企業がAIを導入する中で、従来のセキュリティツールでは対応が想定されていなかった新たな攻撃対象領域、予測不能な出力、コンプライアンスリスクに直面しています。F5とGoogle Cloudは、イノベーションを妨げることなく、組織がこうしたギャップを解消できるよう連携しています。
これを実現するのが、F5 AI Guardrailsです。これは、F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)に不可欠な要素です。このソリューションにより、Google Cloudを利用する企業は、新たなAIリスクに対処するために必要なトラフィックの可視化、ポリシーの適用、脅威からの保護を実現できます。
“F5 AI Guardrailsは、カスタマイズ可能な制御機能により、すべてのモデル、アプリケーション、エージェントに一貫したセキュリティとガバナンスを適用し、Google Cloud上のAIを最先端の脅威対策で保護します。”
AIがもたらす新たな課題を解決
AIシステムが、多くの場合グローバル規模で企業の業務に深く組み込まれるようになる中、セキュリティチームとアプリケーションチームは、リスクの全体像をより包括的に捉えて対処する必要があります。AIの導入と開発に伴って生じる新たな脅威や脆弱性には、次のようなものがあります。
- データ漏えい:カスタマイズされた機能を実現するには、企業は重要なビジネスデータを使用して独自モデルをトレーニングまたはファインチューニングする必要があります。プロンプトインジェクションやジェイルブレイク攻撃などの手法により、攻撃者は機密情報を抽出できるため、こうしたリスクをリアルタイムで軽減する新たなセキュリティ対策が求められます。
- マルチモデルの導入:現在のエンタープライズAIは通常、相互接続されたモデルとエージェントで構成されています。個別のプラットフォーム間でセキュリティポリシーを管理すると、不整合や脆弱性、運用効率の低下が生じます。
- 規制遵守:AIの導入にあたっては、一般データ保護規則(GDPR)、HIPAA、EU AI Act、各国固有のプライバシー法など、変化し続ける規制に対応する必要があります。多くの場合、事業を展開する国、地域、業界に応じて、ワークフローや出力を調整する必要があります。
- 問題のある出力:組織は、偏りのある、不正確な、未承認の、または安全でないモデル出力を防止するための制御を実装する必要があります。
こうしたリスクがあるため、AIに関するポリシー、制御、適用メカニズムは、あらゆる企業のセキュリティ戦略に不可欠です。F5とGoogle Cloudは、組織固有の要件とリスクプロファイルに適合するAIセーフガードを迅速に導入するために必要な機能を提供します。
Google Cloud上のAI Guardrailsの仕組み
AI Guardrailsは、企業チームがAIモデル、アプリ、エージェント向けに、俊敏な脅威管理、データセキュリティ、ガバナンスを定義して導入できるよう支援します。組織はこのソリューションを活用し、堅牢な標準搭載の保護機能とカスタマイズ可能な制御機能の両方を利用して、ニーズの変化に応じて防御を適応させることで、すべてのモデル、アプリケーション、マルチクラウド環境にわたって進化するリスクに先手を打つことができます。
Google CloudでAI Guardrailsを使用すると、組織は次のことが可能になります。
- 直感的に操作できる自然言語インターフェースを通じて、セキュリティとコンテンツモデレーションのカスタムポリシーを作成できます。
- モデルに依存しないアーキテクチャにより、プロバイダーや提供元を問わず、すべてのモデルで一貫したポリシー適用を実現します。
- 結果分析を使用して、プロンプトや出力がブロックまたは許可された理由を簡潔に把握できます。
- 規制要件に特化した制御に加え、権限のない者による法律、医療、金融に関する助言を対象としたコンテンツモデレーションを導入します。
AI Guardrailsは、業界をリードするAI脆弱性データベースとエージェント型AIの脅威研究に支えられており、Google Cloud上の取り組みが、巧妙化する最新の脅威に先手を打って対応できるよう支援します。F5のAI脅威研究専門チームは、Comprehensive AI Security Index(CASI)とAgentic Resistance Score(ARS)のリーダーボードを通じて、広く利用されている各モデル固有のリスクプロファイルに関する重要な知見を提供します。
AIエージェントも、エンタープライズAIのイノベーションにおいて重要性が高く、急速に成長している分野です。AI GuardrailsはGoogle Cloud Agent Gatewayと統合し、一元的な制御ポイントを導入します。各エージェントに制御機能を組み込む代わりに、単一のレイヤーでインタラクションを管理し、すべてのエージェントに一貫してポリシーを適用できるようになります。
F5でGoogle Cloud上のAIイニシアチブを保護
AIの導入が成熟するにつれ、組織には、堅牢な保護を提供するとともに、ニーズの変化に応じてチームがセキュリティを調整できるランタイムセキュリティソリューションが必要になります。F5 AI Guardrailsは、カスタマイズ可能な制御機能により、すべてのモデル、アプリケーション、エージェントに一貫したセキュリティとガバナンスを適用し、Google Cloud上のAIを最先端の脅威対策で保護します。
Google Cloud上でGemini、サードパーティ製モデル、カスタムAIワークロードのいずれを実行する場合でも、F5は、大規模環境でAIの取り組みを保護できる本番環境対応のガバナンスおよびセキュリティアーキテクチャの構築を支援します。
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