F5 GLOSSARY

ロードバランシング

ロードバランシングとは、一般的には外部から送られてきたHPPリクエストを、複数のWebサーバーに分散させることで、特定のサーバーに負荷が集中することを回避する処理(負荷分散)を意味します。これによってサービスの可用性が向上し、DoS攻撃やDDoS攻撃にも対処しやすくなります。Webサーバーに対するロードバランシングの他にも、ファイルサーバーの負荷分散でこれが行われるケースもあります。

ロードバランシングを行う機器を、ロードバランサーと言います。ロードバランサーの種類は、ネットワークレイヤやトランスポートレイヤの上で動作するレイヤ4ロードバランサーと、アプリケーションレイヤの上で動作するレイヤ7ロードバランサーがあります。また複数のサーバーにリクエストを割り当てる手法(アルゴリズム)としては、均等にリクエストを配分するラウンドロビン、サーバーの処理能力に応じて重み付けを行う加重ラウンドロビン、接続数の少ないサーバーから優先的に割り当てる最小接続、応答速度が短いサーバーから優先的に割り当てる最小レスポンス等があります。

ロードバランシングは、データセンター内の複数のWebサーバーに対して行われるのが一般的ですが、データセンター間でロードバランシングを行うことも可能です。F5は、データセンター内でロードバランシングを行える製品として「F5 BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)」、複数のデータセンターでロードバランシングを行える製品として「F5 BIG-IP DNS」を提供しています。

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