連携で高める安全性:EquinixとF5 DNS

F5エコシステム | 2021年2月11日

映画やテレビには、数多くの定番表現があります。はっきりとは認識していなくても、私たちはその存在を知っています。よくある定番表現の一つが、物語のヒーローをめぐるものです。偶然ヒーローになった人物、純潔なヒーロー、意外なヒーロー、心に傷を負ったヒーロー、悲劇のヒーロー、さらには記憶喪失のヒーローまでいます。あまり一般的ではないヒーロー像として、謙虚なヒーローがあります。このヒーローは主人公であることが多いものの、相棒役の場合もあります。

『ロード・オブ・ザ・リング』を例に考えてみましょう。個々の物語ではなく、壮大な冒険全体に目を向けます。主人公のフロドは、滅びの山の炎で一つの指輪を破壊する旅に出る英雄です。その傍らにはサムワイズ・ギャムジーがいます。謙虚で前向き、そして忠実なサムです。物語を通じて2人は成長していきますが、サムが不屈の謙虚な英雄へと成長する姿は、見過ごされがちです。

サムとDNSを重ね合わせても、驚く人はいないでしょう。つまり、DNS(サム)がいなければ、フロドは決して滅びの山にたどり着けなかったのです。

確かに、このたとえは少し無理があるかもしれません。ただし、滅びの山がドメイン名なら、まさにそのとおりです。

デジタルビジネスの運営に必要なあらゆるインフラストラクチャサービスの中で、DNSほど重要なものはありません。DNSがなければ、アプリケーションを見つけることはできません。DNSがなければ、デジタルエクスペリエンスを利用できません。DNSがなければ、デジタルビジネスは成り立たないとも言えます。

2020年には、「IDC 2020 Global DNS脅威レポート」の回答者の82%が、DNS攻撃によるアプリケーションのダウンタイムを経験しました。これはオンプレミスのアプリケーションだけでなく、クラウド上のアプリケーションも例外ではありません。

DNSに対する攻撃が続いている理由の1つは、DNSがその必要性と設計上、オープンなサービスであることです。DNSと、それによって実現されるデジタルビジネスを保護するには、増え続けるさまざまな攻撃を防ぐ能力だけでなく、DNSをどこに導入し、どのように接続すべきかを戦略的に検討する必要があります。

Equinix Platformに導入することでTM、DNSサービスは可能な限り広範なエコシステムにアクセスできます。さらに、これらのDNSサービスでEquinix Fabricのプライベート仮想相互接続ソリューションを活用することで、主要なすべてのパブリッククラウドプロバイダーやネットワークに加え、幅広いサービスプロバイダーや企業へ高速かつ直接アクセスできます。プライベート相互接続を活用することで、デジタルビジネスの遂行、家族や同僚との交流、子どもたちの教育において組織がますます依存するアプリケーションとの近接性を確保し、高速なアクセスを実現できます。

Equinix FabricとともにEquinix Platform上でF5 DNSを使用することで、これらのアプリケーションへの高速なアクセスを確保できるだけでなく、サービス停止を引き起こす可能性のある攻撃からアプリケーションを保護できます。F5 DNSは、通信の妨害、ユーザーの誤誘導、クラウドおよびオンプレミスでホストされているアプリケーションへのアクセス拒否を狙う、幅広い攻撃を検知して防止できます。可用性を十分に確保するには、DNSインフラストラクチャとアプリケーションの健全性を監視し、ポリシーに基づいてスケーリングする必要があります。F5 DNSは、クラウドのパフォーマンス、ユーザーの所在地、アプリケーションのパフォーマンスなど、さまざまな指標に基づいてDNSおよびアプリケーションへのリクエストを分散します。

F5 DNSは、DNSクエリへの応答を同じデータセンター内または別のリージョンにある代替インスタンスへ切り替える機能も備えており、重要なインフラストラクチャに過剰な負荷をかけて事業を妨害しようとする攻撃を阻止することで、事業継続性を支援します。世界各地に広がるEquinix FabricとF5 DNSの堅牢なプレゼンスを活用することで、企業は、憂慮すべき頻度で発生する攻撃に耐えられるという確信を持つことができます。

DNSインフラストラクチャは、まさにデジタルビジネスを陰で支える立役者です。消費者に意識されることなく黙々と稼働し、アプリケーションの高速性、セキュリティ、可用性を維持します。

Equinix環境でF5ソリューションを活用するメリットは、ほかにもあります。まだご覧になっていない方は、以下のリソースで詳細をご確認ください。

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タグ: 2020

著者について

Lori Mac Vittie
Lori Mac Vittie特別技術者兼チーフエバンジェリスト | F5

Lori MacVittieは、F5のOffice of the CTOに所属するDistinguished Engineer兼Chief Evangelistであり、アプリケーションデリバリ、自動化戦略、インフラストラクチャに関する深い専門知識を有しています。AIエージェントのガードレール策定、脆弱なマルチクラウドアーキテクチャの分析、スケーラブルなシステムの限界の検証など、複雑な事柄を明快にすることで知られています。アプリケーション開発、ITアーキテクチャ、ネットワークおよびシステム運用の分野で、30年以上にわたる業界経験を有しています。F5入社前は、受賞歴のあるテクノロジー編集者として活躍していました。 MacVittieはコンピューターサイエンスの修士号を取得しており、セキュリティ、クラウド、エンタープライズアーキテクチャにわたる分野で多数の著作を発表しています。また、テーブルトークゲームとビデオゲームをこよなく愛し、チーズについては遠慮なく強いこだわりを語ります。

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