絶えず変化する脅威環境から保護

自動化された攻撃、APIの乱立、分断された制御、そして迫り来る量子コンピューティングのリスク。脅威を取り巻く状況は変化し続けていますが、露出につながるギャップは変わりません。F5は、一貫したセキュリティ制御をデータパス上で分散適用し、あらゆる運用環境のすべてのアプリ、API、AIモデルを保護します。

パッチ適用の猶予がないとき、ランタイムが防御の要に

攻撃者の手口は産業化しています。AIによってさらに加速した自動化ツールは、パッチ適用サイクルで脆弱性を解消するよりも速く欠陥を発見し、攻撃に悪用します。また、新たなアプリ、API、統合が加わるたびに、防御すべきポイントも増えていきます。一方、多くの組織は、さまざまなツールやポリシーを継ぎ合わせてハイブリッドマルチクラウド環境を保護しており、その継ぎ目がいつの間にか攻撃対象領域となっています。

F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)は、オンプレミス、クラウド、エッジ、Kubernetes環境を含む、アプリケーションのあらゆるデータパスで、一貫したエンタープライズサイバーセキュリティポリシーを適用します。F5は、アプリケーショントラフィックの経路上で直接動作することで、脆弱なコードに到達する前にエクスプロイトをブロックします。また、チームが恒久的な修正を行う間、稼働中のアプリケーションに仮想パッチを適用し、実行場所を問わず、すべてのアプリ、API、AIモデルに単一のセキュリティポリシーを適用します。

リスク領域は、それを防御するためのツールを上回る速さで拡大しています

88%

の組織が、AIに関連するセキュリティ上または運用上の課題を少なくとも1つ経験しています1

93%

の組織がハイブリッドマルチクラウド環境で運用しています1

90%

の組織が、エージェント型AIを本番環境に導入すると新たなセキュリティ上の課題が生じると回答1

エンタープライズ向けサイバーセキュリティソリューションを見る

WebアプリとAPIの保護

すべてのアプリとAPIが侵入口になり得ます。存在を把握していないものも例外ではありません。F5は、WAF、継続的なAPIの検出と保護、ボット管理、DDoS緩和を1つの防御ラインに統合し、エアギャップ環境を含むあらゆる環境で、エクスプロイト、自動化された不正行為、ビジネスロジックの悪用を阻止します。

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WebアプリとAPIを保護するシールドのAPIアイコン

AIセキュリティ

AIの導入がガバナンスを上回るペースで進む中、シャドーAIによって機密データが可視性の及ばない場所で流通しています。F5は、プロンプトインジェクションとデータ漏えいを阻止し、攻撃者より先に脆弱性を発見するとともに、エージェントやMCPサーバーにもゼロトラストアクセスを拡張することで、実行時のAIアプリ、モデル、エージェントを保護します。導入がリスクへの露出を意味するとは限りません。

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AIセキュリティタブの盾と脳

Zero trust architecture

1つの認証情報が侵害されても、セキュリティ侵害に発展させてはなりません。F5は、攻撃者の侵入経路となることが最も多いアプリケーションとAPIにZero Trustの原則を適用します。アプリケーション単位、ユーザー単位で付与される、アイデンティティとコンテキストを考慮したアクセスにより、East-West方向の移動を封じ込め、侵害時の影響範囲を縮小します。さらに、暗号化トラフィックを完全に可視化することで、死角をなくします。

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Shield Cloudのゼロトラストアーキテクチャのタブ

Post-quantum cryptographyへの対応準備

「今収集し、後で復号する」攻撃はすでに始まっており、長期間にわたって価値を持つデータはすでにリスクにさらされています。F5は、大規模な設備刷新を必要とせずに暗号アジリティを実現します。移行期間を通じてトラフィックの完全な可視性を維持しながら、データプレーン全体でNIST標準の耐量子アルゴリズムを利用できます。

PQC対応準備ソリューションを見る

Post-quantum cryptographyへの対応準備

CISOの要件に応えるセキュリティ

1つのポリシーを、あらゆる環境に。

環境ごとに異なるツールやポリシーを使用すると、攻撃者に悪用される隙が生じます。F5は、ハイブリッドマルチクラウド全体に単一の一貫したセキュリティポリシーを適用します。

検知するだけでなく、防御するAI。

F5は、すべてのリクエストをリスク評価するAI搭載WAF、スキャンで脆弱性が見つかった時点で稼働中のアプリを保護する自動仮想パッチ、最先端のAIモデルによって継続的に強化されるプラットフォームを通じて、防御側のためにAIを活用します。

ツールを減らし、想定外も減らす。

ポイント製品が増えるたびに、統合作業と新たな死角も増えます。F5は、アプリケーションデリバリとセキュリティを統合することで、総所有コストを削減し、製品間の分断を解消します。

約束ではなく、実績で証明。

独立機関によるテストでは、F5 AI Guardrailsを搭載したF5 WAAPが総合セキュリティスコア97.09%を獲得し、F5 AI Guardrailsは20,000件の敵対的テストケースで総合スコア98.36%を達成しました。これには、プロンプトインジェクションに対する有効性99.3%も含まれます。

既存のセキュリティエコシステムとの統合

F5は、単一の製品だけでは埋められないギャップを解消するため、主要なセキュリティベンダーやテクノロジーベンダーと連携しています。データの移動先を問わない保護、脅威が拡散する前の阻止、実行時におけるモダンワークロードの保護など、お客さまが直面する最も困難な課題に協力して取り組み、組織が安心してモダナイゼーションを推進できるよう支援します。

業界の視点

銀行・金融サービス

金融データと顧客からの信頼を守る

AIによって金融詐欺の産業化が進んでいます。攻撃者は今や、合成IDを作り上げて新規口座を開設するほか、ディープフェイクや盗んだ認証情報を使って実在する口座を乗っ取っています。その際、顧客が利用するものと同じアプリやAPIを経由します。金融サービスに対するサイバー攻撃が成功すると、詐欺による損失やデータ侵害が発生し、規制上のリスク、収益への影響、ブランドの毀損がインシデント収束後も長く残ります。
F5は、AIを活用した防御でAI主導の脅威に対抗します。ハイブリッドマルチクラウド全体のAI、アプリ、APIトラフィックを分析し、正規の口座保有者に余計な負担をかけたり、利用するアプリケーションの速度を低下させたりすることなく、悪意のあるアクティビティを検知して阻止します。

公共部門

任務を継続し、侵害の拡大を阻止

ゼロトラストアーキテクチャは、政府機関におけるサイバーセキュリティの基盤となっています。各機関が意思決定とサービス提供の迅速化にAIを導入する中、AIエージェント、サービスアカウント、APIが、自律的かつマシンスピードで動作し、ミッションシステムへのアクセスに占める割合が拡大しています。
F5は、各機関が依存するミッションクリティカルなアプリケーション、API、AIシステム全体に、NIST Cybersecurity Frameworkに準拠したセキュリティを提供します。ハイブリッドマルチクラウドからエアギャップ環境まで、人間またはマシンによるすべてのリクエストにゼロトラストを適用し、ラテラルムーブメントを阻止することで、侵害の拡大を防ぎます。

医療

ePHIデータのセキュリティとコンプライアンスを確保

EpicなどのEHRプラットフォームを運用する医療機関から、医療保険会社、製薬会社に至るまで、ヘルスケア組織は重要なアプリケーションやポータルへのアクセスに依存しています。攻撃者は高度なボットやAIを活用したキャンペーンを用いて、クレデンシャルスタッフィングやアプリケーション層への攻撃を仕掛けています。ひとたび侵害されると、ePHIやPIIの漏えい、知的財産の損失、ランサムウェア被害へと発展する可能性があります。
F5は、ハードウェア、ソフトウェア、SaaS全体にわたる高度なアプリケーション/API保護により、セキュリティ上の課題に対応します。再設計を必要とせず、認証情報の不正使用を継続的に監視・ブロックし、WebおよびAPIトラフィックを保護します。

小売・Eコマース

eコマース詐欺とボットの悪用を抑止

サイバー犯罪者の手口はますます巧妙化しており、AIの力を利用して攻撃キャンペーンを迅速に武器化できるようになっています。脆弱性の悪用、ビジネスロジックの不正利用、クライアントサイドのリスク、自動化されたボット攻撃など、eコマースのWebアプリ、モバイルアプリ、APIは絶えず脅威にさらされています。
F5は、データセンターからクラウドを経てエッジに至るまで、継続的かつ一貫した統合セキュリティを提供し、あらゆる小売アプリとAPIを保護します。

リソース

よくあるご質問

脆弱性が公になってから、実際に機能するエクスプロイトが出現するまでの時間は、急速に短くなっています。攻撃者は現在、検出から攻撃手段としての実用化までをマシンスピードで自動化しています。そのため、脆弱性の開示、パッチの開発とテスト、メンテナンス時間の設定、デプロイという従来の手順では、その間ずっとアプリケーションが攻撃にさらされることになります。仮想パッチは、ランタイムレイヤーでこの空白期間を埋めます。F5は、WebアプリケーションとAPIの検出および脆弱性スキャンをF5 WAF製品に直接連携します。これにより、スキャンで悪用可能な欠陥が見つかると、稼働中のアプリケーションに保護ルールが自動的に適用されます。脆弱性自体は引き続きコードで修正しますが、それまでの間はアプリケーションが保護されるため、開発者はその時間を攻撃にさらされる期間にすることなく、正式なパッチを開発、テスト、デプロイできます。パッチ適用までの猶予が事実上ゼロである状況では、ランタイムでエクスプロイトをブロックすることは、単にあれば望ましい機能ではなく、主要な防御線となります。

AIセキュリティでは、周辺インフラだけでなく、AIシステム自体を防御する必要があります。また、ほぼすべてのAI脅威はAPIを介してモデルに到達するため、アプリケーションごとに後付けするのではなく、ランタイムの制御ポイントで保護を適用することが重要です。F5は、複数のセキュリティ領域にわたり、AIアプリ、モデル、エージェント、API、データをランタイムで保護し、ガバナンスを適用します。ランタイムのGuardrailsは入出力を検査し、プロンプトインジェクションや機密データの漏えいを阻止するとともに、やり取りがポリシーや規制に準拠するよう支援します。SecureIQLabが20,000件の敵対的ケースを用いて実施した独立テストでは、F5 AI Guardrailsは総合セキュリティスコア98.36%を達成しました。内訳は、直接的なプロンプトインジェクションに対して99.3%、機密データの漏えいに対して99.0%、過剰なエージェンシーに対して98.7%でした。Red teamingは、導入前にAIの攻撃対象領域を検査し、脆弱性がどのように悪用されたのか、またその理由を自然言語で具体的に説明します。F5 API Securityは、OWASP API Top 10を対象に継続的な検出、監視、脆弱性検出を行うほか、重要な保護機能と適用機能を提供します。ゼロトラストアクセスは、MCPサーバーおよびエージェントへの認証と認可を保護します。また、承認の有無にかかわらずAIは利用されるため、同じ制御によってシャドーAIを可視化し、PII、PHI、独自コードが漏えいする前に封じ込めることができます。

ゼロトラストはネットワークレベルで語られることが多いものの、特に重大な脅威はアプリケーションやAPIを経由するため、制御もそこに実装する必要があります。アプリケーション中心のゼロトラストでは、「決して信頼せず、常に検証し、継続的に監視する」という原則を、ネットワーク境界ではなく、すべてのアプリケーションとAPIに適用します。具体的には、アプリケーション単位かつユーザー単位で、アイデンティティとコンテキストに基づいてアクセスを許可します。さらに近年では、マシン間のAPIトラフィックや、MCPサーバーやエージェントなどのAIツールにも、アイデンティティを考慮した制御を適用します。これが重要な理由は、ラテラルムーブメントにあります。深刻な被害をもたらす侵害の多くは、最初の足掛かりで止まりません。攻撃者は、あるシステムから次のシステムへと侵入範囲を広げます。アプリケーションへのリクエスト単位でアクセスを制御することで、この動きを制限し、1件の侵害による影響範囲を縮小できます。また、こうしたアクセス制御を1つのデータプレーンに統合すれば、サイロ化したポイントソリューションをつなぎ合わせるコストと複雑さも軽減できます。こうしたつなぎ合わせは、まさに設定ミスや制御の抜けが生じやすい箇所です。

Post-quantum cryptography(PQC)とは、量子コンピューターによる攻撃に耐えられるよう設計された新世代の暗号アルゴリズムを指します。量子コンピューターは、現在データを保護している公開鍵暗号の多くを、いずれ解読できるようになると見込まれています。この脅威は、将来だけのものではありません。「今収集し、後で復号する(harvest now, decrypt later)」攻撃では、攻撃者が現在の暗号化された機密データを取得して保存し、量子コンピューティングが将来そのデータを復号できるほど成熟することを見越します。そのため、長期にわたり価値を持つデータは、すでにリスクにさらされています。F5は、大規模な一括アップグレードではなく、暗号アジリティを重視しています。F5は、アーキテクチャを抜本的に変更することなく、データプレーン全体でML-KEMなどのNIST標準アルゴリズムを利用できるようにします。ML-KEMと実績のある楕円曲線暗号を組み合わせたハイブリッド暗号を導入することで、組織は「今収集し、後で復号する」リスクの軽減に直ちに着手できます。また、移行中もBIG-IP SSL Orchestratorによってトラフィック全体の可視性が維持されます。

最適な製品を個別に選びたいと考えるのは自然ですが、そこには見えにくいコストが伴います。ポイント製品が増えるたびに、運用するコンソール、維持する統合、必要なツールに届かない可能性のあるテレメトリストリームも増えます。防御機能間でデータが共有されなければ、可視性が分断され、セキュリティ態勢の把握が難しくなり、製品間の隙間が攻撃対象領域となります。まさに、連携した多段階攻撃が悪用するポイントです。F5 Application Delivery and Security Platformに統合することで、アプリケーションデリバリとセキュリティを一体化し、ハイブリッドマルチクラウド、オンプレミス、クラウド、エッジ、コンテナ化された環境全体に一貫したポリシーを適用できます。これにより、可視性の一元化、総所有コストの削減、死角の減少に加え、エアギャップ環境やソブリン環境を含め、ワークロードが稼働するあらゆる場所で保護を適用できるという相乗的なメリットが得られます。目指すべきは、図にあるすべての製品を所有することではなく、製品間に生じる隙間をなくすことです。