現在の防止策では、デジタル詐欺を食い止められていません。組織は詐欺によって年間収益の最大5%を失っています。1また、2023年には、eコマース事業者がオンライン決済詐欺によって世界全体で被る損失は480億米ドルを超えると予測されています。2デジタル詐欺は2021年から2022年にかけて80%急増し、顧客取引全体の4.6%に詐欺の疑いがありました。3詐欺の件数があまりにも多いため、妥当な防御策を講じることさえ困難です。
悪質なボットによる脅威の増大
すべてのネットワークトラフィックのうち、最大40%が悪意のあるボットによるトラフィックだと推定されています。4 悪意のあるボットによる絶え間ない攻撃により、セキュリティチームは防御に追われ、すでにリソースが不足している状況にさらなる負担がかかっています。既存のボット対策ツールでは、防御を回避するために手法をすばやく変える脅威の検知が困難です。また、高度な攻撃者がセキュリティソリューションをリバースエンジニアリングし、回避する可能性もあります。
ボットは、クレデンシャルスタッフィングからWebスクレイピング攻撃に至るまで、さまざまな不正行為を働くだけでなく、お客さま向けのトラフィックを圧迫しています。その結果、ネットワークリソースに負荷がかかり、コストも増加します。組織のクラウド移行が進む中、企業が成長するには、より優れたボット対策ソリューションが必要です。
Google CloudとF5でクラウドのボット防御を強化
Google Cloudは、数多くの最新ビジネスアプリケーションを支える基盤です。組織は、大量のトラフィックを伴うボットへの防御に、Google Cloudの堅牢なネイティブセキュリティ機能を活用しています。さらにF5を使用すれば、高度で適応性の高い攻撃を検知して防止し、セキュリティ態勢を強化できます。Google CloudとF5を組み合わせることで、悪意のあるボットトラフィックを迅速に特定して無力化し、アプリケーションのパフォーマンスとレジリエンスを向上できます。
reCAPTCHAで大量のボットを阻止
Google reCAPTCHAは、高度なリスク分析エンジンと適応型チャレンジを通じて、悪意のある大量のボット活動から組織のデジタルプレゼンスを保護します。10年以上にわたり実績を重ねてきたボット対策プロトコルを備え、500万を超えるサイトでデータ保護に利用されています。リスクベースのボットアルゴリズムを活用し、継続的な機械学習によって正規ユーザーを承認しながら、自動化された攻撃を阻止します。世界中の組織がreCAPTCHAを利用し、スクレイピング、アカウント乗っ取り、合成アカウントの作成など、深刻な被害をもたらす攻撃をボットが実行するのを防ぐことで、サイトのパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを保護しています。
ボットの進化に伴う高度な攻撃にF5 Distributed Cloud Bot Defenseで対抗
セキュリティチームには、ユーザーを締め出して不満を招くことなく、手法を刷新するボットや回避策に迅速に適応できる、より高度なボット対策が必要です。F5 Distributed Cloud Bot Defenseは、サイバー犯罪者による手法の刷新を上回る速さで組織が適応できるよう支援します。人間のドメインエキスパートの知見を取り入れ、高度な人工知能と機械学習を活用することで、Distributed Cloud Bot Defenseは、誤検知率をほぼゼロに抑えた持続可能なボット予測モデルを実現します。さらに、事前構築済みのコネクターを使用してGoogle Cloudに容易に導入できるため、高度なボット防止機能を迅速に強化し、拡張できます。
Google CloudのセキュリティをF5で強化することで、組織はボリューム型攻撃をブロックし、攻撃者による攻撃ベクトルや戦術の変化にも迅速に対応できます。Google CloudとF5を組み合わせることで、不正行為による損失を大幅に削減し、顧客体験を向上させ、運用効率を最大化して、ビジネス成果の改善を支援します。
F5とGoogle Cloudが組織における不正行為や悪用を阻止する方法について詳しくは、f5.com/gcpをご覧ください。
出典:
1 職業上の不正2022:各国への報告書, Association of Certified Fraud Examiners、2022年4月
2 不正行為の進化に伴い、オンライン決済詐欺による世界のeコマース損失額は2023年に480億ドルを超える見込み, Juniper Research、2022年10月
3 2023年オムニチャネル不正行為の現状レポート、TransUnion、2023年3月
4 Bot Management Matrix、Aite Novarica、2022年5月
著者について

関連するブログ記事

F5 Application Study Tool:OpenTelemetryによるF5 BIG-IP環境の監視
F5の新しいオープンソースツールは、BIG-IP環境を詳細に可視化し、データを追跡するとともに、強力でカスタマイズ可能なインサイトを得るための基盤を提供します。
F5 BIG-IPでAI防御を実現
F5 BIG-IP Advanced WAF、BIG-IP APM、BIG-IP SSL Orchestratorが、生成AIアプリ向けに包括的なセキュリティソリューションを提供する仕組みをご覧ください。
F5 Advanced WAFによるGraphQL APIの保護
ここ数年、多くの組織がデジタルトランスフォーメーションを進めており、COVID-19のパンデミックによってその動きは加速しています。
アプリケーションサービスの現状 通信業界版:リーダーとしての台頭
通信ネットワークが進化し、さまざまな業界の幅広いユースケースに対応するなか、通信業界の回答者がテクノロジーリーダーとしての存在感を高めていることがわかります。
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではない
デジタルトランスフォーメーションは、単なるペーパーレス化ではありません。真のモダナイゼーションにアプリケーションアーキテクチャとセキュリティの再構築が必要な理由を、F5ブログでご覧ください。
やめましょう。もう本当にやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。
もうやめましょう。HTTPSはHTTPより高速ではありません。プロトコルのパフォーマンスに関する微妙な違いと、暗号化トラフィックを適切に最適化する方法については、F5ブログをご覧ください。