F5とAWSでAIジャーニーを保護

F5エコシステム | 2026年2月20日

最新の「F5 State of Application Strategy」レポートによると、96%の組織がAIモデルを導入している一方で、その多くがAIモデルのセキュリティを懸念しています。こうした懸念には十分な理由があります。従来のセキュリティツールの多くは、最新のAIワークロードを適切にサポートまたは保護できないためです。AIでは、開発環境、アーキテクチャ、コンポーネント、ベクトルストアが多岐にわたり、従来のアプリケーションセキュリティツールでは対応できない領域に及びます。

しかし、憂慮すべき事実があります。世界経済フォーラムの「Global Cybersecurity Outlook 2025」の調査によると、AIシステムを導入する前に、そのセキュリティを評価するプロセスを整備している組織は、10組織中4組織未満(37%)にとどまります。セキュリティチームの承認の有無にかかわらずAIの導入が急速に進む中、AIの導入と利用に関して適切なガードレールやセキュリティプロトコルを設けていない組織は、今後問題に直面するおそれがあります。

AI開発を加速し、セキュリティを確保

幸い、AWSとF5を活用すれば、AIアプリ開発を加速し、セキュリティを確保するための優れた方法があります。Amazonは、Amazon Q Developer、Amazon Bedrock、Amazon SageMakerなどの開発サービスを幅広く提供しており、AIアプリ開発を加速し、組織のAI投資からより迅速にROIを得られるよう支援します。

“セキュリティチームの承認の有無にかかわらずAIの導入が急速に進む中、AIの導入と利用に適切なガードレールやセキュリティプロトコルを設けない組織には、問題が迫っています。”

F5は、AWSネイティブの保護・保証レイヤーを提供します。継続的なAIレッドチーミングによりデプロイ前に脆弱性を特定し、適応型のランタイムガードレールによりAIのデータ漏えい、有害な出力、ポリシー違反を阻止します。

F5とAWSは連携し、AWSの伸縮自在なコンピューティング、オブザーバビリティ、コンプライアンスの各機能を活用することで、企業が信頼できるAIをさまざまな業界で実用化し、安全にイノベーションを推進できるよう支援します。

AIエージェントとAPIのセキュリティ確保と管理

同僚のLouise Scullyがブログで述べているように、エージェント型AIのセキュリティ確保、組織では、アプリケーションやサービスをまたいでアクションを連携できるオーケストレーションエージェント、特定用途に特化したワーカーエージェント、ツールを使用するワークフローの活用が試みられています。エージェントは、自由形式のチャットベースのツール以上に変革をもたらす力を備えており、人員を増やすことなく、チームの能力を飛躍的に拡大できます。従来のセキュリティツールの多くは、最新のAIワークロードを十分にサポートまたは保護できませんが、F5は次のソリューションを提供しています。

  • F5 AI Red Teamは、数万件に及ぶ実際の攻撃シグネチャを用いてAIエージェントを検証し、リリース前にプロンプトインジェクション、データ漏えい、権限昇格のリスクを明らかにします。
  • F5 AI Guardrailsは、ランタイム保護とポリシー準拠を徹底し、Amazon EKSやAWS Fargateを含むあらゆる環境で、すべてのエージェントが事前に定められた出力範囲内でセキュアに動作するようにします。

組織がエージェント型AIや生成AIの活用を進める中、トレーニングや推論のためにAIモデルやエージェントをアプリケーションやデータに接続する手段として、APIへの依存が高まっています。しかし、API接続が増えるほど、リスクも高まります。脅威アクターはAPIを悪用して、データを流出させたり、AIモデルをジェイルブレイクしたり、モデルやその他のAI知的財産を窃取したりする可能性があります。1つのAIアプリケーションに数百を超えるAPIエンドポイントが存在することもあります。セキュリティを重視する組織は、AI APIを脅威から保護する必要があります。

シャドーAIに潜むコスト

シャドーAIは自組織にとって問題ではないとお考えなら、認識を改める必要があります。IBMの「2025年データ侵害のコストに関する調査レポート」によると、調査対象組織の5社に1社が、シャドーAIのセキュリティ上の問題に起因するサイバー攻撃を受けています。さらに、こうした攻撃の平均コストは、シャドーAIがほとんど、またはまったく存在しない組織と比べて670,000ドル高くなっています。要点は明確です。シャドーAIを管理できていない組織は、重大な財務リスクにさらされています。

F5とAWSは連携して、以下を提供します。

  1. 継続的な検出AIサービスに接続する新たなAPIエンドポイントを監視することで、リアルタイムの可視性を確保し、新しいAIサービスの利用開始を迅速に把握できます。
  2. アクセス制御により、新しいAPIエンドポイントで適切な認証プロセスを実施し、必要以上のアクセス権を付与しない最小権限の原則を適用します。
  3. 入出力検証AIモデルに入出力されるすべてのデータをチェックし、悪意のあるプロンプトの入力や機密データの流出を防ぎます。
  4. レート制限:API呼び出しにしきい値を適用し、サービス拒否(DoS)攻撃などによるシステムの過負荷を防ぎます。
  5. 異常検知:一般的な監視ソフトウェアと同様に、トラフィックパターンに不審な挙動がないかを確認します。

AI活用の成功とセキュリティを、ともに実現

F5は、AWSとの10年以上にわたるパートナーシップと20のAWS認定資格を基盤に、卓越した技術とお客さまの成功に尽力しています。F5とAWSは連携し、セキュリティ、可用性、効率性に優れたAI搭載アプリケーションの構築と運用を支援します。包括的なソリューションとサービスにより、機密データを保護し、優れたユーザー体験を維持しながら、イノベーションを推進できます。

詳細については、F5 solutions for AWSをご覧ください。

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著者について

Dave Morrissey
Dave Morrisseyプリンシパルアライアンスマネージャー | F5

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