The F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)は、アプリケーションデリバリとセキュリティを1つのプラットフォームに統合し、ポイント製品を組み合わせる必要性を軽減します。チームは、一貫したポリシー、可視性、制御のもと、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドの各環境にわたってアプリケーションとAPIを展開、保護、最適化できます。
「ADSP Partner Program」を通じてパートナーと連携し、お客さま固有の成果目標に沿った共同ソリューション、F5 ADSPの導入を迅速化するターンキー型の導入環境、導入期間の短縮とリスクの軽減に役立つ事前検証済みの統合を提供します。
昨年11月にパートナープログラムを開始して以来、このプログラムがすでに価値をもたらしている分野の1つが、検証済みの証明書ライフサイクル管理(CLM)統合です。サードパーティソリューションとの統合により、マルチクラウド運用を簡素化し、セキュリティを強化するとともに、アプリケーションデリバリを迅速化します。
これまでに、8社のパートナーが提供する12件のCLM統合が、F5 ADSP Partner Programによる検証を完了しています。これらの検証済み統合を導入することで、証明書更新の自動化から耐量子暗号(PQC)への対応準備の迅速化まで、幅広い取り組みを進められます。
“F5 ADSP Partner Programを通じて、実証済みの統合をより迅速かつ確実に導入できるとともに、再現可能な運用ワークフローを構築してセキュリティリスクを軽減できます。”
お客さまの証明書ライフサイクル管理の課題解決を支援するパートナーシップ
TLS証明書は、信頼性の確保と暗号化に不可欠です。しかし、業界では証明書の有効期間を短縮する動きが進み、2029年までに最短47日となるため、証明書のライフサイクル全体の管理はますます困難になっています。有効期間の長い証明書では機能していた手作業のプロセスでは対応しきれず、更新漏れ、サービス停止、設定ミス、コンプライアンス上の問題が発生するリスクが高まります。
ADSP Partner Programを通じて、ADSPは主要なCLMソリューションと統合し、APIまたはtraffic management shell(TMSH)ワークフローを使用して、証明書の更新とF5 BIG-IPへのデプロイを自動化します。また、オンプレミス、ハイブリッド、マルチクラウドの各環境で一貫した運用をサポートします。
お客さまのPQC対応準備を加速
たとえば、F5のお客さまである小売企業では、F5 BIG-IPの背後で重要なサービスを運用しており、以前はTLS証明書を手動で更新していました。証明書の有効期間が短くなるにつれ、更新作業の重複や変更可能な時間帯を逃すことで、証明書の期限切れによるサービス停止のリスクが高まります。これは、収益やミッションクリティカルなトラフィックにとって許容できないリスクです。
同時に、この組織は、F5 ADSPのPQC対応準備ソリューションを導入し、PQCへの移行計画に着手しました。これには、BIG-IPでサポートされる、NIST承認済みの耐量子計算機暗号の鍵カプセル化メカニズム(KEM)が含まれます。次の段階では耐量子計算機証明書に対応する予定であり、暗号アジリティを必要とするTLSポリシーの進化を継続的にサポートします。これにより、環境全体で証明書、アルゴリズム、構成を迅速かつ一貫して更新できるようになります。
API/TMSH自動化を通じて検証済みのCLMとBIG-IPの統合を実装した結果、この組織は次のようなメリットを得ました。
- 更新とデプロイの自動化:証明書はスケジュールどおりに更新され、適切なBIG-IP SSLプロファイルに自動的に適用されます。また、検証手順により設定ミスを低減します。
- 停止と監査のリスクを軽減: 手作業による引き継ぎを減らし、変更作業の一貫性を高めるとともに、コンプライアンス対応に必要なトレーサビリティを向上させます。
- PQC移行に向けた自動化: 頻繁な更新に使用するものと同じワークフローを活用して、PQC対応証明書(ハイブリッド証明書を含む)の展開、証明書の安全なローテーション、更新されたTLSポリシーの適用を行えるため、個別対応となるリスクの高い手動変更が不要になります。
その成果は、即効性と将来性の両面に表れています。現在の証明書関連の停止や運用負荷を軽減するとともに、暗号化要件の進化に応じてPQCへ移行するための実用的な基盤を構築できます。
実績ある統合を、迷わず導入
これは、ADSP Partner Programがもたらす価値の一例です。お客さまは、実績のある統合をより迅速かつ少ない試行錯誤で導入できるとともに、証明書ライフサイクル管理の自動化からPQC対応準備の強化までを実現する、再現可能な運用ワークフローを構築できます。
こちらの記事をご覧ください。F5 ADSPとF5のCLM統合パートナーについて詳しくご紹介しています。
F5 ADSP Partner Programの詳細と参加方法については、こちらをご覧ください。
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