エンタープライズAIセキュリティ:Forresterの最新レポートから得られる重要な知見

F5 ADSP | 2025年6月18日

AIセキュリティポスチャ管理が今、最優先課題である理由

Forresterの最新調査「AI検出領域の主要トレンド」によると、組織はAIシステムの管理とセキュリティ確保の方法を早急に見直す必要があります。従来のセキュリティ対策は、動的かつエージェント主導のAIを想定して設計されたものではありません。そのため、AI Security Posture Management(ASPM)が重要な機能として急速に注目されています。

Forresterのレポートでは、脅威の状況をAIインフラストラクチャ、データ、モデル、アプリケーション、アイデンティティという5つの主要な攻撃経路に分けて分析し、リスクを軽減するためのプロアクティブかつリアルタイムな戦略の必要性を訴えています。

進化するAIリスク環境に関するForresterの見解

このレポートでは、AIモデルのドリフト、プロンプトインジェクション、データ漏えい、APIの設定ミスによって、企業がさらされるリスクが増大しており、その多くは手遅れになるまで検知されないことが明らかにされています。特に、AIエージェントが自律的にビジネス上の意思決定を行い始めるなか、これらは今まさに起きている問題です。

シャドーAPIや通知されないモデル更新から、データポイズニングや出力のハルシネーションに至るまで、Forresterは、階層化され、状況に応じて調整可能な制御の必要性を強調しています。

AIセキュリティポスチャ管理とは

AIセキュリティポスチャ管理とは、AIシステムを継続的に監視、評価、保護することです。AIシステムがランタイムまたは推論時、つまりトレーニング済みモデルが学習内容を適用して独自の出力をリアルタイムで生成する段階で稼働している場合、ASPMは不可欠であり、以下を含む堅牢なアプローチが必要です。

  • インフラストラクチャセキュリティ(クラウドの設定ミス、過剰な権限)
  • トレーニングデータとランタイムデータの保護(DLP、PII制御)
  • モデルの監視とレッドチームテスト(プロンプトインジェクション、敵対的テスト)
  • アプリケーションレベルの防御(サプライチェーンの脆弱性、不正利用)
  • アイデンティティガバナンス(ユーザー、アプリケーション、エージェント向けのロールベースアクセス制御)

Forresterのフレームワークは、AIのセキュリティ確保が単一の制御ではなく、継続的なライフサイクルであることを裏付けています。

AIセキュリティ態勢戦略にランタイム保護が不可欠な理由

AIランタイムでは、モデルが実際のデータやユーザー、リスクに直面します。トレーニング時またはデプロイ時にしかAIを保護していない場合、企業はリスクにさらされたままです。そのため、ランタイムレイヤーの保護がASPMの基盤となります。

F5は、このアプローチを以前から提唱してきました。その理由は、組織内のさまざまなユースケースでAIの利用が大幅に増加しているのを確認しているためです。その背景には、モデルのトレーニングに伴うコストや、アプリケーション段階でAIを活用しやすいことなど、さまざまな要因があります。

F5が企業のAIセキュリティ態勢強化を支援する方法

F5は、Forresterのレポートで特定された中核的なニーズに直接対応する、AI Security Posture Management専用に設計されたプラットフォームを提供します。

  • Security Scoring Framework:本番稼働前に、個々のモデルのセキュリティとAIシステム全体のレジリエンスの両方を評価する独自のスコアリングシステム
  • F5 AI Red Team:攻撃者に先んじて脆弱性を発見する、AIエージェントによる敵対的テスト
  • F5 AI Guardrails:パフォーマンスを損なうことなく、プロンプトインジェクション、ジェイルブレイク、データ流出をブロックする、リアルタイムでカスタマイズ可能なセキュリティスキャナー
  • オブザーバビリティ:すべてのモデル、アプリ、エージェントを対象とした、ロールベースの可視化、リスク監視、コンプライアンスレポート

これらのツールを組み合わせることで、モデルの選定から本番環境での稼働まで、AIライフサイクル全体にわたる継続的なフィードバックループを構築できます。

AIセキュリティポスチャ管理は導入前から始まる

Forresterのレポートから明らかなことが1つあります。AIリスクはすでにビジネスに影響を及ぼしています。コパイロット、RAGパイプライン、AIエージェントのいずれを導入する場合でも、AI Security Posture Managementに今すぐ取り組む必要があります。

F5は、プロアクティブなレッドチーミング、リアルタイムの防御、ライフサイクル全体の監視を通じて、まさにそれを実現し、安全なイノベーションを可能にします。

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著者について

Jessica Brennan
Jessica BrennanAIセキュリティ担当シニアプロダクトマーケティングマネージャー | F5

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