するため、F5は最近、提供を開始しました。これらの5Gクラウドネイティブインフラストラクチャソリューションには、BIG-IP Service Proxy for Kubernetes (SPK)と、キャリアグレード版のAspen Mesh (CGAM)が含まれます。

これらの製品は、Kubernetesクラスターに流入するトラフィックとクラスター内のトラフィックの両方を可視化し、5Gコアからファーエッジまで動的にスケーリングできるようにします。

  • F5の「BIG-IP Service Proxy for Kubernetes (SPK)」は、Kubernetes環境に不可欠な通信事業者向け機能をもたらし、クラウドネイティブな5G導入環境に業界をリードする高度なパフォーマンスとセキュリティを提供します。
  • F5の新しい「Carrier-Grade Aspen Mesh」ソリューションは、Kubernetesクラスター間を流れるトラフィックの可観測性、セキュリティ、制御を提供します。また、CNF(コンテナ化ネットワーク機能)間の通信にも対応します。これらはいずれも、5Gクラウドネイティブインフラストラクチャの導入に不可欠な機能です。

成功の基盤となるインフラストラクチャについて詳しく見る

F5の第一線で活躍するエキスパートがクラウドネイティブインフラストラクチャ技術について解説します。4Gネットワークから5G SAへシームレスに移行する方法をご確認ください。12月3日(木)開催予定のウェビナーには、こちらからご登録いただけます。

F5がどのように5Gのイノベーションとモビリティを支援しているかについて、BIG-IP SPKおよびCarrier-Grade Aspen Meshの詳細も含めてご覧ください。

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タグ: 2020

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