F5の新しいAI Assistantは、AI Guardrailのカスタムスキャナー機能に直接組み込まれています。この機能により、企業はGenAIを活用して、自社固有のユースケースや独自のリスクプロファイルに沿ったポリシーを作成でき、標準搭載の保護機能を超えた対応が可能になります。カスタムスキャナーの作成または編集を開始すると、AI AssistantがF5のベストプラクティスに基づいて最初の説明を調整します。これらのベストプラクティスにより、最適なパフォーマンスを実現できるよう、説明が明確かつ簡潔で、一貫した構成になります。
続いてAI Assistantは、スキャナーの説明を最適化した案を提示します。この案は、ワンクリックで採用することも、さらに調整することも、使用しないこともできます。目指すのは、セキュリティカバレッジの最適化です。
AI Security Assistantが重要な理由
効果的なガードレールは、ランタイムで機能するAIセキュリティの基盤です。GenAIを活用したカスタムスキャナーの構築は、一般に固有のユースケースに対応するためのシンプルな手段ですが、適切な形式で記述しなければ、直感的に分かりやすいと思われる説明でも、パフォーマンスのばらつきや時間の浪費、誤検知、脅威の見逃しにつながる可能性があります。AI Assistantは、説明を自動的に調整することで、こうした課題を解消し、精度の向上、導入の迅速化、スケーラビリティの確保を支援します。
AI Assistantの活用例
適切なカスタムスキャナーの説明には、誤検知を抑えるための十分な具体性と、想定外のシナリオに対応できる柔軟性の両方が必要です。そのためには、ある程度のプロンプトエンジニアリングが必要ですが、すべてのチームにそのための時間や専門知識があるとは限りません。AI AssistantにはF5のベストプラクティスが組み込まれているため、正確かつ簡潔で、一貫した形式のスキャナーを作成できます。

実際には、次のように機能します。
- 機密データの保護:「クレジットカード番号やID番号などを検出またはブロックする」のような長く不明確なプロンプトを記述する代わりに、AI Assistantが説明を簡潔かつ正確に、適切な形式に整えます。たとえば、この場合はプロンプトを「クレジットカード番号、SSN、パスポート番号」となるように調整します。これにより、重要な識別子を網羅しながら、曖昧な表現を避け、誤検知を減らせます。
- 規制要件への対応:コンプライアンス関連のガードレールでGDPR、HIPAA、EU AI Actなどの規制に関連する禁止コンテンツを検出する必要がある場合、AI Assistantは動詞や指示を取り除き、代わりにフラグを付ける対象(例:「個人の健康情報、診断コード」)に焦点を絞れるよう支援します。これにより、監査への対応準備を整え、チーム間の一貫性を確保できます。
- 企業固有のニーズ:企業独自の用語や固有のリスクに対応する際、AI Assistantは、短く、小文字で、対象に即した内容にするというベストプラクティスに沿ってスキャナーを設定できるよう支援します。これにより、保護範囲を弱める入力ミス、曖昧な用語、書式エラーを生じさせることなく、チーム全体で保護対策を標準化できます。
複雑さを解消し、確信へ
GenAIを活用した効果的なカスタムスキャナーの構築は、実行時のAIを保護するうえで不可欠ですが、適切に構築するのは容易ではありません。AI Assistantは、F5のベストプラクティスをワークフローに直接組み込むことで、この複雑さを解消し、簡潔で一貫性があり、各社固有のニーズに沿ったガードレールの作成を支援します。機密データの保護、規制要件への対応、固有のリスクプロファイルに合わせたポリシーの調整など、目的を問わず、AI Assistantによってプロセスを迅速化し、信頼性を高めることができます。
この機能により、AI Guardrailsは脅威をブロックするだけでなく、企業がAIにセキュリティを確信を持って大規模に組み込めるよう支援します。
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