先日、モバイル注文した商品を受け取るためにお気に入りのコーヒーショップへ歩いていたところ、鮮やかな黄色のスクールバスが目に入り、地域の学校で新学年が始まる時期だと気づきました。夏の終わりを迎え、新学期に向けた買い物が最盛期を迎えています。買い物にデジタルチャネルを利用する人は、これまで以上に増え続けていることが明らかです。支出が増えるなか、サイバー犯罪者はオンライン活動の急増につけ込み、警戒していない顧客を狙い、小売業者を悪用しようと機会をうかがっています。2023年について、Fast Companyは、新学期関連の支出が過去最高の410億ドルに達すると予測しています。これを受け、Better Business Bureauは消費者に対し、新学期シーズンに関連する脅威が急増していると警告しています。
華やかに見える独創的なマーケティングの裏には、新学期商戦を狙った詐欺が潜んでおり、eコマースWebサイトだけでなく、インターネット経由でアクセス可能な決済ゲートウェイ、端末、POSシステムのエンドポイントのセキュリティも脅かしています。こうした悪質な脅威に正面から対処し、お客さまを保護するには、堅牢なWebアプリケーションおよびAPI保護(WAAP)が不可欠です。チェックアウト、ギフトカードの利用, 店舗内の決済ゲートウェイ、カスタマーサービスポータルなどを保護するため、セキュリティチームは攻撃者の数歩先を行こうと、各エンドポイントへの監視を強化しています。
新学期シーズンを狙う脅威の危険性
サイバー犯罪者は機会を捉え、警戒していない顧客を狙った詐欺を次々と仕掛けます。中でも特に悪質なのが、APIやクライアントサイドの脆弱性を悪用するボット攻撃と、アカウント乗っ取りや不正行為につながる認証侵害です。こうした脅威は、オンライン小売業者がWebアプリケーションとAPIを保護し、防御を強化することの緊急性を浮き彫りにしています。脅威への対策は、家族を守ると同時に、小売業者がブランドの評判を維持し、コンプライアンスリスクを軽減するうえで役立ちます。
アカウント乗っ取り:サイバー犯罪者は、活発な動きに乗じてユーザーアカウントを乗っ取り、機密データを侵害して甚大な被害をもたらします。不正アクセスを阻止し、顧客の認証情報を保護するには、効果的な防御戦略が不可欠です。
ボット攻撃:悪意のあるボットがeコマースサイトに侵入し、データスクレイピングや取引詐欺などの不正行為を実行します。新学期シーズンにはオンライントラフィックが急増してこのリスクが高まるため、堅牢なボット対策とリスク軽減策が必要です。
APIの脆弱性:サイバー犯罪者はAPIの脆弱性を狙い、トランザクションの不正操作、ビジネスロジックの悪用、機密データへのアクセスを試みます。安全でシームレスなeコマース運用を実現するには、すべてのAPIエンドポイントを検出して保護することが極めて重要です。
クライアントサイドのエクスプロイト:新学期に向けて買い物をする消費者は、Magecartやフォームジャッキングなどのクライアントサイド攻撃の被害を受ける可能性があります。こうした攻撃では、サイバー犯罪者が決済フォームを侵害し、機密情報を窃取します。このような侵害を防ぐには、クライアントサイドの防御メカニズムを強化することが不可欠です。
認証侵害:詐欺師は脆弱な認証プロセスを悪用し、ユーザーアカウントに不正アクセスします。ユーザーアカウントに多要素認証(MFA)を追加するだけでは、もはや十分ではありません。ソリューションでは、MFA爆撃、生体認証のなりすまし、SIMスワッピングを考慮する必要があります。個人情報の窃取を防ぎ、ユーザーのプライバシーを保護するには、機械学習と人工知能を活用して認証インテリジェンスを強化することが不可欠です。
顧客保護の盾を強化
小売業者とその顧客にとって最大の脅威の1つが、購入手続き、返品、ロイヤルティプログラムの管理などを目的としたアカウント乗っ取りです。アカウント乗っ取りは、コンプライアンス違反、金銭的損失、データ漏えい、顧客離れなど、組織に深刻な結果をもたらす可能性があります。F5 Distributed Cloud Authentication Intelligenceは、ログインを効率化し、再訪ユーザーを迅速に認識すると同時に、認証侵害を抑制します。F5 Distributed Cloud Bot Defenseは、悪意のあるボットを検知して無力化し、データ侵害や不正行為からサイトを保護します。また、このソリューションはAPIセキュリティを強化し、安全な取引を可能にするとともに、不正アクセスやデータ侵害を防止します。さらに、Client-Side Defenseにより、F5はクライアントサイド攻撃から顧客を保護し、決済情報や機密データのセキュリティを確保すると同時に、今後適用されるPCI DSS v4.0要件への対応に備えます。
消費者の半数近くがeコマースサイトで買い物をする一方、多くの人はブランドのモバイルアプリを利用しています。小売業者は、データ侵害、悪意のあるボット、モバイルアプリの不正利用からモバイルアプリを保護することにも注力する必要があります。F5 Distributed Cloud WAAPにより、eコマースサイトとモバイルアプリを、悪意のあるボットやアカウント乗っ取りにつながるクライアントサイド攻撃など、さまざまな脅威から保護できます。
保護の準備はできていますか?
小売業者は、顧客の安全と資産を脅かす脅威を見抜き、無力化する必要があります。フィッシングやボットによる不正取引など、新学期シーズンを狙った詐欺からデジタル環境を守るには、強力な対策が欠かせません。堅牢な防御を導入することで、Eコマースサイトはこうした見えにくい危険に正面から対処できるようになります。組織は、「クリックして有効化し、どこでも実行」できるポリシーにより、グローバルで一貫した保護と適用を実現できます。高度な脅威検知、強化されたボット対策、一元化されたセキュリティ管理を活用することで、F5は小売業者が毎年の新学期商戦に安心して臨み、大切な顧客の安全と信頼を守れるよう支援します。今すぐ無料のエンタープライズトライアルをお申し込みいただき、F5 Distributed Cloud Servicesをお試しください。
著者について

Hunter Smitは、F5でソリューションおよび戦略担当のプロダクトマーケティングシニアマネージャーを務めています。AIインフラストラクチャやアプリケーションセキュリティを含むF5ポートフォリオ全体のソリューションマーケティングを統括し、新興のAIデータデリバリー市場へのF5の参入を推進しています。Whitworth University School of Businessの諮問委員会メンバーであり、プロダクトマーケティングの非常勤講師も務めました。Whitworth UniversityでMBAおよび経営学の学士号を取得しています。
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